【感想・ネタバレ】マッチ箱の人生のレビュー

あらすじ

列車の隣席に坐った女は、奈緒子がマダムをする店のマッチを手にしていた。作り立ての、しかも3人の客にしか渡していないマッチが、なぜ見知らぬ女の手に? その上、マッチ箱には、口紅のついたタバコの吸いがらが1本。その意味するところは? ブラック・ユーモアの秀作集。

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Posted by ブクログ

浮気(今なら不倫だね)、教育ママ、押売り消火器、黒電話……昭和の世相を反映させたショートショート13編。懐かしくは感じるが、著者お得意のブラックジョークはおとなしめ。解説は著者の弟子の女流作家。その解説の中で「この短編集は…『女は怖い』というのがテーマ…」と書かれていたが、読み終わるまでそのことに思い至らず。最後の「熱病」が好みかな。自分の願望をたった一度だけ叶えてくれる異世界のお話で、最初は息子、次に自分(夫)、最後に妻がそれぞれ異世界を経験して、なんとなく雰囲気が変わる結末が良かった。

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2024年05月01日

Posted by ブクログ

短編系では有名ドコロということで試しに買ってみたのですが、どうにも合わなかったようで。
面白いことは面白いんですが、ハマるほどでもなく。
13本の短編が収録されています。
解説にありましたが、概ね女の恐怖をユーモアにしたものです。
大体は理解できたけど、「教育ママ」だけどうにも理解できなかった。
これを書きつつ、そういうプレイをしていたんだと、理解(多分だけども)
「未亡人」「プラスの関係」「匂う女」はオチでニヤリとしました。
ほかは概ね、背筋がゾクッとするようなブラックな感じです。
ただ、どれもこれも正直わかりにくいです。
読み込む能力が足りないとか、時代背景がずれていて想定しにくいとかもあるんでしょうけどね。
星新一のショートショートの広場(星新一が選んでるだけで書いては居ないけど)は楽しく読めているので、単純に合わないだけだとは思いますがね。

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2015年06月30日

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