【感想・ネタバレ】小説作法の奥義(新潮文庫)のレビュー

あらすじ

小説を書く。原稿用紙とペンを備える。机に向かう。しかし――何をどう書けばいいか、これが難しい。作品のアイデアはどこから湧いてくるのか。物語が躍動する登場人物命名法、読者を満足させる〈九合目の理論〉、書き出しとタイトルのパターンとコツなど文筆活動六十余年、生み出した小説は九百編を超える小説界の「鉄人」が極めた秘技を伝授! 創作を志す人必読のウィットに富む全十章。

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Posted by ブクログ

氏の創作の裏側を紹介したエッセイは、この本に限らず過去にもあって自分も読んできた。
自分が読んだ作品の答え合わせや突合になっていて興味深かったし、なにより氏が紹介する古今東西の小説は
自分が知らない、自分では手を出さなかったであろうジャンルや時代の作品ばかりで、自分の読書体験に拡がりを与えてくれた。
この本も、小説を著す作法というより小説を楽しむ通り道の紹介という捉え方の方が良いと思う。

折につけ登場する著者の友人氏は(モデルになる人物はいるだろうけれど)著者の知人や家族、著者本人の意見を投影した人物ではないか。
その友人氏との会話を通じて、著者が思う自著の代表短編が挙げられていて、それも個人的に興味深かったり。
自分は楽しめました。

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2026年10月08日

Posted by ブクログ

小説を書いてみたい、とそう思ったことが無いと言えば嘘になる。自分の表現を試したい、共有したい、感受させたい。そういった野心は持ち合わせている。

しかし、そうなのだ。何から手をつけていいのか、わからない。何を書きたいのか、わからない。お題に対して何か書けと言われれば、それとなく書けるような気はする。

ふと、手に取ったのは気まぐれかと思いつつも、潜在的な欲求があったからだと思う。

ところで、ここで書かれていたことについてだが、内容は面白いが、特に目を見張るような、新しい知見が得られたわけではない。なぜなら、こういった極意めいたものは既出のものであるからだ。

こころにうつりゆくよしなしごとをそこはかとなくかきつくればあやしうこそものぐるほしけれ

人間の真理を既に吉田兼好が述べている。しかも冒頭も冒頭に。
敵わない。全く敵わない。

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2026年04月07日

Posted by ブクログ

筆者の小説は未読なのだが、説明が明瞭ですっきりしていて、きっと短編小説としてもきれいにまとまっているのだろうなと想像できた。内容としては、「奥義」と銘打つ程には作法を具体的に解説しているわけではないけれど、エッセイとして面白かった。

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2026年01月11日

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