よしもとばななのレビュー一覧

  • 花のベッドでひるねして

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    わかめを握って眠る主人公がなんだか好き。
    不思議なあたたかい空気でいっぱいの家族と、格言のような素晴らしいことばをさらっと言うおじいちゃん。おじいちゃんの言葉には色々と考えさせられたし、救われた部分もありました。
    ばななさんの小説は、すうっと入ってくる感じがしてよい。

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    2017年11月28日
  • サーカスナイト

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    思わず人に勧めたくなるような、激しい面白さではなく、静かに心に寄り添い、癒されながら、自分を省みながら最後まで読みきってしまうようなお話でした。
    あくまで主人公の主観で進んでいくのに、理解の範疇を越えた人生なのに、すっと馴染んでくる、自分にもわかるところがある、不思議な感覚。
    子どもに対する愛がこれほど伝わる文章はないな、と思いました。

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    2017年11月11日
  • 小さないじわるを消すだけで

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    ネタバレ

    「小さないじわる」…思い当たる節がありすぎて反省した。やられてきたからやり返す、それが大きないじわるに発展していくこと。私という細胞が変われば良い。それを突き通すだけの気持ちを私は今からでも持つことが出来るだろうか?
    「慈悲の心と、論理性の共存」... あまり感情的にならず、正しい心を持つこと。感情は持ちすぎると偏見が含まれてくるのだという。私も正しい心を訓練する必要がありそうだ。
    本書に出てくる出来事は些細なことだけど誰にでも経験があるはず。だからこそ、私は私に出来ることを、私が大切にしたいものを大切にする。『この人は私と違う、まあいっか』ではなく、『なんだか私と違うけれど、この人も細胞の一部分である』ということ。忘れないように長々と記すことにする。

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    2017年10月16日
  • まぼろしハワイ

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    またまたばななさんワールド。

    とても大切にひとつひとつの物語が描かれていて、それがハワイと、そして地球と、生きているということと繋がっていて、キラキラしている物語たちでした。

    何かで悩んでても、結局は大きな世界のゆりかごの中の出来事であって、世界は広くて美しくて偉大で、生かされているんだということ。

    偶然と必然とが入り混じっていて、だけど確かにそこにあるもの。

    大切なものって日常でいつも認識できてたら、毎日が素晴らしいだろうに、なかなか見えないんだよなぁ。

    あぁ、ハワイ、行きたいなぁ。

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    2017年09月17日
  • 王国―その3 ひみつの花園―

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    毎日感じる予感や大切な感覚を真正面から受け止めて、感じて、正直に、正面から生きていかないと、鈍い、ただへらへらしてるだけの人になるのだろうな。

    物事のからくりは、本当はとても単純で当たり前のことなのかもしれない。

    私は物事の真ん中を見るのが不得意だけれども、もしかするとそれはもっと深いところでシンプルに出来ているのかもしれないな。

    私は真一郎くんや、キレイな高橋くんのお母さんと同じ部類の人のような気がした。それはそれでいいのかもしれないけど、強い魂の持ち主になりたいなぁ。

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    2017年09月17日
  • 花のベッドでひるねして

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    北海道の出張で取材前に時間があり、イオンの本屋で購入。久しぶりに小説買ったかも。しかも、よしもとばななを読むのも久しぶり。
    なんとなく合わなくなって読まなくなってたのだけど、ツイッターで見かけていたから思いついたのかもしれない。それと帯の「失うことが切ないなんて、なんと幸せなことだろう」という文章。

    あとがきから読んだら、お父さんの吉本隆明さんが亡くなり悲しみに暮れているときにイタコのように書いた作品とのこと。なるほどなぁ・・・という感じ。
    主人公の幹ちゃんは赤ちゃんのときに海辺に捨てられていて、だけども拾われた先の大平家でものすごく愛されて育った女性。
    のっけから彼女の生い立ちと人生を楽しく生きる方法みたいなものが書いてあって、やや説明的だなぁと思ったものの、引き込まれました。

    イギリスのグラストンベリーに似ているという富士山が見える村が舞台です。丘の上には誰かの古墳があり、おとぎ話の世界のように見えない力で結界が貼られているような。祖父が営んでいたB&Bを継ぐ幹ちゃん。自由にのびのび暮らす大平家の人々。ときどき幹ちゃんが思い出す祖父の教え。

    ミステリー的な要素をはらんでいたので、先が気になりすいすい読めました。さすがばななさん。

    そばにある邪悪に左右されずに自分の軸を持って生きるって、一見強い意思のような気がするかもしれないけれど、そうではなくて、やわらかく優しいものなんだよなっていうのがわかります。

    大事な人を亡くしたらこの本を開くかもしれません。

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    2017年08月01日
  • ひとかげ

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    生きていくうえで、大切なこと。それは、温度の合わない人と一緒にいるとうまく生きにくい、と肌で知ることだと思った。

    心の闇は、だれかと分かち合うことで、前へ進めるようになることもある。一方で、だれかの明るさが重荷になることもある。。。けれどそのラインって、すごく僅差でむずかしい。

    描かれているのは、児童専門のカウンセラーや気功士の独特の恋愛模様。人と密接にふれあう職業だからこそ、幼少時代の近しいトラウマを持つからこそ、分かり合えることがあるんだな。こんな繊細な作品は、よしもとばななにしか書けない。そういう所も含めて、とかげより「ひとかげ」の方が好き。すべてを受け入れられる人間になりたいなと思った。

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    2017年07月16日
  • High and dry (はつ恋)

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    子どもと大人の境界にいるような14歳の夕子のはつ恋。真っ直ぐで爽やかだが眩しすぎるかも。純粋なのか達観しすぎなのか。
    はつ恋自体も素敵なのだが、キュウ君やその母、周りの人を通して親を親だと感じつつ、一人の人間としてとらえられるようになる、自分が子どもであることを皮肉でなく感じられる、大人への一歩を踏み出す瞬間が美しく描かれており、なんだかよい気分になれた。

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    2017年06月29日
  • 花のベッドでひるねして

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    なんて綺麗な言葉ばっかりなんだろう。この本を読んでいる間、この素敵な言葉が自分の頭の中にあると思うと嬉しいー!

    幸せの種ちゃん。

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    2017年06月11日
  • 花のベッドでひるねして

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    温かさと寂しさが残る作品だった。あとがきを見たらさらにそう思った。自分の心と対峙して生きていくのには、自然が一番だと田舎出身者-私-は思う。都会のビルに映る自分が、今は世界一くすんでみえる。幹ちゃんみたいに、ずっと変わらないものが私にもある、と思い返せる一冊になった。思い出した感覚を都会で活かし、時折田舎で洗濯しようと思った。ばななさん、またあなたの作品に会いたいです。

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    2017年06月10日
  • スウィート・ヒアアフター

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    生きることって簡単じゃない。
    生きることって当たり前じゃない。必然じゃない。

    この世に生まれることだけは、
    人間の唯一の偶然だと思ってる。

    簡単じゃない。当たり前じゃない。必然じゃない。

    忘れないように。

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    2017年05月02日
  • どんぐり姉妹

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    子供の頃に両親を亡くし、苦労したにもかかわらず、なんとなくほわんとした姉妹。タイプは違うけど、二人のバランスが好きです。
    よしもとばななの世界。

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    2017年04月29日
  • ジュージュー

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    友達にかつて勧められていて、花のベッドでひるねしてについての書評だかツイートだかで好きって書いてるのを見たら、なんだか無性に読みたくなって。今。

    あー、、今で良かったんだ。じんわり。
    家族のこと。
    満ち足りた気持ちでねむりに落ちる。

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    2017年04月23日
  • バナタイム

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    ばななさんのエッセイを読むと自分はいろんなものを見過ごして生きているんじゃないか、と思ってしまう。なんとなくモヤモヤ心にあるものを言葉にできるって素晴らしいことだな。

    2017.4.16

    一年ぶりの再読。その時その時で心に響く章が違う。今は最初の2章。

    2018.5

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    2018年05月07日
  • チエちゃんと私

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    チエちゃんとの関係は、側から見たら奇妙かもしれないけど、こんな風にお互いの存在を理解し合い、大切に思える人が側にいるのは羨ましい。周りに影響されず、自分の中の大切なもの、譲れないものをしっかり持っている主人公の人間性もよかった。

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    2016年12月14日
  • チエちゃんと私

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    久しぶりにばななさんを一冊読み切った。今回はあまりスピリチュアルな内容が含まれておらず、日常生活だったので読みやすかった。やっぱり文章からにじみ出る空気感が好き。その一言に尽きる。

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    2016年11月22日
  • ハゴロモ

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    東京で18歳から8年間愛人として暮らし、
    その終焉とともに故郷へ帰ってきたひとりの女性が、
    その川の多い土地でおくる生活を綴った小説。
    柔らかで優しい、再生への息吹きが感じられます。

    彼女がこれを書いたのが37,8歳のころと思われるのですが、
    今これを読んだぼくがそれくらいの年齢であることもあるのか、
    語られる考え方や思想めいたものにすごく共鳴するところがあった。
    そこのところを考えている、感じている、
    とぼくが内に宿しているものが表現されていた。

    そして、その表現されていてぼくと共鳴する部分は、
    きっとぼくも表現できる手合いのもので、
    レイテストのぼくの小説にもちょっと重なるところはあったように思うし、
    ぼくが書きたい方向性としても、すごく似ていた。
    つまりこれは、ほんとうに縁があって読んだ小説でした。

    他方で、オカルトタッチ、スピリチュアルタッチが強い部分があるのだけれど、
    そこはぼくとは方向性を異にするところです。
    いや、まあ、もしかするとわざと(あるいは自然の流れで)
    そういったカラーを使うことがあるかもしれない。

    あとがきから、
    弱っているひとが読んで、すこしでも寄りそえたらいいな、
    というような感じを著者自身が再読して思ったようなのですが、
    ぼくはとくに弱ってはいませんが、
    同じような読者を想定して書きたいなあと思うことがあるので、
    そこらへんで引き込まれたのかなあ、と思いました。

    しかし、まったくの想像で、
    東京暮らししかしたことのない著者が
    こういう地方の物語をかけてしまうのはすごいなあ。
    地方に住む僕が、すんなり読めてしまうもの。

    また、相手役の男が精神的にどっしりしていて、
    何か宗教やってるの?と訊かれますが、
    ぼくもこないだ仕事仲間に「精神が安定している」と評されて、
    はじめてそんなことを言われたけれど、
    そういうリンクもあり、
    やっぱり読むべくして読んだ縁のある作品だった気がします。

    おもしろかった。
    好きな小説がまたひとつ増えた。
    (でもまあ、たいてい、読んだら好きになるんだよね・・・)

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    2025年07月09日
  • 日々の考え

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    ネタバレ

    よしもとばななさん、面白い方ですね。
    デビュー作を読んで、「面白くない?よくわからない?」と思って、全く読んでいませんでしたが…。

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    2016年10月29日
  • 彼女について

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    ネタバレ

    久しぶりのばななさんタイム(笑)ばななさんの作る作品の世界観が本当に好き。共感したり、元気をもらえたり、考えさせられたり、本当に癒された。ほっこり♡






    「人間は、毎日いろいろな気持ちがあって、いらいらしたり、変な人間に見えたり、でもよく見ると大丈夫だったりしているものじゃないか。一貫性はそれほど求められてないような気がする。だからこそ、底のところでは一貫性が絶対必要だけれど。でもそれだって、意識してあるものじゃないだろう。強い人がいつも強いっていうこともないよ。」

    「昇一には深いところでわかっているんだ、彼も傷ついているんだ、と私は感じたわ。ほんとうに大丈夫な人なんて、いないのよ。ほんとうに健全な人もね。そうふるまっているだけで。でも、すごく体調が悪いときにはささいなことが大変に思えるのと同じ分量で、そういうふうに良きものとしてがんばってふるまう体力や気力ってものが、結局は人類の存続を支えてきたんじゃないかしら?」

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    2016年12月07日
  • 王国―その4 アナザー・ワールド―

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    ネタバレ

    王国シリーズのラスト。

    1~3までのヒロイン雫石の娘が新たなヒロインとなっている。

    よしもとばななの世界、ファンタスティックワールド。

    好き嫌いくっきりする作家だよな~とおもう。

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    2016年09月19日