【感想・ネタバレ】影絵の町のレビュー

あらすじ

ときめく恋――淋しい恋――情熱的な恋――せつない恋――〈おとこ〉と〈おんな〉。新たな〈恋〉のドラマが始まる時、夕闇という名の幕(ヴェール)は、静かに二人の姿を隠す……恋のドラマにあわせて、阿刀田高が奏でる恋の〈夜想曲(ノクターン)〉。今夜(こよい)の観客は、貴女ひとりです。

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Posted by ブクログ

奥付は平成元年初版。40年近く前の作品だ。「影絵の町」の12の連作のようなそうでないような短編集。全編を通して男女の機微を、著者お得意の幻影風景とともに描いた作品になっている。”父の顔”で、意中の女性から「へんてこな口実を作って、頑固に拒否」される場面があったが、自分も味わわされた過去を思い出して胸中ほろ苦い思いが広がった。「銀座スクランブル」は人々が交差するスクランブル交差点に擬して男女、親子などの人間模様を描く。しかし、12の短編の後半にいくに従い、著者らしさを感じさせない結末になっていて残念。

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2025年02月12日

Posted by ブクログ

短編集。全24話。

好みのものもあれば、そうでないのもあり。

前にも読んだことあったかな〜『らせん階段』。確かに、らせん階段ってぐる×2回ってて、時おり自分が何階にいるかわからなくなることあるよね〜。それをうまく恐怖と結びつけてこういう話を書くのってすごいね。うん。

あと、『にしん挽歌』、『鯉のはなし』もよかった。こういう言葉遊び?みたいなの好きだなぁ。同音異語とかさ。

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2009年10月04日

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