感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2023年07月30日
みんな強いなぁと思った。言葉を選んでいるし、人それぞれ捉え方がができそう。私はこの本読んでよかったと思う。吉本バナナさんは見えてるんだろうな〜色々と
Posted by ブクログ 2017年07月22日
14歳の夕子の初恋の相手・20代後半の絵の先生とのお話。
夕子は考え方が大人で落ち着いていて、純粋で、でもまだ子どもで、とても魅力的な女の子。
二人の周りでは不思議な出来事が度々起きる。
目に見えないものを信じたくなるお話。
Posted by ブクログ 2015年08月25日
家族とすれ違ったままの夕子ちゃんとキュウくんが、色彩豊かに世界を感じて、わだかまりをなくしていくお話。
全体的にキラキラしていて、イラストもとても可愛くて。ふたりとその家族が愛しくなりました。
心に残っていたわだかまりは、案外周りの人は気付いていなかったりして、言葉に出した方が分かり合えるのかもし...続きを読むれない。
Posted by ブクログ 2015年01月02日
内容は可愛らしくあたたか。
人物のこころ、場面の描写がきれいな、ていねいな言葉で表現されています。
言葉がキラキラしていて、何度も読みたくなる物語です。
Posted by ブクログ 2013年06月11日
14歳の夕子のはつ恋の相手は20代後半の絵の先生。ちょっとずつ、歩みよって、仲良くなっていくふたりは・・・
14歳を相手にしている時点でちょっとヤバいかな?と思いそうだけれど
夕子ちゃんは、エキセントリックな両親のせいか大人っぽく、
けれども14歳らしい純情さ、素直さも持っていて、
キュウくんも...続きを読む惹かれてしまうのは仕方ないかな、と思う。
キュウくんも年齢なりの恋愛経験はあり、ずいぶん年下の彼女との交際(?)は多少躊躇しているようですが。
大体、年上の恋人を持つ人は、精神的に大人っぽいものですよね。
年齢差があるのに、ほのぼの交流をつづけていく2人がほほえましいです。
Posted by ブクログ 2012年07月18日
表紙で選んだけど、すごい良作だった。アイスクリームが好きで好き毎日食べるお母さんや、自分の生々しさを自覚しながら清廉に生きようとするキュウ君という、いいキャラクターに囲まれて生きる夕子が、少しうらやましい。
Posted by ブクログ 2012年07月08日
2012.7.6.fri
【経路】
akanehige推薦。素敵な告白文句があると聞いて。
【感想】
型にハマらずじぶんの美や人生哲学を築くことの大切さをブレ無く一貫しているのが素敵な小説。
•スピリチュアルなものを大事にするわりに愛する人が目の前にいなくなると忘れちゃうっていう夕子ママのサッ...続きを読むパリとしたある種の清々しいかんじが男らしいしすごく女だな!とも思う。
•アイスのささやかな食の贅沢の描写は母とおんなふたりで暮らすわたしにはすごく分かる。
•ほつみのミホへの疎ましさには、あーってなる。そう、自由人は真面目な底力がこわいの。ちょっとした、でもキラキラした大切にしているものを壊してほしくないの。
【素敵引用】
•いつもよりふんだんに金の粒なちりばめられているような感じがした
•いろいろなものを通して、じぶんの中の美が、世界に力強くぐんぐんと伸びていく。
•嘘の絵をひとつ描いたら、絵を描くことから一歩離れるだけだということを知っている。
•あの、もっとよく知り合いたいんです。よかったらもう少し親しくおつきあいしてもらえませんでしょうか
•世界はきっと、目に見えないこともいっぱいにつまった風船みたいなものだ
•胸のあたりからぴかぴかとした光があたりを包んでいるように見える
•ひとりのひととまじめに関わるって、とてもたいへんなことなのですね
•しゃべるとどんどん消えてしまうものと、増えていくものがある気がする。
•あなたもくせでしゃべったり、型で行動しないで。なるべく型を疑い続けてほしいの。
•かみしめなくては。この瞬間を大事にして。これ以上持てないから、とにかく逃げないようにこの気持ちを、目を閉じてだいていなくては…
•絶対に不自然なことをしなければ、自然がすべてのタイミングを見つけてくれるんだよ
•私はいつまでだって、こうあう小さい奇跡を探し続けていくんだから
【内容メモ】
●冒頭
十四歳のその秋のはじまりは、何かを予感するみたいに、世界中が完全な色に輝いて見えた。
●人物メモ
夕子 14 世界の構成
おかあさん 書店員 スピリチュアル
おとうさん 骨董屋 アメリカ
久倉 きゅうちゃん 絵の先生
きゅうママ 木の彫刻 精霊
ほつみ 自由 きらきら
ミホ 底力 サポート
Posted by ブクログ 2017年01月08日
中学生の夕子の初恋が、キュウくんとか親とのやりとりが、可愛らしくキラキラと描かれていた。
こんなにキラキラとしかも深く描けるなんて素敵だな。
不安の出どころがわかると、自分をいままで悩ませていたそれがなんでもなかったかのように思えてくる。それは、その通りだと思った。
Posted by ブクログ 2020年01月14日
読んでる途中は
懐かしい【恋愛中】の気持ちになりました。
相手との距離が縮まる時間や感覚。
思わず、そうそう懐かしいこんな感じよねって
口元が緩んでしまう感じ。
読み終えた後は、
ほっこりあたたかくなりました。
まるで、春の暖かい日差しを浴びながら
あったかーいって日向ぼっこする感じ。
この2人がど...続きを読むんな未来を歩んでいくのか
想像したくなるそんな1冊です。
Posted by ブクログ 2018年09月30日
挿絵もろとも可愛さ全開のほぼ絵本
14歳のときにこんなに物事を考えれてたかどうか怪しい
それが自分の未熟さなのか成人した大人が書いた小説だからなのかはよくわからん
でもあったかくて良い
寒い冬の夜に暖炉のそばで読みたい本
Posted by ブクログ 2017年06月29日
子どもと大人の境界にいるような14歳の夕子のはつ恋。真っ直ぐで爽やかだが眩しすぎるかも。純粋なのか達観しすぎなのか。
はつ恋自体も素敵なのだが、キュウ君やその母、周りの人を通して親を親だと感じつつ、一人の人間としてとらえられるようになる、自分が子どもであることを皮肉でなく感じられる、大人への一歩を踏...続きを読むみ出す瞬間が美しく描かれており、なんだかよい気分になれた。
Posted by ブクログ 2016年02月25日
素敵なかわいらしい1冊。心がほっこりして、なんだか気持ちが洗われたような感じ。西荻窪とかあのあたりが舞台なのかな??14歳のキラキラした感じが、良い感じで眩しい。最近は本を読めてなかったけど、やっぱり読書はよいね。人を作るよ。よしもとばななは初期の頃より最近の方が私は好きかな。
Posted by ブクログ 2016年02月25日
恋の本。思いっきりの。
そして、色や形を意識する本だった。
少なくともわたしにとっては。
のびのび生きてほしい、大切なひとがいるとして、そのひとが誰かの心無いことばで傷つくくらいなら、
もっと、あっけらかんとした空気のなかで育ってほしい。
自分が、できれば近くにいて、目を見つめる役とか、ことばを受...続きを読むけ止める役とか、そういう役を引き受けたい。
大好きな年下の友達に読んでほしい、そんなかんじ。
Posted by ブクログ 2015年04月18日
すごく深く、じっくり、ゆっくりと恋をしているなあと思った。主人公とキュウくんの話はいつも深いところで会話をしていて、ましてや主人公の夕子ちゃんは中学生なのに本当に落ち着いていて大人だなあと思った。
ばななさんの作品は〜だったり、とたくさん例をあげてるから想像がしやすいです。
途中途中にカラフルで...続きを読むかわいいイラストもあってこころがぽかぽかします。
読んでいて、心地よい気分になります。
Posted by ブクログ 2014年04月11日
14歳の主人公夕子と、20代後半のキュウくんの物語。
はじめは夕子さんの片思いだったのが、少しずつ二人の心が通っていく。
年の差とかそういった枠を飛び越えて、人間同士の心のつながりとか、ふれあいってこういうことなのかもしれないと思いながら読みました。
以下、印象的なことばの引用。
「この冬は一回...続きを読むしかないから、あまりたくさん気持ちを言葉に移しかえてしゃべりたくない、そういう気持ちだった。しゃべるとどんどん消えてしまうものと、増えていくものがある気がする。こういうのは、減っていく類のことだった。」
Posted by ブクログ 2013年05月22日
発掘された積読本を消化。14歳の大人びた女の子が、プロの芸術家である大人の男性に恋をする物語。育ち盛りの一番家庭を必要としている時期に仕事に走った父親をずっと悲しく思っていたが、実はお父さんのせいじゃなくて自分の幼い心のせいだったんだ、と気付くまでを、二人一緒に精霊を見たり個展に行ったりハーフのお母...続きを読むさんの家を訪ねたりメルヘンチックに語る。このお話が一番好きだ、と言える人は、きっと幸せな家庭に育ったんだろうなと思う。
ほつみさんがキュウくんから逃げ出した話にはいたく共感した。
Posted by ブクログ 2013年04月15日
はつ恋!
この本を色で表すと淡いパステルカラー
味で言うと甘酸っぱい感じでしょうか^^
人との出会いって何か不思議な力が働いているような感じがします。
私は、初対面でいきなり友達みたいにしゃべっていて、
「え?なに。2人は知り合いだったの?」って言われた経験がありますね~
全然知らないのにそ...続きを読むういうふうにいきなりなれるパターンとか
ずーっと知り合いだったにもかかわらず、ある時を境に急に親しくなったりというパターンもありますね
この本は、まさに出会ってしまった主人公夕子ちゃん14歳と
大人な男性(精神年齢は14前後ww)のキュウ君とのお話
初恋だけではなく、親子関係とか、家族の在り方なども出てきます
全体的にホワ~ンとしていて、ほっこりできますね(⊹^◡^)ノ
この時期に読むのはお勧めかも
夕子ちゃん大人だなぁ~w
Posted by ブクログ 2013年03月02日
まず、タイトルがいいよね
そして表紙がめっちゃ可愛いよね
中身もめっちゃ、よかったよ
中学生の主人公が絵かき教室の先生、
キュウくんと恋に落ちる。
そのきっかけは二人が妖精を同時にみたことだった。
一風変わった恋だけど、はつ恋というイメージそのもの。
世界がキラキラしてて、でも未来は安定してなく...続きを読むて、
せつないけどそれでもその人しか見えないあのかんじ。
風景の描写がとってもきれい
ばなな作品は、ファンタジーな世界にはいかないし、
現実的で少し悲しい状況のときが多いけど、
登場人物たちは不思議な勘を持っていたり、
少しだけ違う世界を垣間見れる人が多い。
それは彼らの物語をまた少しだけ悲しくするけど、
それが彼女の作品の特徴だったりして、
わたしはそこが気に入っていたりする
ばななさん本人もそんな人なんだろうなあってみたい
Posted by ブクログ 2013年02月23日
よしもとばななさんの紡ぎ出す
風景描写はみずみずしくて
油絵みたいだった。
女性である故の
心のまどろっこしい部分が
丹念に描かれていた。
キュウくんと私の関係
ーー間柄に囚われないつながりーー
が羨ましく感じられた。
キュウくんのキュウは
キュウ母のつくるカッパみたいな妖精の彫刻とかかって...続きを読むいるのかな、と思った。
私とキュウくん、
母と父、
私と父、
これからどうなっていくんだろう。
体裁や利害、
人間としてのつながりについて
考えさせられる一冊でした。
Posted by ブクログ 2018年04月22日
再読。読んだのは二度目で昔読んだ時と少し感想が変わった。良かった。
夕子とキュウくんそれぞれが家庭で子としての立ち位置を考えていくことで、夕子は大人にキュウくんは幼くなり、二人の内面の歳の差は縮まった。
見えないものが見える力やライバル(?)の登場についてはよく分からなかったし、詩的というか自分...続きを読むの感情について客観的で理屈っぽい部分があったが、初恋のフレッシュさ・エネルギッシュさを感じることができた。身体うんぬんよりも先に、気持ち的な大事なことがあるでしょうと。
意外と若い子より大人が読んだ方が来るものがあるのかも?! 挿絵も可愛かった。
Posted by ブクログ 2016年02月01日
よしもとばなな続き。尚、帯には著者コメント「とても幸せな小説」とあり、確かに幸せっぽい感じ(描写)は随所で見られるのだけれど、結構複雑な家庭環境と家族間のトラブルや葛藤を書かれてたりする。そういったことひとつひとつに主人公が折をつけていく話ではあるのだけど、単純にポジティブに読めばそうなんだけど、こ...続きを読むれから自分が家族を築いていく上で、私達の言動ひとつひとつに対してどう感じ、それがどう影響するのか、とか考えると少し怖いよう。だってこの主人公は、考え方は大人(所詮すべての大人は「子供が歳を重ね経験を積んだり積まなかったりして結果大人になった、もともとの子供」であるという前提での”大人”)だし、客観視するのが異常にうまい部類だし、もし自分の子供がそうじゃなかったら、ちゃんと幸せを感じさせることができるのか?とか、ちょっといろいろ考えちゃうのだ。
主人公と周りの大人のバランスが、確かに今まで読んだよしもとばななにはないかなあと思う。
Posted by ブクログ 2014年04月25日
14歳の夕子ちゃんが、20代後半らしき絵画教室の先生であるキュウくんに恋をする話。
なんとも大人っぽい14歳だと思った。
それでいて、14歳らしい瑞々しい感性も持っている。
そんな夕子に対してキュウくんは、夕子視点で語られているせいもあるかもしれないけど、子供っぽい印象を受けたが、それでないと14歳...続きを読むと20代後半の青年の恋愛なんて成立しないのかもしれない。
後書きにもあるけれど、14歳という未成熟な年代だからこそ成立する、清い恋愛がぎゅっと詰まっていた。
Posted by ブクログ 2014年02月13日
14/1/20
なにごともはじめてのことだったら、絶対に、自分だけで考えなくちゃいけない。お母さんはそれだけは、絶対にじゃましたくない。
high and dry/吉本ばなな