阿刀田高のレビュー一覧
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名画のモチーフには
ギリシャ神話も多いため
ギリシャ神話に関する本を読み
イリアスやオデュッセイアの
面白さに夢中になったこともありました。
でも、
登場人物の名前は難しいし、
神様がたくさん出てくる上に
人間(神様?)関係が複雑。
いろいろ忘れてしまったので
また読み返したいなと思っていました。...続きを読むPosted by ブクログ -
阿刀田高の小倉百人一首歌評エッセイ。エッセイなので阿刀田高氏の小倉百人一首に関する体験や記憶がつらつらと。それがうまく歌評とリンクしてるのだから読んでいて楽しい。男女?のやりとりも載り、リズム感も良い。薄かろうが厚かろうが本を読むのは苦手だが、百人一首への親しみや阿刀田高氏への親しみも手伝ってさっく...続きを読むPosted by ブクログ
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コーランの。イスラム教の入門書としてこれ以上の本は無いと思う。
西洋のキリスト教世界的な感じ方に汚染されてしまっている現代の日本人として、一方的な見方でしかイスラム教を見て来ていなかった。
信じるものか違えば世界の見え方も変わって来るのだ、という当たり前のことが分かっていなかったことを痛切に感じた...続きを読むPosted by ブクログ -
語り口が見事だ。このように語られると、とても読みやすい。ただ述べるのではなく、先を読みたくさせる誘導がうまい。また、多岐に渡る素材を上手に配置して、これまた読みやすい。無闇に専門的ではなくて、しかもかなり詳しく核心をついて述べられている。
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小倉百人一首を才女たちが詠んだ歌、春から夏の歌などテーマごとに解説している。
と聞くと難しそうだが、エッセイのような語り口で読みやすい。
百人一首の歌は1000年前に詠まれたものだし古文だし難しそうなイメージがあるけど、古文のままでもすっと理解できる歌が結構あって驚いた。Posted by ブクログ -
某コピペの元ネタと思われる作品が収録されています。
全体的に読み手にとって飽きのこない内容で、読者を惹きつける要素が随所に散りばめられています。 -
今年読みたい本のブックリストに登録した本書。
言ってしまえば、ギリシア神話の中でも読み応えがあって面白い話ばかりが集められている。
小説家 阿刀田氏のユーモアに溢れた脚色や考察も入ってはいるけど、入門書としては最高に面白いと書評にあっただけにビンゴだった。
ほぼ全ての自然現象は科学的に説明がつくの...続きを読むPosted by ブクログ -
コーランやイスラムについて学んでみたいと思いひさびさに阿刀田高氏による「知っていますか」シリーズ。概要がわかったとはとても言えないけどコーラン全体の雰囲気を感じるには良い一冊なのでは。特にムハンマドの生涯もあわせて解説してくれている点が良い。歴史におけるイスラム国家の急激な広まりとその強さについて考...続きを読むPosted by ブクログ
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旧約聖書をとてもわかりやすく、ダイジェストとして綴っている。
本人は聖書を専門に学び、また、信仰している訳ではないが、文学者として、またギリシャ神話などフランス文学を学ぶものとして、知識があり、10年かけてこの本を執筆されている。
異教徒的な発言、内容が節々にあり、それが日本人である我々にとって非...続きを読むPosted by ブクログ -
新約聖書が家にあったため、教養になるかと思い頑張って読み終えた。
キリスト教の信仰について、つらつら書いてあり、よく分かりづらかった。
そのため解説書でも読もうと思い手に取った一冊。
信仰を持たないことを前提に新約聖書を解説したこの本は、日本人としてすごく読みすいものでした。
同じ名前の人がたくさ...続きを読むPosted by ブクログ -
阿刀田さんの「〇〇を知っていますか」シリーズは、数年前にハマってすべて手に取りました。が、当時このコーランだけは途中でやめてしまいました…
イスラム教に馴染みがなさすぎたし、コーランの内容も旧約新約聖書と違って読み物としてはあまり面白くない(ストーリー性が薄いから)と感じてしまったのが理由です。
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永遠のベストセラー「新約聖書」を著者の考察も添えながらわかりやすく解説している
新約聖書はイエスの生涯を表す部分が終わると、新しい部分に入り
イエスの亡き後、直弟子やその他の弟子たちがイエスの教えをどう伝えたからキリスト教がどう成立して、そこにどんな困難があったか、どんな励ましがあったかが語られる...続きを読むPosted by ブクログ -
誕生日と命日は同じ4月23日。
欧米の大衆娯楽演劇の原点、ハリウッドで最も売れている脚本家、世界で一番有名な作家。
その名もシェイクスピアである。
本書では、彼の生涯と30を超える彼の戯曲の中から11を選んで紹介している
名前は聞いたことあるけど読んだことは…。そんな人にも楽しんでもらえるよう、...続きを読むPosted by ブクログ -
あらゆる意味での西欧の原点「旧約聖書」の世界を、枝葉末節は切り捨てエッセンスのみを抽出して解説している
今まで離れ小島のようになってた知識がつながった…!
聖書ってこんなに面白かったんだ
信仰をもたない著者が解説しているので、フラットな立場で読めて良かった
もちろん信仰をもつ方が書かれた本を読む...続きを読むPosted by ブクログ -
何となく西洋の古典に憧れを抱きつつ、チャレンジすることもなかった「イリアス」「オデュッセイア」。
ギリシャ神話にも何となく憧れを抱きつつ、こちらもいくつかの神々の名前を知っているぐらい。
こんな状態で原典にあたったら、絶対当たって砕けて終わるところを、阿刀田さんの語りにかかると、旅行ガイドに連れて行...続きを読むPosted by ブクログ -
常軌を逸した東方遠征。ギリシア人の夢であった、世界の果て(ペルシャ)
まで到達したアレキサンドロス3世は、多分自分の「世界の王になる」を実現するのと、「世界を見る」好奇心があったんだろうなぁ〜
後継者のことは、あんまり考えずに死んじゃった。
勝負の天才であり、仲間に恵まれた遠征だったが、
狂気が潜...続きを読むPosted by ブクログ