よしもとばななのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
王国1~4をまとめて。
ばななさんらしいスピリチュアルな小説だった。
でも、人間や環境についてのややお説教臭い雰囲気が
鼻について、他の作品よりは好きになれないかも…と思っていたが、
最終巻4巻のラストで、パパ2がノニに対して語る場面ですーっと氷が溶けるように
それまで物語にまとわりついていたぎこちなさが消えていった。
そして、あとがきのばななさんの言葉も素直に腑に落ちた。
「彼らの奇妙なライフスタイルをまねる必要はない」とあったけれど、
物語に登場する人たちは妖精の域に達しそうな超越ぶりなので、
読んだ瞬間に無理でしょ、と思わず苦笑いしてしまった。
そのあとに続く「ただ、自然とともに常にゆれている心、そこだけ読んでもらえれば。」という言葉には素直に共感できたけれど。
「これからしばらくは大変な時代が続くだろう。
直感と本能を信じ、自分を保つことをたえず続けていかないと、
生きていくのが困難になるのではないか」
というあとがきの言葉は2010年春に書かれたもの。
そのばななさんの慧眼にぞくりとしたが、
どんな状況でも人は適応して生きていくんだと思う。
そのときに必要なのが物語なんだと、実感できる小説だった。 -
Posted by ブクログ
はい。その3コレをまっていました。
台湾がどのように書かれているのかとても楽しみでした。台湾は懐ひろい緑あふれる美麗島として、雫石が再生(?)する聖地のように描かれておりとてもうれしくなりました。
なんか最近の私は『よしもとばなな』をうけつけないモードだったのですが、、すごいねー、、やっぱりぐいぐい読んじゃって自然に『よしもとばなな』の世界にどっぷり。これが作家の力というものなのでしょうか?もともと『よしもとばなな』チャンネルはあったけど、読み進めるうちにぴったり周波数が合うように『よしもとばなな』の世界にどっぷりでした。
人に傷つけられた心の傷は、人にしか治せないのねと思いました。読むタイミングや自分の環境によって登場人物の好き嫌いがでてきそうなので、気になった人はメモしておこうと思う。私は片岡さんのファン。そして、雫石が高橋くんのお母さんをなんだかとっても嫌いな雰囲気がすごく共感できた。
文庫版あとがきに筆者の小さなテーマと大きなテーマが書かれていておもしろかった。「はずれものでもなんとか生きる場所はある」か。。