【感想・ネタバレ】新装版 妖しいクレヨン箱のレビュー

あらすじ

丘を走る少年と白い犬、金色の月の光と錬金術、酒場の赤い酒が運んで来たもの、安アパートの玄関に置かれた青いハイヒール、年上の少女と飛ばした桃色の紙飛行機――十二の色彩鮮やかな物語を紡ぎ出す<妖しいクレヨン箱>。ここではない世界への境界線を軽々と越えていく全35編の傑作ショートショート集。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

 色んなジャンルがあって楽しかったです。CMとしてショートショートの物語が使われることがあるのですね。初めて知りました。

0
2022年11月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 「正直なライター」のような、奇妙なカタルシスを感じる作品を読めただけでも大きな収穫である。
 城昌幸氏のショート・ショートよりも(時代の要因が大きいであろうが)読みやすかった。が、物足りない気も同時にした。難解な言い回しが深みを生み出す、とは言わないし、思わない。であっても、やや薄っぺらさを感じてしまった。その「軽妙さ」が、あるいは持ち味なのかもしれない。
 言えば、作者あとがきにある理由(商業的需要ありき)も関係しているのかも。

目次(覚書)

白い犬
金色の月
赤い酒
青いハイヒール
緑色の目
銀色の二人
黒い穴
黄色い灯
茶色の音
桃色の飛行機
空色のセーター
灰色の雪
糸の男
夏のシーラカンス
ウイスキー慕情
田代湖殺人事件
もう一丁
ヨーグルト通信
特技
砂漠の自動車
あやしい食品店
夜汽車
幽霊
正直なライター
カクテルをどうぞ
記憶術
夜の旅
ベッドでたばこを吸わないで
甘い叫び
星空
凹んだ顔
ソーセージ幻想
霞村まで
最期の仕事
不思議なボールペン

0
2012年10月17日

「小説」ランキング