阿刀田高のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
小説を書いてみたい、とそう思ったことが無いと言えば嘘になる。自分の表現を試したい、共有したい、感受させたい。そういった野心は持ち合わせている。
しかし、そうなのだ。何から手をつけていいのか、わからない。何を書きたいのか、わからない。お題に対して何か書けと言われれば、それとなく書けるような気はする。
ふと、手に取ったのは気まぐれかと思いつつも、潜在的な欲求があったからだと思う。
ところで、ここで書かれていたことについてだが、内容は面白いが、特に目を見張るような、新しい知見が得られたわけではない。なぜなら、こういった極意めいたものは既出のものであるからだ。
こころにうつりゆくよしなしごとをそこはかとなくかきつくればあやしうこそものぐるほしけれ
人間の真理を既に吉田兼好が述べている。しかも冒頭も冒頭に。
敵わない。全く敵わない。 -
Posted by ブクログ
「知っていますか」シリーズ第四弾。
ギリシャ神話、旧約聖書、新約聖書に続き、テーマはコーラン。(この後、イソップ、源氏物語も出ているよう。)
「コーランには本当は何が書かれていたか」と言う本をその昔読んだが、阿刀田高さんの方が圧倒的に分かりやすかった。
先行する一神教の預言者、ムーサー(モーセ)、イーサー(イエス)にはそれなりの敬意が払われている点、とても意外だった。今なお続く宗教戦争は近親憎悪みたいなものなのだろう。
ごく一部のひとが起こすテロのせいでイスラム世界全体に対して恐れを抱くのは間違っているのだろうと思わせてくれる良い本。
コーランの第36章(ヤースィーン)が詩歌・音楽として素晴らしい、という評価だったので、YouTubeで聴いてみた。確かに独特の魅力だ。