阿刀田高のレビュー一覧

  • 旧約聖書を知っていますか

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    ネタバレ

    阿刀田さんの知っていますかシリーズ、読破2冊目
    例によって 宗教信者ではない目線で、旧約聖書のダイジェストを開設。旧約聖書の構成はするめだそうな。アブラハムから始まり、ソロモンまでが 以下の胴体。そのあと創成期に戻り、頭、さらに預言書等が足。

    胴体:アイヤー、ヨッと覚えると、アブラハム、イサク、ヤコブ、ヨセフが覚えられる。イサクは神にいけにえとして捧げる話で有名、だが、異母兄イシュマエルがアブラハムによって砂漠に追いやられ、アラブ人の祖先となりマホメッドの祖先とされる。ヤコブは兄と確執したが やがて和解、ヨセフはエジブトに売られたが出世して一族をエジブトに迎える。モーセは一族がエジブトで虐げ

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    2020年07月21日
  • コーランを知っていますか

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    阿刀田高氏の私の履歴書に触発されて、知っていますかシリーズに挑戦。まずは最もしらないコーランから。マホメッドが始めたイスラム教の聖典というぐらいの知識の人には分かりやすく面白い内容。とくに、グダグダ感をしらせるために、或る章を全部書き切るところを読むのは、はるひのエンドレスエイトよりも苦痛?同じことをよくもまあ・・・・。
    備忘録
    ・コーランはユダヤ教・キリスト教と続く唯一神。コーランにもモーゼやイエスがでてきており、マホメットは啓示を受けた最後の預言者。
    ・最初はハーシム家の家族集団的な宗教団体をメッカでおこなっていたが、クライシュ部族内に広がるにつれ、部族内で孤立、アカバの誓いを経て622年

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    2018年07月29日
  • 新約聖書を知っていますか

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    ネタバレ

     旧約聖書を知っていますか、に引続き、新約だ。

     イエスの言葉は、たとえ話であったり、質問に対する断片的な回答であったり、戒めであったりして、真正面から教義の中核を語っているものは思いのほか少ない。イエスは、教義についてはむしろモーセの十戒など旧約聖書の中にそれを求め、そこから選び抜き、新しい意味を与えるといった方法をとっている。その根底にある規範は神への完全な愛であり、そして実践的には隣人を自分自身のように愛することである。また、人間には出来ないことも神にはできる、と、言われた。イエスの教えの中枢には神は人知を超えた存在であり、だから、ただひたむきに、ひたすら神に対してすがり求めること、神

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    2018年04月15日
  • ホメロスを楽しむために

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    阿刀田高 「ホメロスを楽しむために 」イリアス、オデュッセイアの基礎解説書。ギリシア神話の知識は役立つ

    語り部の面白さ(展開の速さ、人物の豊富な表現など)、神と人間の関係性、人間の愚かさ あたりが 目付けポイントだろうか

    人間の運命を操るギリシアの神と 非力で神の思い通りに動く人間の対称性

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    2018年02月28日
  • 新約聖書を知っていますか

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    旧約聖書を~の続編。基本的に前作と同じスタンスで、信仰を持たない立場から聖書を読みといている。
    旧約聖書は史実という捉え方から解釈していたが、新約聖書はまさにザ宗教。そのため、信仰のない視点から様々に推測していて、なかなかに面白い❨でも信者に怒られないかと心配にもなる❩。
    とはいえ結局、信じることが前提で信じないことはあってはならない、というくだりで信仰がないという立場から語られると妙に納得する。

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    2017年12月18日
  • 新約聖書を知っていますか

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    ネタバレ

    「旧約聖書を知っていますか」に続いて。なんとなく知っているつもりなっているけれど、実はよく知らない聖書についてのお話。聖書が分かればキリスト教についても理解が深まる。著者自身がキリスト教徒ではないという立場からの解説が分かりやすい。イエス・キリストの奇跡が本当だったのか、実際にあったのかという論争は絶えないが、結果として信じられていることが重要という指摘に納得。

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    2017年10月17日
  • 短編小説を読もう

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    わたしの好物、本の本です。短編小説にあまり思い入れが無いだけに、どうかなって感じだったけど、それなりに読みたくなる本は見つかりました。ただ個人的には、文章の引用がやたら多いのが気になって仕方なく、その殆どを要約だけで済ませてくれていいから、より多くの作品を紹介して欲しい、と思ってしまいました。文章の美しさ・素晴らしさが短編小説だけの専売特許って訳じゃなく、長編でも素晴らしい文章は当然見られる訳で、文章の宣伝が、短編の宣伝に繋がるとはあまり思えないから。文章そのもののみならず、お勧めの仕方にも個性があって当たり前で、本作の個性が、あまり自分と合わないってだけなんですが。

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    2017年09月29日
  • コーランを知っていますか

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    ネタバレ

    名前は知っているけど、中身はよく知らないコーランを知ろう!

    阿刀田節とでもいうのか、著者のいつものリズムをつかめればすいすい読める。なるほど、知らないことがいっぱいあったコーラン。旧約聖書との共通点と相違点は興味深く読んだ。それから女性の扱いについても。

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    2017年09月21日
  • 奇妙におかしい話 どきどき編

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    一般の人の実体験なので、ものすごい展開とかキリリと締まった結末やヒネリなどはなく、全体的に何か えっ?これで終わり?感があるが、まあまあ面白かった。 へぇ〜的な。
    自分の体験をいかにきちんと文章で人に伝えられるかって重要なポイントになるんだろうなぁ〜。 そして、同じ事を体験しても、面白いとか怖いとかを興味深く感じられるかどうかで捉え方は違って来るんだろうなぁ。今度は怖い話を読んでみたいな。

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    2017年08月24日
  • シェイクスピアを楽しむために

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    芝居の筋書きもまとまって読みやすかったが、それ以上に周辺解説が面白かった。フォールスタッフを気に入ったエリザベス女王から、その恋物語を作るよう依頼されたり、トルストイがシェイクスピアを真っ向から否定する大論文を書いていたりなどなど。イギリス史も含めていろいろ勉強になる。紹介されてる中ではウィンザーの陽気な女房たちが好き。まんまとフォールスタッフのキャラにハマったわけだ。

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    2017年05月02日
  • ホメロスを楽しむために

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    イリアスとオデュッセイアは岩波文庫で読んだが、何せ3千年前の叙事詩なので冗長なところ、わかりにくいところも多い。
    そんなところをまとめてくれている本。
    イリアスとオデュッセイアと併せて読むといいと思う。

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    2017年03月13日
  • ガラスの肖像

    購入済み

    阿刀田マジック

    ふとしたきっかけで、思い出す昔の記憶。阿刀田作品の中でもそれぞれの話が現実にかなり近い話になっていて読み安いです。ぜひ一読を!

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    2017年02月11日
  • コーランを知っていますか

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    原典を読む気合はないので、こういうまとめ本はありがたい。
    内容は・・・なんだかよくわからないということがわかった。
    神が絶対、それ以外はペケ。異教徒は地獄におちる等、他を認めないところは申し訳ないが個人的に好きじゃない。
    キリストさんもユダヤさんも神は同じなのに、それぞれ自分だけが正しいと考えるから仲良くできないんじゃないの。と、無宗教な自分は思うのでした。
    とりあえず、学校の授業ではよくわからなかったスンニ派とシーア派が何となくわかった。

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    2017年01月30日
  • やさしいダンテ<神曲>

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    一応ちゃんとしたやつも読んだけど、いまいちよくわからなかったのでこちらも読んだ。
    内容的にはこちらで大体把握できるので、知っておきたい程度ならこれで十分かと。
    それにしても、知り合いを作品にぽんぽん出すのって何か変。
    独善的なキリスト教も好きになれない。

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    2017年01月24日
  • 日本語の冒険

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     日本語をテーマにした短編小説集。

     それぞれのお話が日本語の特徴をとらえていて、興味深く読むことができました。

     特に、「天使の辞典」はぜひ完成させてほしいところです。

     日本語について振り返る機会をもらえるような1冊でした。

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    2017年01月22日
  • 箱の中

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    解説にもあるが、ミステリー好きからすると「箱-筺-匣」(はこ)というと開けずにはいられないような衝動があると思う。
    この10編の短編集は全てが小さな箱のようなもので、一つ、また一つと開けていくのが辞められなくなる(次から次へと読まずにいられなくなる)ものでした。
    物凄く怖い-理解が難しいというものはなく、どちらかというと世にも奇妙な物語のように「雰囲気ホラー」なイメージを受けました。
    だからこそ、自分が主人公になったかのように、作品の世界に入り込んでいけたと思う。

    ガツンと読み応えのあるものではないが、頭の片隅にいつまでも残る。そんな印象を受けた。

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    2016年12月29日
  • ナポレオン狂

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    初めて読む種類の作品!最後のどんでん返しにヒヤッ…。とにかく最初のナポレオン狂は、予期せず読んだので、読後の衝撃がしばらく続きました。面白かった!!2016/9/2完読

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    2016年09月02日
  • 楽しい古事記

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    古事記とはどういった内容のものなのかを何となく知ることができる。
    てか、古事記なんて普通は読めないのでこういったものがあると助かる。

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    2016年07月25日
  • コーヒー党奇談

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    隆二はアムステルダムで美味しいアイリッシュコーヒーを飲み、店のマスターと10年後の同じ日、東京のおいしいコーヒーと同じ名前の町で再会しようと言われる。
    御茶ノ水の事かと思っていた隆二だったが、10年後の同じ日が近づき・・・。

    日本全国の色々な町を舞台にした短編小説12編。
    どれも意外性があって驚きがあります。

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    2016年03月30日
  • 仮面の女

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    再読。ブラック短編集。
    父殺しのパラドックス / 肉の影 / 仮面の女 / 裏切りの遁走曲 / 顔 / 本番まで / 街の旅 / その遺産を捜せ /歪んだ蜜 /脳味噌の報酬

    懐かしくて購入。
    女は怖いという話で、わりと結末は予想できてしまった。
    あと、こんなに性描写が多かったのかと。
    まあ男性が甘いということかと。
    (電子書籍 BookLive)

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    2016年03月21日