阿刀田高のレビュー一覧

  • ギリシア神話を知っていますか

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    「知っていますか」シリーズの一冊目。
    私にとっては、神曲、旧約聖書、新約聖書、をへて四冊目。
    最初に書いたものなので後に出たもののほうがキレとコシがあるけど十分面白いです。
    ギリシア神話をザッと知ることができましたが、これで分かった気になるには足らないかも。他にもう少し広く、でも読みやすいものがあれば手に取りたいなあ。
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    ギリシア神話そのものよりも、ちょっと気になったのは「パンドラの壺」の章で著者が抱いた連想。

    パンドラの壺の中には開け放ってはいけない、ありとあらゆる“悪”が。病気、悪意、戦争、嫉妬、災害、暴力など思いつく忌まわしいものが詰まっている。かろうじて壺の底に残ったのは

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    2025年07月05日
  • 夢判断

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    初阿刀田高。ちょっとブラックに寄ったショートショートが飽きない。最後がどう終わるんだろうというワクワク。

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    2025年04月22日
  • ホメロスを楽しむために

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    ホメロスが遺した叙事詩『イリアス』、『オデュッセイア』の概要、また古代ギリシア時代の背景知識を著者が解説する。本書によると、ホメロスの生涯に関してほとんどわかっておらず、歴史家のヘロドトスによると、彼は私生児で、父親ははっきりしないのに対して、母親はクレテイスという。二つの叙事詩は当時の人々にとって、単に娯楽であるのみならず、道徳教育、生き方を知るための規範とみなされた。ホメロスが題材としたトロイア戦争は、シュリーマンの発掘によって実際にあった戦争だと判明した。

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    2025年03月29日
  • 待っている男

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    阿刀田高氏の短編集。単行本は1984年に刊行。

    阿刀田作品らしいブラックユーモアは、それほど強烈ではありません。初出誌、初出時期は不明ですが、エロティックなシーンを描いた作品が多く、幻想味がある作品も目立ちます。
    阿刀田高作品集・エロスと幻想篇、という感じです。


    以下は簡単に各作品の感想を↓

    待っている男
    携帯電話も無い時代、待ち合わせ客が多くいる喫茶店で、読者を待ち合わせ客と設定して、同じく待ち合わせ客として相席になった中年男性から一人語りを聞かされるという叙述スタイルをとった一編。
    男性の過去が語られるこの叙述スタイルに、何かトリックがあるのか、と期待しましたが、そんなことはなく、

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    2025年03月19日
  • 影絵の町

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    奥付は平成元年初版。40年近く前の作品だ。「影絵の町」の12の連作のようなそうでないような短編集。全編を通して男女の機微を、著者お得意の幻影風景とともに描いた作品になっている。”父の顔”で、意中の女性から「へんてこな口実を作って、頑固に拒否」される場面があったが、自分も味わわされた過去を思い出して胸中ほろ苦い思いが広がった。「銀座スクランブル」は人々が交差するスクランブル交差点に擬して男女、親子などの人間模様を描く。しかし、12の短編の後半にいくに従い、著者らしさを感じさせない結末になっていて残念。

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    2025年02月12日
  • 新約聖書を知っていますか

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    キリスト教の信者ではないので
    有名どころのエピソードを
    知識的に考察するスタンスは
    とっつき易く読み易かった

    西洋美術を鑑賞するには
    キリスト教の知識があると無いとでは
    楽しめる深みも全然違うので
    こういうエッセイはありがたい

    和田誠 さんの表紙&挿絵も良い
    配色(黒朱紫)が絶妙〜!

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    2025年01月29日
  • ギリシア神話を知っていますか

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     夜空に輝く星座にはギリシャ神話の英雄や神々の物語が宿る。オリオン座の狩人やペルセウス座の冒険譚は人間の欲望や喜びを映し出し時代を超えて共感を呼ぶ。
     一方日本神話の古事記にはアマテラスオオミカミやスサノオノミコトなど八百万の神々の物語が綴られ、また自然と人との調和が語られる。
     異なる文化の神話だがどちらも作り話とせず人間の本質を見つめ直したり歴史として捉えることも大切だと思う。
     古典を読み解き現代に新たな息吹を与える試みは私たちの生き方に問いを投げかける話しと捉えたい。

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    2025年01月17日
  • ギリシア神話を知っていますか

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    Audible
    大昔に読んだ本がオーディオブックに!
    殆ど忘れていたが、覚えていた箇所もあり懐かしい。ギリシャ神話といえば裸。絵画のアンドロメダとかとにかく沢山あるがほぼ全裸。ペルセウスに至っては鎧姿もあるが兜とサンダルしか身につけていない絵も多い。ルネッサンス期の皆さんに古代ギリシャはどう思われていたんだ…古代ギリシャすごいナー
    本書が昭和の親父のエロトークのノリなのも頷ける。
    演劇、芸術、映画と話しがどんどん横道にそれながらもちゃんとギリシャ神話の解説になってるのはさすが。
    そしてギリシャ神話の西洋に与えた影響に驚く。
    シュリーマンの話しも良かったし、モリエール、ラシーヌの演劇やジャン・ジ

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    2025年01月09日
  • 旧約聖書を知っていますか

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    ★★★ 読めてよかった

    小説家である著者が、旧約聖書を分かりやすく解説してくれる入門書。構成は聖書とは異なり、とっつきやすい話から展開されている。著者の軽妙な語り口も相俟って、非常に読みやすかった。

    なんというか、理不尽極まりない胸糞話が多かった。神はかなり人を選り好みし、気に入った人なら多少の無礼をはたらいても不問だが、気に入らない者はどれだけ神に尽くしても決して報われることがない。私は神の態度にうんざりしてしまった。しかし神を言葉の通じるキャラクターではなく、自然災害の類だと考えると多少納得のできる部分はあった。いつか海軍の方が『シュガークッキー』という話をしていた。訓練生は制服を『完

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    2024年11月20日
  • 奇妙におかしい話 どきどき編

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    一般の方々からの応募による作品集。

    いろんな年代の、いろんな場所にお住まいの方々から語られるエピソードはどのお話も興味深く、人の暮らしのユニークさにふれ、最後まで楽しく読みました。

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    2024年09月30日
  • 旧約聖書を知っていますか

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    以前から、聖書の概要について知りたいと思い、入門書なるものを数冊手に取ってみたが、長続きせずあきらめかけていた。「シャガール展」にてこの本が売られており、この本ならもしかしたら、と思い読んでみた。平成3年に書かれたもので、表現など古めかしさは感じるものの、比較的読みやすく、今までで一番ためになったのではないかと思う。それにしても聖書は難解である。

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    2024年09月24日
  • 旧約聖書を知っていますか

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    タイトルで「いいえ」と答えた人に買って欲しい旧約聖書の紹介本

    旧約聖書って難しいし、日本人には全く馴染みないから理解できないって思うかもしれませんが全くその通りです。作者の阿刀田高さんもそれを認めて仰られています。しかし話を聞く限り実は世界史の授業で習っていたり、あれこれってディズニーだったりおとぎ話なんかになかったっけ、そういえばシェイクスピアとか劇にも似たような話あるよなって気づくところが多い気がします。
    それもそのはずまさに原点といえばこれ、旧約聖書なんじゃないかって呼んでいて気がつくと思います。だからこそまさに「旧約聖書を知っていますか」とはあなたの身近にあることに気づいていますか?

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    2024年09月24日
  • 知的創造の作法

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    40年以上前にナポレオン狂を読んでから、ブラックユーモアや「知っていますか」シリーズなど、いくつか読んできたので、著者が大切にしてきたことなどがすんなりと入ってきた。
    ■臨界というのは決定的な情況よりまだほんの少し手前のような気がしてしまうのだ。臨海、臨月、臨床...臨界も限界に近づいているが化学反応にまだ余裕があるような気がしてならない。でも臨界はもう事故そのものなのである。
    →同感。これに限らず、名前と中身が一致していないものが時々ある。最近いくつかの本を読んで、それを感じた。
    ■ユーモアは笑いを生むことも多いが、それは副産物であり、本当の価値は日常の中でべつな見方をすること、そういう脳味

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    2024年05月20日
  • マッチ箱の人生

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    浮気(今なら不倫だね)、教育ママ、押売り消火器、黒電話……昭和の世相を反映させたショートショート13編。懐かしくは感じるが、著者お得意のブラックジョークはおとなしめ。解説は著者の弟子の女流作家。その解説の中で「この短編集は…『女は怖い』というのがテーマ…」と書かれていたが、読み終わるまでそのことに思い至らず。最後の「熱病」が好みかな。自分の願望をたった一度だけ叶えてくれる異世界のお話で、最初は息子、次に自分(夫)、最後に妻がそれぞれ異世界を経験して、なんとなく雰囲気が変わる結末が良かった。

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    2024年05月01日
  • 赤い追憶 阿刀田高傑作短編集 ミステリー

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    昔、おそらくまだ学生だった頃阿刀田さんの本に出会って、それまで読んでいた星新一のものとは一味ちがう短編にハマっていた。まだまだそんなに人生経験だってしていなかったのだから、何がそんなに面白かったのか?
    今この本を読んで、読みやすいのだけれど、そしてもうそれなりに酸いも甘いも味わってきただろうに、まだよくわからないような…
    中では「初詣で」が好きだったけど、阿刀田さんが意図したものを読み取れてはいないだろうな。

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    2023年11月28日
  • ギリシア神話を知っていますか

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    軽快な阿刀田節でギリシア神話の中でも比較的有名だったり派手だったりする話を楽しみながら知ることができる。前半バラバラと進んでいき全体像が想像しにくいなと思っていたけど、まぁギリシア神話ってごちゃっとしてるし、後半まで進んでいくと不思議と登場した英雄たちや神々の性格や関係性がなんとなく頭の中に思い浮かぶようになっている。阿刀田高さんの古典シリーズ、次はどれにしようかなー

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    2023年09月05日
  • 青い罠 阿刀田高傑作短編集 ブラックユーモア

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    面白い事は面白い。
    だが、古臭い感じもする。
    現代の世相の方が世知辛くて過酷なせいもあろうか。
    オチが読める作品もあったのは残念。
    大学時代にハマっていて、期待値が大き過ぎたか。

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    2023年09月02日
  • コーランを知っていますか

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    イスラム教について勉強になりました。こういう本を書くだけでもいろいろ気にしないといけない感じが伝わってきました。

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    2023年08月22日
  • コーランを知っていますか

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    再読。宗教を語ることの難しさ、特にイスラム教のコーランについて。その中でコーランというのがどういった経緯でできあがって、イスラム教徒にとってどういったものかを軽快なエッセイでその雰囲気を教えてくれる。

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    2023年08月19日
  • 新約聖書を知っていますか

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    旧約聖書に引き続き

    旧約聖書よりは知っていることも多かったが、聖書やイエスの立ち位置がよりしっかり理解できた。 
    イエスの復活を奇跡ではなく、推理してしまうなど、なかなか大胆なことをしているが、
    信仰を持たないものにとってはとても理解しやすい内容だった。
    欲を言えば、映画やドラマでよく引用されるヨハネの黙示録はもう少し解説が欲しかった。

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    2023年08月07日