【感想・ネタバレ】ホメロスを楽しむためにのレビュー

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Posted by ブクログ

何となく西洋の古典に憧れを抱きつつ、チャレンジすることもなかった「イリアス」「オデュッセイア」。
ギリシャ神話にも何となく憧れを抱きつつ、こちらもいくつかの神々の名前を知っているぐらい。
こんな状態で原典にあたったら、絶対当たって砕けて終わるところを、阿刀田さんの語りにかかると、旅行ガイドに連れて行かれるような心持ちで、誘導されて行ってある程度の中身が身に付いている。
原典が生野菜そのままで、皮も食べたら一番健康にはいいんだけど、味も苦いし、固いし、食べたくない…としたら、この本はスープとか、煮物とかみたいに、美味しい美しい部分だけを他の具材(ギリシャを訪問した時の旅行記など)と一緒に調理してくれる感じ。

面白かったです。
他のも読んでみたい。

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2022年01月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ホメロスの叙事詩、トロイ戦争を描いたイーリアスと、トロイ戦争の英雄オデュッセウスの帰還までを描いたオデュッセイア。阿刀田高の古典シリーズは外れ無しです。

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2013年03月16日

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ギリシア神話がマイブームだったとき関連として読みました。いや〜あいかわらずこのシリーズはおもしろい。勉強になるし、わかりやすい。最高です。

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2009年10月04日

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イーリアスを読んで消化不良だったので色々探して見つけた、なぜ尻切れで終わってるのかとか、木馬の話は誰が語っていたのか納得、判り易く解説してくれる、オデッセイアの解説も有り

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

古代ギリシアの叙事詩イリアスとオデュッセイアを、いつもどおり易しく解説してくれる。トロイア戦争と言えばトロイの木馬……だったが、この叙事詩には出てこないという。ギリシア神話の神々と人間たちが言葉を交わせていた悠久の昔の物語に惹き込まれた。ラストは、英雄オデュッセウスの生地・イタキ島で、北の星座を見ながら英雄も普通の人も、その生涯の短さはあまり変わらず、「だれもが英雄なのだ。」と結ぶ。なんともしんみり。

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2020年02月14日

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ホメロスって誰?から始まり、前半はトロイア戦争を描いた「イーリアス」、後半はトロイア戦争後にギリシャの知将オデュッセウスが祖国に帰るまでの冒険「オデュッセイア」について、あらすじを教えてくれる。辻褄が合わないところや現代人が不思議に思うところはちゃんと突っ込んでくれるし、読みやすくて良かった。

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2019年08月06日

Posted by ブクログ

学生時代に世界史の試験勉強で、ホメロスの「イリアス」「オデュッセイア」という名前を記憶したことがあります。
全く本の中身を知らないのに、歴史のテストで
「ホメロスは何を書いたか?」、、、
「イリアス」と「オデュッセイア」。
正解!
テストには正解したけど、中身は全く知らないというのは、ある意味全く知らないよりも恥しいことなので、せめてエッセンスだけでも知っておきたい人にはおススメの本です。原典を読むのは辛いですから。

ハイライトは、ブラピの主演映画「トロイ」の話です。
遺跡発掘で有名なシュリーマンが夢中になった話ですが、原典よりも小説家である著者の解説のほうが面白いかもしれません。

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2010年09月18日

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阿刀田高 「ホメロスを楽しむために 」イリアス、オデュッセイアの基礎解説書。ギリシア神話の知識は役立つ

語り部の面白さ(展開の速さ、人物の豊富な表現など)、神と人間の関係性、人間の愚かさ あたりが 目付けポイントだろうか

人間の運命を操るギリシアの神と 非力で神の思い通りに動く人間の対称性

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2017年11月27日

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イリアスとオデュッセイアは岩波文庫で読んだが、何せ3千年前の叙事詩なので冗長なところ、わかりにくいところも多い。
そんなところをまとめてくれている本。
イリアスとオデュッセイアと併せて読むといいと思う。

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2017年03月13日

Posted by ブクログ

ちょっと例えやジョークが古いけど、くだけた注釈付きでホメロスに親しむにはいい本。
著者がギリシャの現地取材をしていて、簡単な地図があるのも想像力を刺激する。

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2015年03月13日

Posted by ブクログ

巻末に収録されている漫画家、里中満智子さんの解説にもあるように、やっぱり読み易いって言えば読み易い本だと思います。  で、KiKi も「難しいこと≒高尚」という幻想には疑問を持っているタイプの人間なので、そういう意味ではこういう本がどんどん読まれてちょっぴり敷居の高い(ような気がする)古典文学がもっともっと多くの人、特に若い世代の人たちに読まれるといいだろうなぁと感じているので、本屋さんで岩波文庫の「イリアス」や「オデュッセイア」に手を伸ばしてみたものの、肩をすくめてまた本棚に戻しているような若者にはオススメできるような気がします(笑)。

(全文はブログにて)

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2009年10月24日

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