阿刀田高のレビュー一覧

  • イソップを知っていますか

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    少し前にその日読んで帰宅する予定の本を会社に忘れ、本屋に寄ったら発売されていたので購入。このシリーズも随分出ましたね。

    イソップさんがBC5世紀だか6世紀の人だったとは知りませんでした。中世ぐらいの人かと思っていた。有名な寓話は知ってる、知ってると言う感じですがマイナーなお話はこんな話もあったんだ…という感じで多分またすぐ忘れてしまうのだろうな、と思います。それにしても面と向かって批判が出来なかったから狼だの狐だのになぞらえたのでしょうか。個人的に狐はいつもずるがしこい性格で描かれているがパンダだって結構獰猛な目をしている、というような一文にそうだよなあと強くうなづいてしまいました。面白かっ

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    2012年07月24日
  • 日本語えとせとら

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    ゆたかで、ユニーク、おもしろい日本語について「ことばは深い(17)」「ことばと遊ぶ(15)」「ことばの道草(19)」「ことばの知恵(8)」の4つのカテゴリーで59の項目に渡り日本語について綴られている。

    日本語について、すこし不思議なことから、用語の解説から、小説に登場するものから、多岐に渡り日本語を楽しめる。そして勉強になることがたくさん。

    巻末には「小説家の眼」として、新人諸氏(おそらく小説家を志す新人)にむけて『テーマ、モチーフ、そして花』というタイトルで松本清張の小説「黒地の絵」を題材として、小説の解説を行われている。
    これも勉強になった。

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    内容

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    2012年06月29日
  • 新トロイア物語

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    「トロイの木馬」の逸話で有名なギリシア神話に出てくる城塞都市・トロイア(英語名:トロイ)に生まれた一人の少年が父親と共に神託を授かるところから物語は始まります。
    神話を舞台にした物語なので、ギリシア神話で有名なゼウスやアポロン、アフロディーテなど神々の名前が随所に出てきます。
    歴史小説、というよりは、古代から伝わる叙事詩環を元に、日本人に合うように作られた時代小説です。著者が自分で「あとがき」で言明してます(^^ゞ

    著書の主人公はアイネイアス。
    女神アフロディーテの御子と言われ、トロイア戦争を生き延びた数少ない武将の一人で、トロイア脱出後、数年の流浪の旅の末にイタリア半島に流れ着き、後のロー

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    2012年06月12日
  • 遠い迷宮 阿刀田高傑作短編集 ミステリー

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    阿刀田高の物語は、日常にひそむリアルな背景が存在するので、どの話も本当にありそうな感じがして、ゾワッとします。
    「来訪者」という話が、特に人間の恐ろしさ・おぞましさが感じられました。
    短編で、どの話も読み応えがあります。

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    2012年05月27日
  • コーヒー党奇談

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    初めて読んだ阿刀田高の短編集。思い入れがある。
    この一冊を読んで阿刀田高を好きになった。
    とてもいい出会い。
    どの話も素敵。

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    2012年05月13日
  • 仮面の女

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    実にブラックな作品たち。
    男女のそれを書かせたら強烈ですね。
    ただし、万人向けではありませんが…

    特に爽快に感じたのは
    火遊びが過ぎたものたちに
    強烈な鉄槌が見舞われる「その遺産を捜せ」です。
    まあ、相応の罰ですね。
    くれぐれも愚かなまねは考えぬよう。

    その他にも強烈な作品があります。
    癖はありますが、
    一度読んだらやめられなくなります。

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    2012年04月30日
  • 冷蔵庫より愛をこめて

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    ものすごくブラックな作品たち。
    時には結末部分を読んで
    思いっきり背筋が寒いことに気付く作品も…

    面白かったのは
    ほんのちょっとの火遊びが大やけどになってしまった
    「夜の真珠貝」かな。
    よくよく文章を読んでいきますと…
    「あーあ」な展開がそこに待ち受けております。

    …肝心の表題作は…
    まさに「狂気」
    歪んだ愛はついに凶行に及びます。
    狂気って恐ろしいもの。

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    2012年03月25日
  • 夢判断

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    気の効いたショート。ユーモア、エロス、都市怪談といった大人のスパイス入り。
    実は『干魚と漏電』を小学校3年の時に担任の先生から口述で聞き、実に16年後に始めて本物を読んだのだが、ほぼ丸切り記憶と合っていた。プロットがシンプルかつ鮮明だという証拠だろう。
    大体オチが見えるか、全く謎なオチになるのが難点だが、『蜜の匂い』『ベター・ハーフ』『殺意』『干魚と漏電』は特に楽しめた。

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    2012年03月17日
  • やさしいダンテ<神曲>

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    ダンテの「神曲」は名前を聞いたことはあるが、内容については良く分からないという人が、ざっくりと神曲を理解するために読むといい。キリスト教を信仰しないと、地獄に落ちてしまうから、気をつけましょうという啓蒙となっている。「ふしぎなキリスト教」を読んだ後で、背景となるキリスト教の知識がある程度あったので、比較的スムーズに読み進めることができた。

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    2012年01月01日
  • 奇妙におかしい話 わくわく編

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    投稿作品から選ばれた短編集。わくわく編ということらしいが無印との違いがよくわからない。
    新聞の投書欄を読むのが好きな人にはたまらないですよね。微笑ましい話切ない話、思わず吹いちゃう話とバラエティ豊か(`・ω・´)スーパーのレジ待ちの話やら笑い袋のお爺ちゃんの話がツボにハマった。いろんな人の人生が垣間見えて面白かった。

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    2011年12月15日
  • 仮面の女

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    ネタバレ

    表題作の「仮面の女」をはじめ、一貫して一筋縄ではいかない女性が描かれた阿刀田高らしい一冊。
    全編にわたりブラックで、結末を見たときニヤリとさせられるものが多いですね。
    後半3篇が特にインパクトも面白さもあったと思います。

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    2011年11月10日
  • 日本語を書く作法・読む作法

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    短いエッセイ集。とくに「読む作法」に書かれていることが、予想外に面白かった。
    どのエッセイも、知識と経験豊富な先人の教えが詰まっていた。
    『一時間で読める芥川龍之介』『柳の下の泥鰌』『セレンディピティって、なーに?』

    MVP:なし

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    2011年10月19日
  • やさしいダンテ<神曲>

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    21世紀の日本人にはつらい?
    レビュータイトルの言葉は、この本の一番最後に出てくる。正確には、
    -21世紀の日本人にはつらいな-
    著者の素直な感想だと思う。さすがの阿刀田さんも、旧約聖書やギリシャ神話について書いた本のように、換骨奪胎して、関連する映画や演劇、現代文学などをからめて書くのは難しかったようだ。
    ただ、この「神曲」が書かれた意義をわかりやすく簡潔に表現してくれていて、十分読んだ甲斐はあったと思う。


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    2015年04月17日
  • 短編小説のレシピ

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    短編小説に苦手意識を持っていたので読んでみた。文豪の作品を引用しながら進行することで、まるで学校の国語の授業のように感じた。この作品を読んだことで短編小説だけでなく長編小説も楽しめそうだ。

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    2011年09月03日
  • 新装版 ブラック・ジョーク大全

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    500編のブラックジョークがこれでもかと散りばめられた一作。2行で終わっちゃうものもあります。思わずニヤリとしてしまうものが多いですが、かなり黒いのもあるので(死・葬式ネタなど)耐性が無い人は注意です。

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    2011年08月31日
  • 獅子王アレクサンドロス

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    今まで何度も途中で挫折した本とは思えないほど面白かった。何故王はペルシャを倒すと言う最初の目的を完遂したにもかかわらず、東への征服を終了させなかったのか?著者は征服欲というより王の好奇心、未知なる物を見てみたいという冒険心だったのではと。自分は神であると豪語しながらもこの世界を支配する真実を知りたい。神に巡り会いたいと言う強い気持ちが東はインド、南はエジプトまで彼を突き動かしていく。哲学者アリストテレスを師と仰ぎ、エジプトプトレマイオス王朝の始祖を朋友として持つ。実にダイナミック。久しぶりの歴史小説。満足。

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    2011年08月19日
  • 短編小説を読もう

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    「短編小説と心中してもいい」と言ったほど、短編小説を愛してやまない著者の短編小説案内。芥川龍之介や志賀直哉、太宰治、松本清張、外国文学などの著者が気に入っている短編小説を挙げ、そのおもしろさを紹介している。僕は、文章の合間合間に入る、―~なんだよなぁ―とか、―うん、おもしろい―といった、阿刀田さんご本人の「思い」が入る部分が好き。それが意外と読者の思いでもあったりするから「うんうん、そうなんだよね」と首肯して読み進められる。ジュニア新書というくらいだから、年少の読者、またはこれから短編小説を読み始めようと思っている方々に、オススメします。

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    2011年07月30日
  • 私のギリシャ神話

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    “ギリシャを知ることは欧米に通ずる”ということで読んでみた。聞いたことあるような神々が出てきておもしろい。あと神の姿や世界は想像出来ないのでカラーの挿絵がついているのでありがたい。ほとんど理解できていないけど、なんとなく神々の喧嘩というのはギリシャ神話の神々と「古事記」に出てくる八百万の神々とあまり大差ないなと~感じた。巻末に系図もついておりカオス ー ガイアと続き、あ~聞いたことあると眺めているだけで楽しい。今後は色々な外国文学を読み進めていく上で副読本として重宝しそう。

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    2011年06月16日
  • 遠い迷宮 阿刀田高傑作短編集 ミステリー

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    ネタバレ

    阿刀田高の短編の中でミステリー要素の強い作品を集めた短編集。
    ミステリーで集めたというだけあり現実味の強いオチが多い気がした。
    日常的な話が最後の数行で一気に落ちるのは読んでいてやはり快感。

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    2015年09月12日
  • 楽しい古事記

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    阿刀田高氏著。2003年。古事記を簡単に解説してくれる本。内容は知らないが、ちょっとかいつまんで読んでみたいという人にお勧め。巻末には天皇の一覧が掲載されているので、一応歴史の教科書のような体裁も保っている。というものの、古事記は歴史書ではなく多分にフィクションの要素を含んだ書物である。天皇が多くの女性と関係を持ったり、現在では考えられないほど残虐な殺戮を行っている等、事実としてとらえるのは若干難しい。したがって、小説的な部分を踏まえた上で過去を理解することが必要である。

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    2011年05月10日