壜詰の恋

壜詰の恋

550円 (税込)

2pt

4.5

砂丘でめぐり会い、めくるめく一夜をともにした気高い美女は、翌朝姿を消してしまった。そして枕元には香水のびんが……。それ以来、わが部屋にこの香水の匂いをまきちらすとき、かならずあの美女がそっとあらわれ、熟れた身体をひらいてくれるのだ。「奇妙な味」の小説の名手のブラック・ユーモア秀作集。

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壜詰の恋 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2012年09月07日

    これまた初期の方の亜刀田高さん作品。
    安定感半端ないですね!
    やっぱりこの人の書く小説は何度も読んでしまうと絶対にオチはわかるのですよ。が、オチがわかってだからなんだー!バリバリこの人の本質はそこではないんですよね。星新一さんの小説はなかなか読み進めてもオチは読めない作品が多かったりしますが、わ...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2024年01月25日

    奥付は昭和59年2刷。当時高校生の自分が読むには艶っぽい短編集だったな~。ブラックな結末は著者の真骨頂。行きずりの恋を思い出す香水。しかし、大量生産された後の現実は……。印象的な表題作。「夢の街」で繰り返されるであろう苦学生とその成れの果ての男の運命。「魔除け」の不倫関係の思いもよらぬ解消方法。なん...続きを読む

    0

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