やさしいダンテ<神曲>

やさしいダンテ<神曲>

638円 (税込)

3pt

腐った役人、裏切り者のお金持ち、嘘つきの宗教者。みんなそろって地獄堕ち。迷える中年ダンテ。詩人ウェルギリウスの案内で地獄を巡り、考えた。死んだらどうなるの? 地獄に堕ちるのはどんな人? 地獄の底には誰がいる? 暴食、吝嗇、浪費、自殺、賭博、偽善、追従、魔術、エトセトラ。キリスト教は悪をどう捉えるか? ダ・ヴィンチもミケランジェロも読んで学んだヨーロッパの大著を、やさしくユーモラスに読み解く。

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やさしいダンテ<神曲> のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2017年08月15日

     ダンテの神曲を読んだことがある日本人ってどれほどいるの? 

     月に1冊以上本を読む日本人は50%くらいでしょ? 10冊以上読む人にいたっては数%しかいないらしい。なんでわざわざあんな分厚い本を読むのさ。


     と、言い訳をしたところで、そういえばこんな本があったなあ、と積ん読本の中から発掘した本...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年02月04日

    タイトル通り解説は非常に易しい。しかし元の描写がそもそも難しいので、理解しづらい部分は多々あるかも。
    地獄、煉獄、天国と上がるにつれて描写は難解に、情景は想像しづらくなる。煉獄までの案内人ウェルギリウスがダンテの心情を慮り、励ましを投げかけてくれるのに対して、ヒロインであるベアトリーチェは雄弁だが厳...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年01月31日

    相変わらず阿刀田さんの教養書シリーズにハズレはない。ダンテの神曲、こんなにも古典的で分かりにくいものを瑞々しく現代口語で伝えてくれた。地獄、煉獄、天国。ダンテは三つの世界をギリシャ・ローマ神話の登場人物たちや、全然関係ない、かつてダンテが惚れしていた女の子ベアトリーチェの案内によって見て回ることがで...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年06月13日

    ダンテ「神曲」
    気になっているが、読めない自信満々…
    いつか……も無理な気がする
    というわけで、世の中の自分のような人たちのために阿刀田氏がこういう書を提供してくださるのだ!

    我々を飽きさせないように、こちらの立ち位置に合わせてくださるところが何とも申し訳なくなってしまうほど!
    ん?と思うとすかさ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年06月20日

    「やさしいダンテ」とあるが……やさしくない。いや、かなりやさしくなっているのだが、それでも私にはやさしくない。でも、そんな私でもダンテの「神曲」の触りを理解することくらいは出来る良書です。天国編は本当に摩訶不思議……。

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    Posted by ブクログ 2018年08月01日

    ダン・ブラウンのインフェルノを読んで、ダンテの神曲を知りたい!と思い、購入。いきなり原文は無理だし、きっとちんぷんかんぷんだろうなぁと思い、この「やさしい」を購入しました。
    やさしい、とはいえ、それなりの目的なり意思がないと辛いかもしれないかな。
    きっと平易に書かれているんでしょうけどね。
    おおよそ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年01月01日

    ダンテの「神曲」は名前を聞いたことはあるが、内容については良く分からないという人が、ざっくりと神曲を理解するために読むといい。キリスト教を信仰しないと、地獄に落ちてしまうから、気をつけましょうという啓蒙となっている。「ふしぎなキリスト教」を読んだ後で、背景となるキリスト教の知識がある程度あったので、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年04月17日

    21世紀の日本人にはつらい?
    レビュータイトルの言葉は、この本の一番最後に出てくる。正確には、
    -21世紀の日本人にはつらいな-
    著者の素直な感想だと思う。さすがの阿刀田さんも、旧約聖書やギリシャ神話について書いた本のように、換骨奪胎して、関連する映画や演劇、現代文学などをからめて書くのは難しかっ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年02月04日

    なんと言っても分かり易い。概要を理解するのにはぴったりかも。また、超難解な場面の解説には「わからない」「省略しておこう」「先へ急ごう」等々があってとてもセンスが良い(良いのか?)。原文読みにチャレンジしたこともあったけど、これじゃあ分からないのも当たり前かなと思ってしまうほど、予備知識が必要な古典文...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年03月08日

    いつかダンテを読まねばと思っていたけれど、それにはちょっとまだ自分青二才だな、と弱気になってこれを手に取り。
    大変わかりやすく、かつ面白かった。特に、
    「現代の感覚でいうとダンテはストーカーである。しかも相手が死んだ後も、徹底的に追いかけ続けるので、かなり気合いの入ったストーカーだ。もっともダンテは...続きを読む

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