阿刀田高のレビュー一覧

  • 新約聖書を知っていますか

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    ユーモアや本人の旅行記を含めた聖書解説書。そもそもの作りとして旧約聖書の方がイスラエル建国のの話なので物語として読めたが、こちらはそうではない。イエスやイエスの言行、信仰への考え方を中心の書物であることがよく分かる。

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    2020年06月26日
  • ギリシア神話を知っていますか

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    「ギリシア神話を知っていますか」読む。一度読んでいるのだが忘れてしもうた。聖書でも神話でも、神は好き勝手ばかりしていて面白い。

    「ギリシア神話を知っていますか」読む。大体の有名所が網羅されているから、上質な入門書である。若い人ほど読んで関心を持って欲しい。載っていた映画「トロイのヘレン」を午後からは観ようかなぁ。アマプラにあるなぁ。

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    2020年06月10日
  • ギリシア神話を知っていますか

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    子供の頃に家にあった『まんが星座事典』を繰り返し読んでいた筈なのに、ミノタウロスとメデューサぐらいしか憶えていなかった。
    ゼウスは本当にろくでもない奴なのだが、様々な話をギリシャ神話として体系化する為にそうなってしまったとのことで、それならまぁしょうがないかなと思った。
    いつかホメロスの叙事詩を読んでみようかな。

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    2020年05月15日
  • ギリシア神話を知っていますか

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    すげー。正直ギリシア神話そのものの面白さ以上に、筆者の文才の方に感動してしまった。

    この本を読んだだけでも伝わってくる程に複雑怪奇な神話を、体系的に整理しながら主要な物語を押さえて、端的に要約しながらも物語的な面白さを失わず軽妙洒脱に描ききる天稟よ。
    それもただの神話の粗筋紹介に止まらずに、批評的観点から自身の経験や関連作品に結び付けて纏めるって何事。

    このシリーズ他のやつも読みます。

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    2020年05月11日
  • 新約聖書を知っていますか

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    ネタバレ

    ・感想、気づき
    旧約聖書、新約聖書は前編と後編のような建付け。
    新約聖書を主に構成しているのは4つの福音書。
    中でもマタイによる福音書がスタンダードと言える。
    イエスはマリアのお腹から生まれているが、ヨセフとの営みなく授かった神の御子とされている。(神は別にいる)
    イエスの一番弟子とも言えるポジションはペテロ(シモン)。非常に人間らしさのある弟子。
    直接的な弟子と言えるのは裏切り者のユダを含めて12人だが、特筆するエピソードが残っているのは一部の弟子のみ。(大ヤコブやヨハネ等)
    キリスト教の普及の功労者とも言うべきパウロは直弟子ではないが、非常に有能な人材であったと思われる。

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    2020年05月03日
  • 楽しい古事記

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    古事記に出てくる神々の神話や古代の天皇の伝説を、ざっくりと紹介。あらすじだけでなく、その人物が実在したかどうかについての学説、著者の想像やツッコミ、ゆかりの地を訪ねたときのことなど、雑談も交えたエッセイで、読みやすい。登場人物が場面場面で和歌を詠んだり歌を歌ったりするのだが、その原文や現代語訳があるのもいい。スサノオの命の「や雲立つ」の和歌は好きだ。ゆかりの地を旅したくなる。

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    2020年03月08日
  • シェイクスピアを楽しむために

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    シェイクスピア。あまりに有名な劇作家。だが、その出生からして謎の人物だったとは……。「ベニスの商人」やその他の作品も、実際に作者がその地を訪れた訳ではないらしい。シェイクスピアの作品は戯曲であり、それが舞台で様々な演出で上演されることで生かされるのであり、読書の対象には向かないものというのも目から鱗だった。また、イングランドがフランス王国のノルマンディー公に征服されたことや、にもかかわらず仏語ではなく英語が保存されたことを不思議に思った。まあ、本作とは関係のないことだけど……

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    2020年02月21日
  • ホメロスを楽しむために

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    古代ギリシアの叙事詩イリアスとオデュッセイアを、いつもどおり易しく解説してくれる。トロイア戦争と言えばトロイの木馬……だったが、この叙事詩には出てこないという。ギリシア神話の神々と人間たちが言葉を交わせていた悠久の昔の物語に惹き込まれた。ラストは、英雄オデュッセウスの生地・イタキ島で、北の星座を見ながら英雄も普通の人も、その生涯の短さはあまり変わらず、「だれもが英雄なのだ。」と結ぶ。なんともしんみり。

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    2020年02月14日
  • 妖しい関係

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     阿刀田さんのアクの強さが60%くらいのマイルドな作品たちでした。一つひとつの作品の長さが読むのが遅いワタシで20分くらいで、まさに通勤向けのお手頃作品です。
     全体的に阿刀田さんにしてはインパクトが小さくて、少し残念でした。

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    2020年01月23日
  • シェイクスピアを楽しむために

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    リア王、なんだかひどい話だなーと思って読んでたらトルストイがボコボコに酷評してたというエピソードが紹介されててニッコリした。

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    2019年12月02日
  • 新約聖書を知っていますか

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    イエスの活動区域はそれほど広くない。4年に満たない公生涯と言われる期間では無理からぬ事。しかし、旧約と違ってキリスト教となってからは、その版図は西欧へと広がりを見せた。ユダヤ人が救世主の出現を乞い願ったのが1000年間。ミレニアムがユダヤ教・キリスト教にとって重要な区切りなのだと理解できる。ノストラダムスの大予言も1999年の終末を言ったことに意味があったんだな〜。ゴルゴタの丘で十字架に架かったイエス。その魂は弟子たちに受け継がれて「復活」したのだと私は解釈するが……

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    2019年11月04日
  • 恋する「小倉百人一首」

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    百人一首をネタにしたエッセイ。

    恋の歌、季節の歌、物想う心…、いろいろなテーマから歌を選んで解説したり思い出を語ったり。百人一首の歌を思い出しながら楽しくさらりと読みました。

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    2019年09月18日
  • ホメロスを楽しむために

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    ホメロスって誰?から始まり、前半はトロイア戦争を描いた「イーリアス」、後半はトロイア戦争後にギリシャの知将オデュッセウスが祖国に帰るまでの冒険「オデュッセイア」について、あらすじを教えてくれる。辻褄が合わないところや現代人が不思議に思うところはちゃんと突っ込んでくれるし、読みやすくて良かった。

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    2019年08月06日
  • 新約聖書を知っていますか

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    大変読みやすく、聖書入門としてとてもおもしろく読めた。
    奇跡についての解釈など、ナルホドの連続であった。

    ただ、聖書のなりたちについて、最初はギリシア語と書かれているけど、そうだっけ?ちょっと怪しい気がする。

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    2019年08月02日
  • やさしいダンテ<神曲>

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    「やさしいダンテ」とあるが……やさしくない。いや、かなりやさしくなっているのだが、それでも私にはやさしくない。でも、そんな私でもダンテの「神曲」の触りを理解することくらいは出来る良書です。天国編は本当に摩訶不思議……。

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    2019年06月20日
  • コーランを知っていますか

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    イスラム教の聖典であるコーランがサクッとわかる(わかった気になれる)本。

    コーランは、アラーのマホメットへの啓示を、のちにまとめたもの。マホメットは最後に遣わされた預言者(神の言葉を預かる人)だが、それ以前にも預言者はおり、キリストもその一人。
    旧約聖書と同様の記述も出てくるし、マリアやイエスも登場するが、ストーリー性はあまりなくて脈絡もなく、アラーの説教調らしい。
    本来は翻訳ではだめで、アラビア語で謡うように発声されるらしい。

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    2019年06月18日
  • 短編小説を読もう

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    松本清張の短編にとても興味がある。
    ぜひ読んでみたい。
    いろんな発見があってこういう本はおもしろい。

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    2019年06月17日
  • 新約聖書を知っていますか

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    宗教の知識があった方が、小説や映画がより理解できるかと思い、旧約聖書に続いて本書を読む。

    旧約聖書がユダヤの長い歴史のように血筋にしたがって書いていくのに対して、新約聖書は、受胎告知に始まり、イエス、ペテロ、パウロなどの活動の話。

    わかりやすくて、超初心者向け。
    信仰でなく知識として興味がある人向け。

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    2019年06月04日
  • 私が作家になった理由

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    阿刀田高が作家になった理由については、決め手があるようなないような、そんな印象を受けました。
    ただ、作家になった経緯は、ある程度、理解できました。

    こういう、変わった経歴をもった方のほうが、きっと、作家として長生きするんでしょうね。
    すでに80歳を越えていらっしゃいますが、ますますの活躍を期待したいと思います。

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    2019年03月20日
  • 続 ものがたり風土記

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    阿刀田さんと市さんの、風土と物語を現地で掛け合わせる不思議な旅行記。第2弾。お2人の博識ぶりに脱帽。物語も読みたくなるし、現地に行ってみたくなる。そして、旅先で得たものを阿刀田さんがどう物語にしたのか、作品を読みたくなりました。

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    2018年10月28日