阿刀田高のレビュー一覧

  • 旧約聖書を知っていますか

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    フィクションかノンフィクションかは物議を醸し出すところだと思いますが、聖書は全世界で多くの人々に影響を与えている物語です。

    日本人にはあまり馴染みがないだけに、
    読んでみて興味を持ちました。

    それにしても聖書は、明確な意思や主張があるものなのだなぁ。善悪を別にして、絶対的な価値観があるというのは怖いことです。

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    2021年03月30日
  • 幻の舟

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     織田信長が狩野永徳に描かせたという「安土城屏風」。その屏風には妖気が宿っているという不吉な噂が付き纏っていた。
     美しいものには魔性が宿っているというのは割とよく聞く話ではある。いわく付きというかなんというか。それが分かっていながらも、つい追い求めてしまうのが人間の性の悲しいところでもある。本作はそうしたところに端を発した伝奇小説である。
     歴史ものを題材としているが、そこまで難しい話題ではなく、文章も平易なため非常に読みやすい。ページ数も200ページ強なので、一気の読めてしまう。

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    2021年03月22日
  • 獅子王アレクサンドロス

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    面白かったけど、長かった!ほぼ戦いの人生なので、ほぼ戦いの話だった。こんな風に若くして死んじゃうならなんのためにインドの近くまで征服しに行ったのか、、、無念だったろうな。天才、あるいは、神の子だと思った

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    2021年03月06日
  • 新約聖書を知っていますか

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    「旧約聖書を知っていますか」に比べると少し読むのに苦労した
    著者も途中で断念しようと思ったことがあると書いてあった
    旧約聖書は歴史的な部分があるから物語で語りやすく、新約聖書は信仰(イエスがいかに偉大であったか)に関する部分が大半だそうで
    自ずと原典を引用することが多くなってしまったのでしょう

    それでも著者の綴って物語る力みたいなものをすごく感じました。

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    2021年02月20日
  • ギリシア神話を知っていますか

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    著者の「知っていますか」シリーズの一つ。ギリシャの神は人間に近く、怪物が登場するところなぞ、日本の神話に似てるところもある。神の名は、ローマ系の読みとギリシャ系の読みがあり、聞いたことのある名前もあるが、覚えづらい。著者が言うように若いうちに齧っておいた方が良いみたい。2021.1.2

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    2021年01月02日
  • 老いてこそユーモア

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    だじゃれが多く、現代には少し?な話も多いがユーモアで人生を生きていくという王道な考えには賛同出来る。
    ・地球を生き延びて来た人間に何故しっぽが無いか?⇒擦り切れる程上司に尻尾を振ってきたから。
    使えるネタ
    ・定年後の状態 サンデー毎日、全日空
    ・カープが優勝出来なかったのは、俺のせい
    ・生きていて良かった
    ・人生で2番目に嬉しい

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    2020年12月19日
  • 魚の小骨

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    阿刀田氏の短編集を読んでいるが、古本市でエッセイを見つけたので持ち帰ってみた。
    内容は、本当に短い、多岐にわたる内容のエッセイ。ただ、私がこれまで読んできたエッセイと比べて格別面白くはない。エッセイは「オチ」が必要なものではないが、にしてもあっさりしたものが多く「へぇ」で終わってしまう、まさに魚の小骨的小物な小品が多い印象。
    途中、男女の恋愛の話は「わかるわかる」と思わせる面白さもあったが、全体的にサラサラと読めてしまう軽い印象のエッセイだった。

    ミステリ短編の方がいいな。

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    2020年11月19日
  • やさしいダンテ<神曲>

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    分かりやすくて、マンガを読んでいるような感覚。こういうので終わらせずに、原作もあわせて読むのは必須、、

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    2020年11月01日
  • 好奇心紀行

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    好奇心の赴くままに綴られたエッセイ。前半<知の旅>では小説や本に関するあれこれ、とくに松本清張や戦中戦後の思い出にまつわる話が印象深く、意外なところで阪神タイガースを語られていることに驚きました。後半<足の旅>では、異郷の人々や風景の写真が挿絵のように載せられています。プロの写真家が撮影したものらしく、著者の文章とあいまって、カラー印刷ではないにも関わらず色鮮やかに感じられました。

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    2020年09月18日
  • 老いてこそユーモア

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    日本の文化、西洋の喜劇や寓話、ご本人の経験などから見るユーモア考。肩の力が抜ける明るい笑いもあれば、風刺的で苦々しい笑いもあり、ヴァリエーション豊富。ときおり心の声が混ざり込む軽妙な語りにフッと口角が上がる一冊。ひとつの出来事を色んな方向から眺めまわして、ちょっと面白く表現する心の余裕が常日頃から備わっていれば、たしかに長生きできそうです。

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    2020年09月18日
  • 地下水路の夜(新潮文庫)

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    アレは夢だったっけ?と考えるような、または、ぼうっとしていて気づいたときのそれまでとか。あるいは、全部体験したこととといえばそれでも通ってしまいそうな、奇妙な読後感。
    裏表紙にあった「不思議な世界」には、ストーリーだけでなくこの感覚もおおいに含まれてそう。
    現実と、夢や空想のちょうど境目をとろとろと歩いてきたかのようだった。
    5つの名前ゲーム、おもしろそうだな。

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    2020年09月03日
  • ギリシア神話を知っていますか

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    ギリシャ神話についてある程度の概要は掴めたけど、注釈を加える筆者の価値観が古い(当たり前)、やはり時代を感じる

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    2020年08月29日
  • 漱石を知っていますか(新潮文庫)

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    漱石は、高校以来主な代表作は読んでいるが、ただ読んだというだけで、作家の意図をどれほど理解していたかは疑問の残るところである。
    そんな半可通の読者にとっては、貴重な本書といえるか。
    これから漱石を読もうとしている読者にとっても、格好の入門書といえるだろう。
    阿刀田氏は、漱石の代表的な13作品を、平易に解説してくれる。
    それぞれの作品について、A)ストーリーのよしあし B)思想の深さ C)知識の豊かさ D)文章のよしあし E)現実性の有無 F)読む人の好み という共通の六角評価図で、感想をしるしている。
    評価の高いのはやはり、『こころ』と『それから』で30点満点の28点をつけている。
    これを機会に、再読をしてみるか。

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    2020年08月23日
  • 黒い回廊 阿刀田高傑作短編集 ホラー

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    阿刀田高傑作ホラー短編集。
    不倫してる男女、デジャヴ、の話が多くて、そういうコンセプトでまとめられた短編集なのかな?ホラーの中にも皮肉なオチがついてたりブラックだったりするところが面白い。
    プラスチックを食べる虫を発見して、ごみ処理で一儲けしようとたくらむ男の「妖虫」がお気に入りです。オチに笑ってしまった。なるほどそういうこと…。
    「恐怖の研究」怪異がその姿を現した途端に怖さは半減する、というのに同意。海外のホラー映画とかで化け物がバーンと出てくると一瞬ヒッと驚くけど、後を引く怖さではない。直接的には書かれていない影の部分、そういう恐怖に惹かれます。

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    2020年07月16日
  • ギリシア神話を知っていますか

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    数多の物語の“祖”とも言うべきギリシア神話の触り部分を垣間見、もっと深く内容を知りたくなった。
    入門書としては良き。
    登場人物が多く、複雑な点が多いが、物語自体は、実に人間臭い。

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    2020年07月12日
  • ギリシア神話を知っていますか

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    ギリシャ神話について、作者の思考や解説と共に
    物語が紹介されている内容。

    ギリシャ神話を知らなくても、解説もあるので
    面白く読めます。
    知っていれば、なお面白い?
    こうして読んでみれば、ゼウスのやり放題部分が
    非常に浮き彫りに…。

    案外、というか、きっちり考えられているというか。
    神様が何でもやってしまったりする割には
    制約があったり、それを守らねばならなかったり。
    やりたい放題にしてはいけない、という事でしょうか?

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    2020年06月05日
  • 危険信号

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    1982年から1983年に、様々な出版社の雑誌に発表された短編を10編と、1974年に発表された作品1編、全11編を収録した、寄せ集め的な作品集。単行本は1983年に刊行。


    1974年の作品「裸で殺そう」が強烈にブラック・ユーモア感がありますが、それ以外の作品にはブラック・ユーモア感はあまり感じさせません。
    成熟期の阿刀田高作品集という感じですが、「裸で殺そう」のせいで、全体的なブラック・ユーモアの物足りなさを強調してしまっています。

    ブラック・ユーモア感は物足りなくとも、女性心理を描いた「女ごころ」「女の戦争」は、なかなか素晴らしいオチでしたし、最後にサイコ・スリラーになる「走る男」もなかなか印象的な作品でした。


    以下は簡単に各作品の感想を↓

    子宝温泉
    子宝に恵まれるという噂のある、鄙びた温泉街の物語。子供が欲しい夫婦達に焦点を当てた物語だと思っていると、いつの間にかこの温泉街に逃げ込んだ殺人者が主役になり、予想もつかない結末を迎えます。非現実的な物語ですが、SFではなく、神話や民話に近いような世界観です。

    雨上がり
    未亡人と、彼女を結婚前から好きだった男とのロマンス。単なる恋愛小説か、と、ラストぎりぎりまで思わせておいて、わずか数行で、種明かしがありました。完全に騙されましたね。

    鳩の血
    花嫁が処女であると偽る、という意味では、犯罪ミステリー的ではありますが、まあ、男女の機微を描いた小説ですね。

    女ごころ
    夫に黙って作った借金の返済のため、男に金で体を買ってもらおうとする主婦の物語。
    特に事件も起こらず、これも男女の機微を描いただけの物語かと思いきや、見事なオチが待っていました。

    幼い脅迫者
    誘拐サスペンス、ですかね。ブラックなオチではなく、ユーモラスなオチになっています。

    糸の女
    毎年、4月23日になると、三鷹の褐色のマンションを訪れないといけない、という衝動に駆られる男が、ある年の4月23日に三鷹の褐色のマンションで一人の女に出会う、という不思議な物語。
    オチも謎めいたまま終わります。

    赤鰊
    英語ではごまかしのことを赤鰊というらしいです。
    路地裏の酒場で、謎の手品師に出会って、という物語。
    理屈は明かされないまま、謎めいたどんでん返しがあります。

    裸で殺そう
    この作品集の中で、この作品だけが初出が1974年と、古い作品。
    そのため、作品の持っている雰囲気のブラックさが際立ちますが、オチの切れ味がどうも悪いです。
    モヤモヤした読後感でした。

    奇妙な儀式
    性に淡白な女と付き合い始めたが、その彼女が月に一度ほど淫らに荒れ狂う、という、ちょっと色っぽい話。彼女が淫らになる理由には、奇妙な儀式があるらしい、というところから物語が謎めいてきます。オチはなかなかいいですが、ブラックさは、まあまあ、といったところ。

    女の戦争
    出世争いをするサラリーマンの、奥様同士の戦いを描く物語。
    オチが自分には意外過ぎて、痛快とも思えるものでした。

    走る男
    「奇妙な儀式」と対をなすような作品。先に「奇妙な儀式」を読んでいる分、余計に騙されたのかもしれないです。
    そんな予想のつかなかったオチは、ブラック・ユーモアといえばブラック・ユーモアですが、狂気を感じさせる、ちょっと恐ろしいものでした。

    危険信号
    何か良くないことが起こる前には必ず腹痛を起こす女性の物語。
    表題作にもなっている作品ですが、この作品集を代表するほどの出来だとは思えませんでした。
    オチがブラックではなく、因果応報的なものなのも、阿刀田高作品では珍しいのではないでしょうか。

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    2020年05月10日
  • ローマへ行こう

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    『◯◯を知っていますか』シリーズとはまた違った阿刀田作品。夢と現実の間のグレーゾーンを垣間見せてくれる短編集。
    家族の風景
    めぐりあいて
    第三の道
    文学散歩人
    ローマへ行こう
    くちなしの夢
    鈍色の記憶
    夢は嘘つき
    赤い月夜に
    夢売り

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    2020年05月04日
  • ナポレオン狂

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    無駄な言葉がほぼ見当たらず、リズムの良い読書体験ができる。阿刀田先生の文章力の卓越さによるものであるが、肝心のアイデアの部分が全般的に驚きが無いのです。読後感は良いものの衝撃はほぼ無い。それでも心地よい読書ができて良かったなぁ…と思えるのは阿刀田先生のショート作品がホッと一息つける香りの良い珈琲のようなものなのだろう。頭を空にしてぼんやりと読むことをお勧めします。

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    2020年04月26日
  • 異形の地図

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    阿刀田さん

    こんな怖い話があったんだなー…
    みたいな感じの感想。
    男目線で女ってこういうとこあるよなあみたいな
    ぼんやりサスペンス?

    あんまし集中して読めんかったので
    そのうちもう一度読もうかな!

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    2020年02月14日