阿刀田高のレビュー一覧

  • 夢判断

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    不思議で怖い短編で、ひやっとしつつ軽めに読めますが、
    何より時代臭が強くて、そこが気になりました。
    人間の心理が密に書いてあるから面白い反面、
    当時といまとのちょっとした感覚の違いも目だつのかな?
    お話も面白いけど、そんな、なつかし感覚が昭和好きな自分にはツボでした。

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    2011年01月13日
  • アーサー王物語

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    「世界の冒険文学」の第12巻。昔々、半世紀近く前に「世界少年少女文学全集」の中の1冊として読んだことがあり、また「トリスタンとイゾデル」の悲恋物語は大学時代の英語のテキストでもあった。そんなことはすっかり忘れていたのに、この1冊を読みながら次々と思い出されてきた。近時のことは覚えられないが、昔のことはよく覚えているということの証になったのかも…いまどき「騎士」の心持ちのある人には滅多に出会いないものである。

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    2010年12月12日
  • 影まつり

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    読みやすい!阿刀田さんは「他人同士」以来2冊目ですが、相変わらずスラスラ読めました。

    一番最初の「二人の妻を愛した男」は読み終わってちょっと鳥肌が・・

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    2010年10月18日
  • ホメロスを楽しむために

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    学生時代に世界史の試験勉強で、ホメロスの「イリアス」「オデュッセイア」という名前を記憶したことがあります。
    全く本の中身を知らないのに、歴史のテストで
    「ホメロスは何を書いたか?」、、、
    「イリアス」と「オデュッセイア」。
    正解!
    テストには正解したけど、中身は全く知らないというのは、ある意味全く知らないよりも恥しいことなので、せめてエッセンスだけでも知っておきたい人にはおススメの本です。原典を読むのは辛いですから。

    ハイライトは、ブラピの主演映画「トロイ」の話です。
    遺跡発掘で有名なシュリーマンが夢中になった話ですが、原典よりも小説家である著者の解説のほうが面白いかもしれません。

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    2010年09月18日
  • 楽しい古事記

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    日本の古典もエッセイで読めば楽しい。
    「古事記」の内容は断片的に知っているけど、通して読んだことはありませんでした。学生時代に古文で習ったはずだけど、原文は読めないし、これから読むには時間が掛りそうだし、、。
    日本人だから日本の有名な古典の内容くらい知っておきたいという人には、おススメのエッセイだと思います。

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    2010年09月14日
  • 短編小説のレシピ

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    とっても面白いです。

    載ってた本、読んでみたくなりました。特に漱石は短編小説のイメージなかったんで、こんなんもあったのかと、目から鱗(用法不適切?)

    ともすれば、無味乾燥に見える文章が解説一つで鮮やかに。
    小説ってこうやって読むのか~って感じですね。
    御自分の作品の作成過程(ネタばらし)をやってるのも、めずらしい。

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    2010年08月06日
  • 短編小説のレシピ

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    [ 内容 ]
    八百編もの短編小説を生み出してきたマエストロがみずから解説・案内する、短編小説の醍醐味。
    短いだけに、あらゆる技法を駆使した作品は、おもしろさも多彩。
    小説作りの源泉と技をも教えてくれる。
    向田邦子、芥川龍之介、松本清張、中島敦、新田次郎、志賀直哉、夏目漱石、ロアルド・ダール、エドガー・アラン・ポーなど十人の作家の、名作やユニークな作品を具体例として選んで特徴を解説し、短編の構造と技法に迫る。
    短編小説をより楽しく読むためにも、また書くためにも役立つヒントが満載。

    [ 目次 ]
    第1章 短編小説はおいしいぞ
    第2章 向田邦子『鮒』そして、その他の短編
    第3章 芥川龍之介『トロッ

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    2014年10月26日
  • 短編小説のレシピ

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    短編小説とは何か。
    どう書くのか、どう楽しむのか。についての本。

    著者自身、短編小説の名手であるので、とても楽しく読める。
    この方が、自分の小説について取り上げて語っているのは許せるし、面白い。

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    2010年04月27日
  • 続 ものがたり風土記

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    旅の行く先々で興味をひいたものについて語られる、旅行記のような、旅行記ともいえない取りとめのないおしゃべりのような、気軽なエッセイ。
    阿刀田先生と旅行できたら、濃い旅行になるんだろうなぁ。と妄想しつつ、この本を片手に旅に出たくなる一冊です。

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    2010年01月17日
  • 黒い回廊 阿刀田高傑作短編集 ホラー

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    今まで読んだ事のある短編集でした。
    覚えているのもあればすっかり忘れているのもある。

    相変わらずのブラックな短編集です。

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    2010年01月16日
  • やっぱり奇妙にこわい話~寄せられた「体験」~

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    いくら名だたるホラー映画や怪奇(旧)小説に触れても真の恐怖に敵いっこありません。
    「深夜、エレベーターに乗ろうとしたら後ろ向きでおかっぱ頭の女性が立っていた」
    ひえ──── こんな体験した方、ちゃんと生きてるのかな─

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    2009年10月24日
  • 私のギリシャ神話

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    これまた阿刀田流のギリシャ神話で先日の「ギリシア神話を知っていますか」と非常によく似た文調で書かれた(ところどころ表現までまったく一緒!)物語なので、両方読む必要はなかったかなと思わないでもありません。  KiKi の個人的趣味としてはこちらの「私のギリシャ神話」の方に軍配をあげたいかな・・・と思います。  と言うのも、さすがNHK番組のテキストとして準備されていた内容のものだけあって、カラー図版(ギリシャ神話を題材にした絵画や彫刻等々)がかなりの量で収録されており、「ギリシア神話を知っていますか」を読んだ際には手元に別の美術書を置きながらあっちの本をとりあげたりこっちの本をとりあげたりと忙し

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    2009年10月21日
  • 花惑い

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    洗練された文章。時に爽やかに時に妖艶に。その深みは大人だけに許された領域のようなもの。

    阿刀田 高の真骨頂、大人の切ない恋物語。

    11編の短編からなる【花惑い】は、やはり大人の小説だった。哀愁という言葉がぴったりである。

    「昨日はどこにいたの?」

    「そんな昔のことは忘れた」

    「今夜は会える?」

    「そんな先のことはわからない」

    なんて映画カサブランカのセリフのようなクラシックさが素敵な小説なのである。

    モノクロの世界がいい。行間に漂う「モノクロ感」が読むものを魅了してやまない。

    恋物語と言ってもドロドロの愛憎劇でもなく、燃え上がるような恋物語でもなく、どこか淡々とした恋。

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    2009年10月04日
  • 短編小説のレシピ

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    短編小説のレシピと言っても、これは短編小説の書き方ハウツー本ではない。

    短編の名手、阿刀田 高が小説家としての目線から短編小説の楽しい読み方を教えてくれる本だ。小説を

    書きたい、または書いているという人にとっては、ハウツー本ではないけれど、書き方についてのヒント

    もたくさん詰まった教科書でもある。

    名作と呼ばれる短編小説をはじめ、色々な作品を取り上げ、それらが書かれた作者の時代背景などを踏ま

    えつつ、その作品に駆使された文章の技法などの解説、その作品の特徴などを阿刀田氏が美味しく料理し

    てくれる。

    それはつまり、短編小説を美味しく読むためのレシピなのだ。

    阿刀田氏がこの本の中で

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    2009年10月04日
  • 猫を数えて

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    阿刀田 高の【猫を数えて】を読んだ。

    阿刀田 高の真骨頂、男と女の10の愛の物語を綴った短編集である。

    阿刀田 高の小説は「あとをひく」。これは文末に収められている都築 直子氏の解説の言葉であるが、ま

    さしくその通りだと思う。僕が阿刀田作品を読むのはこれで3冊目であるが、自分でもなぜだかよくわか

    らないが本屋に行けば「阿刀田 高」という名前を知らず知らずのうちに探している自分がいるのだ。

    ふとした時に読みたくなる。何を読もうか迷っていると「そうだ、阿刀田 高を読もう」と考えている自

    分がいるのだ。僕の場合、一回に5〜6冊ほど本を買うのだが、このように大量に仕入れるときは必ず1

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    2009年10月04日
  • ミステリーのおきて102条

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    ミステリーに関するエッセイ。阿刀田氏の知識量が素晴らしい。過去の名作がいくつも紹介されてて、この本片手に色々探してみたくなった。

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    2009年10月04日
  • 冷蔵庫より愛をこめて

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    事業に失敗して精神病院に逃げこんだ男が退院してみると、妻はいきいきと働いていた。巨額の借金も返済したという。そんなとき、あの男とめぐり合った。あの男は妻の不貞を告げ、一緒に新商売をやろうと誘う。あの男の正体がやがてあばかれ……。ブラック・ユーモアで絶妙に味つけされた、才筆の出世作。

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    2009年10月07日
  • 楽しい古事記

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    阿刀田さんの作品は他にも読んだ事が
    あったので購入したのですが、
    買って正解でした。

    実際に古事記の舞台になったところへ
    行かれているのでエッセイのように
    読み取れます。

    神話って登場人物が膨大なので
    よっぽど個性が強くないと
    覚えられなかったりします^^;

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    2009年10月04日
  • 私のギリシャ神話

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    普段あまり、馴染の無いギリシャ神話について書かれている本。学術的なことから、神話を分かりやすくかいてあり、面白いです。

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    2009年10月04日
  • 私のギリシャ神話

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    阿刀田版、ギリシア神話解説。阿刀田氏のこの種の本は、なんとなく知っているけど良く知らない神話、宗教などをわかりやすく書いてくれているのでGood

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    2010年01月21日