【感想・ネタバレ】魚の小骨のレビュー

あらすじ

マスコミの報道姿勢、子どもにあげるお年玉の額から、はては雌猿の美醜まで。のどに刺さると気にかかる、世のアレコレを大人のエスプリで余裕たっぷりに語ったエッセイ集。

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Posted by ブクログ

奥付1995年第1刷。初出は殆どが90年代初めで、様々な媒体で発表されたものだ。我が家の本棚の中で、ようやく初読みゾーンに入った。入手困難な著作も増えてきた。そして著者はもう90歳なのだなあ。髙田万由子氏の解説は、ものすっごく丁寧で冗長だったが、著者の小説制作の惜しみない種明かしという感想には首肯できた。「目の読書と口の読書」は、オーディブルで本を楽しめる作品とそうではない作品があることを想像させるエッセイで印象に残った。

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2025年09月23日

Posted by ブクログ

阿刀田氏の短編集を読んでいるが、古本市でエッセイを見つけたので持ち帰ってみた。
内容は、本当に短い、多岐にわたる内容のエッセイ。ただ、私がこれまで読んできたエッセイと比べて格別面白くはない。エッセイは「オチ」が必要なものではないが、にしてもあっさりしたものが多く「へぇ」で終わってしまう、まさに魚の小骨的小物な小品が多い印象。
途中、男女の恋愛の話は「わかるわかる」と思わせる面白さもあったが、全体的にサラサラと読めてしまう軽い印象のエッセイだった。

ミステリ短編の方がいいな。

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2020年11月19日

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