阿刀田高のレビュー一覧

  • コーヒー党奇談

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    ネタバレ

    大変読みやすい。一つの作品が20分弱で読める。そして、展開がわかりやすい。その分、最後での逆転劇は少ない。しかし、第四章のように意表を突く展開をする物語もあり、飽きがこない。

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    2011年05月07日
  • 白い魔術師 阿刀田高傑作短編集 ペダンティズム

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    ネタバレ

    話が進む間はわからない事だらけだが最後のオチで全て納得。
    読み終わった後にスッキリする感じがたまらない。

    こう言った小説のいい呼び方が頭に浮かばないが、仮に"伏線系短編小説"と呼ぶなら、本書はそのジャンルのエッセンスが綺麗に詰まっているように感じた。

    読んでる間は常に頭にひっかかり、終盤で一気に解放される。
    伏線は回収される瞬間の心地良さこそ存在意義なのだから、その心地よさが短編として幾度も訪れるのがつまらないはずがない。

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    2015年09月12日
  • 短編小説を読もう

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    [ 内容 ]
    とにかくおもしろい芥川龍之介、こんな文章を書けたらすごい志賀直哉、目を見張る設定の中島敦。
    子どものとき落語全集と銭形平次捕物控で短編のとりこになった著者は、好きな小説を読みあさっていく。
    自らの体験を通じ、また短編の作り手の視点から、ぜひ触れてほしい作品をすすめる。

    [ 目次 ]
    第1章 短編小説は礼儀正しい
    第2章 とにかく芥川龍之介
    第3章 ミステリーはいかが?
    第4章 不思議な頭のアラン・ポー
    第5章 美しい自己中心
    第6章 ユニークな短編たち
    第7章 週末は松本清張を
    第8章 エロスでドキドキ
    第9章 ショートショートを短く
    第10章 乱れうち一五作品

    [ POP 

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    2011年03月25日
  • ジョークなしでは生きられない

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    阿刀田氏の本。1983年。古今東西のジョークをまとめたもの。出版年は古いが、中に紹介されているジョークは今でも十分に通用する。しかし、下に関するジョークが大部分を占めているため、面白いもののビジネスの場で用いるのは難しい。話の引き出しにいれておくと便利。

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    2011年03月06日
  • 新装版 ブラック・ジョーク大全

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    阿刀田氏の本。2007年。いろいろなジョークをまとめたもの。内容はすぐに忘れてしまうものばかりだが、読んでいるときは、なるほどと感心するジョークが満載。息抜きや小話の調達に。

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    2011年02月25日
  • やさしいダンテ<神曲>

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    なんと言っても分かり易い。概要を理解するのにはぴったりかも。また、超難解な場面の解説には「わからない」「省略しておこう」「先へ急ごう」等々があってとてもセンスが良い(良いのか?)。原文読みにチャレンジしたこともあったけど、これじゃあ分からないのも当たり前かなと思ってしまうほど、予備知識が必要な古典文学。

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    2011年02月04日
  • やさしいダンテ<神曲>

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    いつかダンテを読まねばと思っていたけれど、それにはちょっとまだ自分青二才だな、と弱気になってこれを手に取り。
    大変わかりやすく、かつ面白かった。特に、
    「現代の感覚でいうとダンテはストーカーである。しかも相手が死んだ後も、徹底的に追いかけ続けるので、かなり気合いの入ったストーカーだ。もっともダンテはこのストーカー行為を思想に昇華させた。」という所に笑った。他にも薔薇の円形劇場を東京ドームで説明しているのとか。

    「神曲」自体は…なんて傲慢な宗教なんだキリスト教って、なんて言ったら怒られそうだけどとにかくそれに尽きました。ダンテ本人もかなりのもんだけど(誰を地獄に落としているかのチョイスが)、宗

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    2011年03月08日
  • 夢判断

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    不思議で怖い短編で、ひやっとしつつ軽めに読めますが、
    何より時代臭が強くて、そこが気になりました。
    人間の心理が密に書いてあるから面白い反面、
    当時といまとのちょっとした感覚の違いも目だつのかな?
    お話も面白いけど、そんな、なつかし感覚が昭和好きな自分にはツボでした。

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    2011年01月13日
  • アーサー王物語

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    「世界の冒険文学」の第12巻。昔々、半世紀近く前に「世界少年少女文学全集」の中の1冊として読んだことがあり、また「トリスタンとイゾデル」の悲恋物語は大学時代の英語のテキストでもあった。そんなことはすっかり忘れていたのに、この1冊を読みながら次々と思い出されてきた。近時のことは覚えられないが、昔のことはよく覚えているということの証になったのかも…いまどき「騎士」の心持ちのある人には滅多に出会いないものである。

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    2010年12月12日
  • 影まつり

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    読みやすい!阿刀田さんは「他人同士」以来2冊目ですが、相変わらずスラスラ読めました。

    一番最初の「二人の妻を愛した男」は読み終わってちょっと鳥肌が・・

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    2010年10月18日
  • ホメロスを楽しむために

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    学生時代に世界史の試験勉強で、ホメロスの「イリアス」「オデュッセイア」という名前を記憶したことがあります。
    全く本の中身を知らないのに、歴史のテストで
    「ホメロスは何を書いたか?」、、、
    「イリアス」と「オデュッセイア」。
    正解!
    テストには正解したけど、中身は全く知らないというのは、ある意味全く知らないよりも恥しいことなので、せめてエッセンスだけでも知っておきたい人にはおススメの本です。原典を読むのは辛いですから。

    ハイライトは、ブラピの主演映画「トロイ」の話です。
    遺跡発掘で有名なシュリーマンが夢中になった話ですが、原典よりも小説家である著者の解説のほうが面白いかもしれません。

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    2010年09月18日
  • 楽しい古事記

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    日本の古典もエッセイで読めば楽しい。
    「古事記」の内容は断片的に知っているけど、通して読んだことはありませんでした。学生時代に古文で習ったはずだけど、原文は読めないし、これから読むには時間が掛りそうだし、、。
    日本人だから日本の有名な古典の内容くらい知っておきたいという人には、おススメのエッセイだと思います。

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    2010年09月14日
  • 短編小説のレシピ

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    とっても面白いです。

    載ってた本、読んでみたくなりました。特に漱石は短編小説のイメージなかったんで、こんなんもあったのかと、目から鱗(用法不適切?)

    ともすれば、無味乾燥に見える文章が解説一つで鮮やかに。
    小説ってこうやって読むのか~って感じですね。
    御自分の作品の作成過程(ネタばらし)をやってるのも、めずらしい。

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    2010年08月06日
  • 短編小説のレシピ

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    [ 内容 ]
    八百編もの短編小説を生み出してきたマエストロがみずから解説・案内する、短編小説の醍醐味。
    短いだけに、あらゆる技法を駆使した作品は、おもしろさも多彩。
    小説作りの源泉と技をも教えてくれる。
    向田邦子、芥川龍之介、松本清張、中島敦、新田次郎、志賀直哉、夏目漱石、ロアルド・ダール、エドガー・アラン・ポーなど十人の作家の、名作やユニークな作品を具体例として選んで特徴を解説し、短編の構造と技法に迫る。
    短編小説をより楽しく読むためにも、また書くためにも役立つヒントが満載。

    [ 目次 ]
    第1章 短編小説はおいしいぞ
    第2章 向田邦子『鮒』そして、その他の短編
    第3章 芥川龍之介『トロッ

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    2014年10月26日
  • 短編小説のレシピ

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    短編小説とは何か。
    どう書くのか、どう楽しむのか。についての本。

    著者自身、短編小説の名手であるので、とても楽しく読める。
    この方が、自分の小説について取り上げて語っているのは許せるし、面白い。

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    2010年04月27日
  • 続 ものがたり風土記

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    旅の行く先々で興味をひいたものについて語られる、旅行記のような、旅行記ともいえない取りとめのないおしゃべりのような、気軽なエッセイ。
    阿刀田先生と旅行できたら、濃い旅行になるんだろうなぁ。と妄想しつつ、この本を片手に旅に出たくなる一冊です。

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    2010年01月17日
  • 黒い回廊 阿刀田高傑作短編集 ホラー

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    今まで読んだ事のある短編集でした。
    覚えているのもあればすっかり忘れているのもある。

    相変わらずのブラックな短編集です。

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    2010年01月16日
  • やっぱり奇妙にこわい話~寄せられた「体験」~

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    いくら名だたるホラー映画や怪奇(旧)小説に触れても真の恐怖に敵いっこありません。
    「深夜、エレベーターに乗ろうとしたら後ろ向きでおかっぱ頭の女性が立っていた」
    ひえ──── こんな体験した方、ちゃんと生きてるのかな─

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    2009年10月24日
  • 私のギリシャ神話

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    これまた阿刀田流のギリシャ神話で先日の「ギリシア神話を知っていますか」と非常によく似た文調で書かれた(ところどころ表現までまったく一緒!)物語なので、両方読む必要はなかったかなと思わないでもありません。  KiKi の個人的趣味としてはこちらの「私のギリシャ神話」の方に軍配をあげたいかな・・・と思います。  と言うのも、さすがNHK番組のテキストとして準備されていた内容のものだけあって、カラー図版(ギリシャ神話を題材にした絵画や彫刻等々)がかなりの量で収録されており、「ギリシア神話を知っていますか」を読んだ際には手元に別の美術書を置きながらあっちの本をとりあげたりこっちの本をとりあげたりと忙し

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    2009年10月21日
  • 花惑い

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    洗練された文章。時に爽やかに時に妖艶に。その深みは大人だけに許された領域のようなもの。

    阿刀田 高の真骨頂、大人の切ない恋物語。

    11編の短編からなる【花惑い】は、やはり大人の小説だった。哀愁という言葉がぴったりである。

    「昨日はどこにいたの?」

    「そんな昔のことは忘れた」

    「今夜は会える?」

    「そんな先のことはわからない」

    なんて映画カサブランカのセリフのようなクラシックさが素敵な小説なのである。

    モノクロの世界がいい。行間に漂う「モノクロ感」が読むものを魅了してやまない。

    恋物語と言ってもドロドロの愛憎劇でもなく、燃え上がるような恋物語でもなく、どこか淡々とした恋。

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    2009年10月04日