阿刀田高のレビュー一覧
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イスラムと日本の感情的な距離感はヨーロッパよりも圧倒的に遠い。
また、まったくの無根拠ながら何やら
前近代的なイメージを僕自身が浮かべがちでもある。
とはいえ、世界の3大宗教のうちのひとつであり、
今、政情の不安定さからも特に注目すべき宗教だと思う。
不謹慎な言い方をするが、
ルールも知らずにスポ...続きを読むPosted by ブクログ -
阿刀田さんお得意の古典入門版のダンテの「神曲」。入門版なのでかなり平易に書いてあるものの。登場人物は新旧約聖書、ギリシア神話、ローマ帝国の歴史上の人物、ダンテが生きた時代のフィレンツェや周辺地域の有力者等で、それぞれの素養がないと、背景もよく分からないと思う。私がついていけるのは入門書まで。きちんと...続きを読むPosted by ブクログ
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エッセイです。
イソップ物語について、うんちくのある楽しい読み物でした。
目の前で、阿刀田さんが、話しているのを聞くような口語調の文章でした。
昔から、それも大昔から、伝えられている物語は、人間の本質的な欠点や、陥りやすい弱点をついているものです。
あらためて見直してみるのはいいことのような...続きを読むPosted by ブクログ -
イスラムの教えのエッセンスがわかる良書。
世俗の運不運も不公平も最後の審判で全部アラーが精算してくださる、だからひたすらアラーを敬い、教えに従っていれば目の前の些細なことは気にしなくてもよい…ある意味シンプルな生き方かもしれない。
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教とも神はみな同じというのも興味深い。...続きを読むPosted by ブクログ -
ギリシャ神話大好き!
この本は神話の各エピソードを丁寧に、物語的に説明してくれるのでとても読みやすいです。
広く浅くではなく、何話かを深く掘り下げていくスタイル(でも分かり易い)なので、まずギリシャ神話をざっくり大まかに掴んでから読むといいかもしれないです。Posted by ブクログ -
新旧約聖書、コーラン、ギリシャ神話などの阿刀田高の古典シリーズは好きでいろいろ読んでいますが、これはローマ歴史学者プルタークが書いた、ギリシャ・ローマの英雄の伝記。Posted by ブクログ
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この人の文章は読みやすい。かれこれ20年愛読しているが、ずっとその感覚は変わらない。
博識で難しい話を面白おかしく書ける、本当に頭のいい人だな、と思う。
昔府中市のホールで阿刀田さん夫妻の公演と朗読会があったので応募して行ったことがあったのを思い出した。
しかし読むのは好きだけど書くのは嫌いっ...続きを読むPosted by ブクログ -
短編小説の名手による短編小説ブックガイド。ジュニア向け新書だけどジュニアだけが読むんじゃもったいない充実度だと思いました。紹介されてるものがみんな面白そう。Posted by ブクログ
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2~3pの短編がこれでもかとてんこ盛り!
オチが先に読めたりする作品もあるけど、大抵にやりと笑ってしまう。
ただ1つ、麻雀の話で分からないものがあった。
ルールも柄の意味も、麻雀自体知らないから仕方ない。
それだけが心残りだけど面白かった。Posted by ブクログ -
「今昔物語集」紹介本
確かに、古文にエロスはよく似あう気がする。。。
他の今昔物語解釈本よりも、阿刀田さんの解釈の方が深み(?)があって面白い。阿刀田さんの他の作品も読みたくなった。Posted by ブクログ -
「正直なライター」のような、奇妙なカタルシスを感じる作品を読めただけでも大きな収穫である。
城昌幸氏のショート・ショートよりも(時代の要因が大きいであろうが)読みやすかった。が、物足りない気も同時にした。難解な言い回しが深みを生み出す、とは言わないし、思わない。であっても、やや薄っぺらさを感じて...続きを読むPosted by ブクログ -
イソップ物語は、多少知っている。
でも、イソップのことは全然知らなかった。
なんとなく、漠然とグリムより前かなぁ、と思っていたけど、
まさかBC6世紀ごろの人だったなんて!
ソクラテスよりも前だなんて!
日本はその頃、縄文時代ですよ・・・(^^;)
そして、イソップ物語が日本に入ってきたのも、明治以...続きを読むPosted by ブクログ -
少し前にその日読んで帰宅する予定の本を会社に忘れ、本屋に寄ったら発売されていたので購入。このシリーズも随分出ましたね。
イソップさんがBC5世紀だか6世紀の人だったとは知りませんでした。中世ぐらいの人かと思っていた。有名な寓話は知ってる、知ってると言う感じですがマイナーなお話はこんな話もあったんだ...続きを読むPosted by ブクログ -
阿刀田高の物語は、日常にひそむリアルな背景が存在するので、どの話も本当にありそうな感じがして、ゾワッとします。
「来訪者」という話が、特に人間の恐ろしさ・おぞましさが感じられました。
短編で、どの話も読み応えがあります。Posted by ブクログ