阿刀田高のレビュー一覧
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中坊でも読めるぐらい平易に、エログロナンセンス抜きで書かれている。著者自身も述べているようにほんの入門書のようなものなのだろう、おかげでスラスラと読めた。内容としても少なくとも旧約聖書の全体像はほんのり掴めたように思える。
しかしバチ当たりなことを言えば、読めば読むほど信ずる甲斐のない神である。こういった物言いに対する予防線も張られていたが、あくまで予防線ということが見え透いていて、これが世界最大宗教の源泉?という疑問符が頭に尽きなかった。先述の通り一端に触れた程度なので断言は出来ないが、現代的な価値観に照らし合わせれば寧ろ悪魔と言われた方がよっぽど納得がいくかもしれない。
ともあれこの -
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ネタバレメディアでかなり取り上げられていた、高橋源一郎のラジオ番組にもゲストとして呼ばれていた。「老い」の本を読むのはきらいじゃない、だれでも感覚として理解できるのは今の自分だけなので先にいってしまうであろう方たちの心情を知りたいと思う。やはり勢いはないが滋味が感じられる、枯れた味わいというものだろう。
感銘を受けたところはたくさんあるが、特に「私の好きなもの」の章で終わるのが好きと言っていること。結果はどうあれ終わったことが安らかでうれしいと。❝終わること❞を好きと言ってよいのですね。もうひとつ読書に関して、阿刀田さんでも『百年の孤独』を放り投げてしまったとある。もちろん私もわっからんと思ってやめる -
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★★★★ 何度も読みたい
アレクサンドロスやカエサルなど、アテネが没落しローマが台頭し始めたあたりの年代の人々の紹介。前篇とは異なり、神話の要素がほとんどなくなったので読みやすかった。
アレクサンドロスの人心掌握術や強引さをカリスマで覆い隠す巧みさが新鮮だった。もっと武骨な人かと思っていた。また、カエサルと敵対していたカトーの、規律を重んじる真面目さは塩野七生氏の『ローマ人の物語』だとなかなか印象に残りづらい部分だったので、友人キケロを規律のために糾弾し、対立してしまうエピロードなど、意外な一面を見たような気がした。(もっとも、彼女はカエサルを描く過程でカトーに触れており、カトーを中心とし -
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小説を書いてみたい、とそう思ったことが無いと言えば嘘になる。自分の表現を試したい、共有したい、感受させたい。そういった野心は持ち合わせている。
しかし、そうなのだ。何から手をつけていいのか、わからない。何を書きたいのか、わからない。お題に対して何か書けと言われれば、それとなく書けるような気はする。
ふと、手に取ったのは気まぐれかと思いつつも、潜在的な欲求があったからだと思う。
ところで、ここで書かれていたことについてだが、内容は面白いが、特に目を見張るような、新しい知見が得られたわけではない。なぜなら、こういった極意めいたものは既出のものであるからだ。
こころにうつりゆくよしなしごとを