阿刀田高のレビュー一覧
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恥ずかしながらほとんど「知っていま『せん』」でしたので、氏のシリーズのいつもながら、楽しく読んで勉強になりました。
だいたい、美術館・博物館に行って西洋絵画や彫刻を見る機会があっても聖書とギリシア神話を知らないのでは作品を見ても主題がさっぱり分からない訳で…最低限のことくらいは今更ながら知っておこう...続きを読むPosted by ブクログ -
コーランの引用部分より、阿刀田氏の感想やコメントのような文章が抜群にいい。
・・・というか、中盤以降はコーランの引用はすっとばして、阿刀田氏自身の言葉や感想の部分だけ読みました。
(やっぱりコーラン、私にはちょっと・・・(-_-;)レベル高い方にはいいんでしょうけど・・・)
それでも、この本を読んで...続きを読むPosted by ブクログ -
イスラムについて、初めて学んだ。入門書としてはとっくきやすくてよかった。
本の内容としてはよかったが、個人的には神話が好きなので、それを期待してしまったのはやや間違いだった。Posted by ブクログ -
かなり色々考えさせられた。
旧約聖書についての概要が
わかりやすく読める本。
まだ読んだのは三分の一程度だけど
ユダヤ教徒の傲慢さ、愚かさが
よくわかった。
旧約聖書をわかりやすく物語仕立てに
解き明かした本。
最初はユダヤ教に対する
嫌悪感しかなかったが、
ヨセフや、ヨブ記は深く
考え...続きを読むPosted by ブクログ -
前から読みたかった新約の方の聖書。
聖書の登場人物が何となくわかりました。
ただヨセフ出てきすぎ。
何人おるねん。
要するにイエス様が仰るには、
人にされて嫌なことするな。
って感じ。
あとは、愛される者を愛するのは当然。
完全な存在になりなさい。
他人を許しなさい。
そうすれば天の父もあ...続きを読むPosted by ブクログ -
旧約聖書の大雑把な内容を、面白おかしくまとめられた、良著。
気軽に読めるので、ちょっと気になるんだよなーという人にぜひ勧めたい。著者の他の本にも手を出してみようかなと思った。 -
普通にあるよく見知った日常の中にある影の部分のおそろしさ。『夜のアスパラガス』なんかは題名は意味深だけど、読み終わった後、果たして貴方はアスパラガスを食べられるか?!全12編、後堪能あれ!
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大好きな「知っていますか」シリーズの今回はイソップ童話。
イソップ本人のことや、数多ある寓話の中から結構な数を紹介していますが、正直言って寓話自体はそんなに面白くありません。
とにかく面白いのは、寓話を紹介する度にいちいち脱線する部分。
時に小説家目線で論評を加えてみたり、古今も洋の東西も問わず小噺...続きを読むPosted by ブクログ -
どうしたって(時代の風俗・習慣だと頭で理解したとしても)、雅なことだ、人びとの心の機微、なんて物分かり良く読めない。源氏が悪い。
だから、興味はあっても源氏物語が読めない私からすれば、この案内書のごとき本はありがたい。
そして面白く、また憎し光源氏。Posted by ブクログ -
コーランどころか旧約聖書、新約聖書も知りませんでした。イスラム教を理解できたと思わないけど、一神教の考え方を理解するきっかけになった。Posted by ブクログ
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大学時代に買った本を十数年ぶりに再読。当時はチンプンカンプンだった内容が、今はスッと頭の中に入ってくるようになっていた。時間をおいて再読すると理解度が格段に変わる本はいくつもあるが、この本もそんな部類。たぶん、身の回りにクリスチャンがそこそこいるというのも大きいのだと思う。
著者はクリスチャンでは...続きを読むPosted by ブクログ -
知識としての新約聖書概略。
著者はこの本を書くために労した下調べの量は膨大だったろうと思う。イスラム教、ユダヤ教、そしてキリスト教と同じ一神教であるがそれぞれが興った拝啓には実に人間らしい明暗が背景にある。
ヨーロッパに旅行する機会がある人は宗教画の予備知識として読んでおくとより旅行を楽しめるかもか...続きを読むPosted by ブクログ -
知識としてのイスラム概略。
くだけた文章で書かれていて、取っつき難い感じがなくとても読みやすい。
旧約聖書も新約聖書もコーランも、もともとは同じルーツを辿っていることを知る。日本人の感覚として仏教を同じ宗教のカテゴリーとして分類するにはあまりに乱暴なようにも思えてくる。
ニュースで見かけることの多く...続きを読むPosted by ブクログ