阿刀田高のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『古事記』の現代語訳を読もうとして挫折し、
それならと薦められたのがこの本で、
古事記の世界やストーリーが親しみやすく書かれていて
確かに入門書としては最適。
『古事記』で頻出する人名は主要人物を除いて端折られているし
(神様の名前をいちいち掲げるのはややこしいので省略、といった具合である)
一人ひとりの神様が人間臭くイキイキと描かれているので
字面を追うだけになりがちな『古事記』とは違って
頭のなかで場面を想像しやすくなっている。
また、作者自身の古事記の舞台訪問記といった紀行文も
章ごとに挟み込まれていて、古代と現代との時間的空白を
つなぐ役目を果たしてる。
しかも、これがけっこう面白 -
Posted by ブクログ
この作品は、所謂ハウツー本ではありません。
れっきとしたエッセイ集なんです。
日本語は英語や中国語等に比べて、音の数が少ないと言われています。だから同音異義語が生まれやすい。そこに日本語の言葉遊び等の楽しみがあるように思います。
更に漢字とひらがな・カタカナを組み合わせることで、無限の奥ゆかしさを感じる事が出来る点で面白い。
夏目漱石に代表する言葉遊びや当て字も面白い。夏目先生のお蔭もあってか、現代の日本語の派生が広がったと言っても過言でない。
なんと素晴らしい言語なんだろう。「話すのも読むのも面白い!」
ただ、悪い日本語は、熟語の連発ではなかろうかと思っています。
先日ある方 -
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阿刀田高による短編小説の案内本、解説本。高校や中学の国語の教科書に掲載されている(いた?)こともあるようです。
著者の阿刀田高は1935年、東京生まれ。早稲田大学文学部仏文科を卒業。現在は直木賞、集英社小説すばる新人賞の選考委員もしており、先日の直木賞発表でも新聞にコメントが載ってました。
本書で出てくる短編小説は以下の10冊。
向田邦子<鮒>
芥川龍之介<トロッコ><さまよえる猶太人>
松本清張<黒字の絵>
中島敦<文字禍><狐憑>
新田次郎<寒戸の婆>
志賀直哉<赤西蠣太>
R・ダール<天国への登り道>
E・A・ポー<メエルシュトレエムの底へ>
夏目漱石<夢十夜>
阿刀田高<隣の女> -
Posted by ブクログ
ネタバレ「正直なライター」のような、奇妙なカタルシスを感じる作品を読めただけでも大きな収穫である。
城昌幸氏のショート・ショートよりも(時代の要因が大きいであろうが)読みやすかった。が、物足りない気も同時にした。難解な言い回しが深みを生み出す、とは言わないし、思わない。であっても、やや薄っぺらさを感じてしまった。その「軽妙さ」が、あるいは持ち味なのかもしれない。
言えば、作者あとがきにある理由(商業的需要ありき)も関係しているのかも。
目次(覚書)
白い犬
金色の月
赤い酒
青いハイヒール
緑色の目
銀色の二人
黒い穴
黄色い灯
茶色の音
桃色の飛行機
空色のセーター
灰色の雪
糸の男
夏の -
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イソップ物語は、多少知っている。
でも、イソップのことは全然知らなかった。
なんとなく、漠然とグリムより前かなぁ、と思っていたけど、
まさかBC6世紀ごろの人だったなんて!
ソクラテスよりも前だなんて!
日本はその頃、縄文時代ですよ・・・(^^;)
そして、イソップ物語が日本に入ってきたのも、明治以降かと思っていたら、
なんと、安土桃山時代だったなんて~~~!
この本では、イソップの紹介と、イソップ物語が日本で本になった「イソホのハブラス」(安土桃山時代)と「伊曾保物語」(江戸時代か?)から、いろいろな話を紹介している。
知っている話も、知らない話もたくさんあるけど、やっぱり全く知らなかった