阿刀田高のレビュー一覧
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ブックチューバーのベルちゃんが最近同作家の「冷蔵庫より愛をこめて」を読んで面白かったと言っていたので、私もどれかを読んでみようと思って手にとりました。「ナポレオン狂」というタイトルは聞いた事があったので、まずはこれを読む事に。
全体的な印象はダークですね。おまけに女性の描かれ方がちょっと古いのもありました。ま、昔に書かれた本だし、それは仕方がないんですけど。
オチにつながるまでの持って行き方というか、描き方というかが上手い!と感じました。オチは強いのも弱いのもあった気がするけど。
全部読み終わって、頭に残っているのは、表題作の「ナポレオン狂」と「甲虫の遁走曲」と「縄―編集者への手紙―」 -
Posted by ブクログ
漱石は、高校以来主な代表作は読んでいるが、ただ読んだというだけで、作家の意図をどれほど理解していたかは疑問の残るところである。
そんな半可通の読者にとっては、貴重な本書といえるか。
これから漱石を読もうとしている読者にとっても、格好の入門書といえるだろう。
阿刀田氏は、漱石の代表的な13作品を、平易に解説してくれる。
それぞれの作品について、A)ストーリーのよしあし B)思想の深さ C)知識の豊かさ D)文章のよしあし E)現実性の有無 F)読む人の好み という共通の六角評価図で、感想をしるしている。
評価の高いのはやはり、『こころ』と『それから』で30点満点の28点をつけている。
これを機会 -
Posted by ブクログ
阿刀田高傑作ホラー短編集。
不倫してる男女、デジャヴ、の話が多くて、そういうコンセプトでまとめられた短編集なのかな?ホラーの中にも皮肉なオチがついてたりブラックだったりするところが面白い。
プラスチックを食べる虫を発見して、ごみ処理で一儲けしようとたくらむ男の「妖虫」がお気に入りです。オチに笑ってしまった。なるほどそういうこと…。
「恐怖の研究」怪異がその姿を現した途端に怖さは半減する、というのに同意。海外のホラー映画とかで化け物がバーンと出てくると一瞬ヒッと驚くけど、後を引く怖さではない。直接的には書かれていない影の部分、そういう恐怖に惹かれます。