よしもとばななのレビュー一覧

  • もしもし下北沢

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    「何か新しいことを始めると、最初は濁っている。だが、やがてそれは清流になり、自然な運動の中で静かに営まれていく。」

    見ず知らずの女と心中をしてお父さんを亡くした主人公よしえが、何回も観て、暗記したことばの一部。読み終えた今でも、この冒頭の一言がすごく印象に残っている。

    これは、よしえの心が濁流から清流になっていくまでの物語なのかなと。

    個人的は、よしえが「よっちゃん」と作中で色んな人から呼ばれていて、自分が呼ばれているみたいで感情移入した。

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    2023年12月11日
  • ジュージュー

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    「死」がもたらす存在感の表現が素晴らしい!

    母の死の悲しみを抱えつつ、父も、進一も、毎日ハンバーグを焼く。進一の両親との過去や、進一との過去を抱えて毎日を過ごす日々…。しかし、少しずつ幸せなニュースが舞い込み、幸せな空気が流れていく。今まであった過去までを包み込むような…。

    人は、こうやって乗り越えていくんだよな。あ〜、生きていくって、やっぱり素晴らしいな、と思える小説だった。

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    2023年12月05日
  • みずうみ

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    きれいなニホンゴ表現だよ。
    ボクも何気ないことを思ったり、聞いたり、話す時に自然と出てきたら良い表現。回りくどくて、大げさで、気取りすぎだあ、なんて言われるかもだけど。ふふふ、それって感情が豊かってことだよね。
    褒め言葉だよ、ゼッタイ。

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    2023年12月04日
  • まぼろしハワイ

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    うーんやっぱり一つめが一番好き。それにしてもよしもとばななさんの情景描写、この一冊の中だけで何箇所か泣いてしまったくらい綺麗でぐっと引き込まれて心の機微を捉えてて、匂いがするくらいうまいな。ハワイの風の匂いや温かさが感じられる一冊。子供のころのハワイ旅行の感覚を思い出して心がキュンとなりました

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    2023年12月02日
  • チエちゃんと私

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    「チエちゃんがとなりにいて、なんとなくうなずいてくれるだけで、そこにはふんわりと柔らかい感触があった。父や母や弟にいくら説明しても、ときには熱弁をふるっても、どうしても通じなかった私の本質というものが、チエちゃんにはわかっている。なぜだか確信を持ってそう感じた。誰といるよりも居心地がよかったのだ。」

    主人公のカオリと従兄弟のチエちゃんの中年女性ふたりの少女のような共同生活。なにが起きるわけでもない日常を、きれいな言葉と共感力の高い文章で綴る。人生のたいせつなものは何かを考え直すきっかけになれる作品。

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    2023年11月25日
  • 小さな幸せ46こ

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    小さな幸せ46個のエピソードが詰まった本。
    日常の中にある幸せを、すごく丁寧に表現されています。幸せを実感して、心に残して、表現するって簡単な様で難しい気がします。
    よしもとばななさんの温かい性格がすごく伝わってきました。
    また、幸せな気持ちを見失いそうになったら読みたいです。

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    2023年11月21日
  • 小さな幸せ46こ

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    一つひとつのお話が短いため、寝る前にサクッと読めた。
    忙しい毎日の中で忘れていた、ふっと心が温かくなる懐かしい出来事を沢山思い出した。
    その時は貴重さに気がつかないけど、後になって振り返ったときに、「ああ、あれって楽しかったな」と思えるものが小さな幸せなのかなと思った。

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    2023年11月01日
  • 小さな幸せ46こ

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    「小さに幸せ46こ」というタイトルに惹かれ、一度読みたいなと思っていました。ページをめくり、46この目次を見て、さらに興味をもちました。よしもとさんの「しあわせ」に「私もそうだ!そういう時ある!」と共感しながら読むことがでしました。自分の小さなしあわせに気づけたエッセイでした。

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    2023年10月29日
  • なんくるない

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    ばななさんの言葉で溢れてる。
    ばななさんと沖縄が混ざると、都会の喧騒にいてもちゃんと作品のゆるさに浸ることができる。
    登場人物はみんな、きちんとなにか決めたり、パキパキ動いたりする訳じゃないから、好みは別れるかもしれない。
    沖縄に行ったことがないけど、素敵な場所だというのはすごく伝わる。
    表題作の「なんくるない」は、自分的にタイムリーというか、、。何事も深く考えすぎたってしょうがないんだから、とりあえず今を楽しめばいいじゃない!って背中を押される作品だった。
    ヘラヘラしてる人間だからかな、どれもしっくりきた。

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    2023年10月23日
  • まぼろしハワイ

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    ネタバレ

    ハワイに行ったことないのに、ハワイを懐かしく思い出し、温かく包まれている気分になりました。
    ばななさんの感性豊かな目を通して見たハワイがありました。

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    2023年10月21日
  • みずうみ

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    不安定な土台の上で成り立つ安定を描いた物語。素直で正直な登場人物の会話が愛おしい。日常を感じさせる壁画制作のシーンと浮世離れした中島君やみの君との会話のコントラストにより、ちひろの柔軟で中立的な人柄を印象付けた。自分をちひろと似ているとも感じたし、こうなりたいという憧れの存在のようにも感じた。中島君が抱えていた過去は、想像と少し違っていて驚かされたが納得もした。前半にはこれといって大きな出来事は起きず、ただただ物語の雰囲気を楽しむだけにとどまったが、後半は印象的な場面や言葉に魅せられ、しっかりと味わいつつもページを捲る度にはやる気持ちを抑えられなかった。

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    2023年10月05日
  • みずうみ

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    久しぶりにばななさんを一冊読みきった。やっぱり言葉にしにくい感情を上手に言葉で救い上げてくれる。読書体力が復活しつつある。この調子で、他のばなな作品も読んでいきたい。

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    2023年09月28日
  • 海のふた

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    好きなフレーズがいくつもあり、とても心に残る本になりました。夏が終わる前に読めてよかった。また夏が来たら読みたくなるような作品。挿絵の版画もじんわりと心に響いて、泣きそうになりました。

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    2023年09月18日
  • なんくるない

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    ネタバレ

    とても良かった。
    あとがきでもばななさんが書いているが、観光客が感じる沖縄って感じ。
    ただ時の流れに身を任せ、独自の文化を築いている。素敵だと思った。何とも比べず、自分の心地よい人生を送りたいよな〜。

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    2023年09月17日
  • みずうみ

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    よしもとばななさんの文章はやさしくて分かりやすい、だけど決して平坦なものではなくて心に刺さる言葉がたしかにあるから好きだ。疲れているときに読むとリラックスできるような安心感がある。

    母を失ったちひろと、何やら大きな過去を抱える不思議な中島くん。恋とは断言できない絶妙な感情のもとで繋がる二人は必然的に出会っていたのだと思う。少し淡泊にも思えるちひろの性格はただ冷たいだけではなく、きちんと中島くんと適切な距離感を保って接しているからこそ、二人の関係性が好きだった。中島くんがちひろを「気持ちの暴力が少ない人」と表現するのがとてもしっくりくる。きっとこういう人は本当に少ないのだろうし、自分で判断でき

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    2023年09月03日
  • 花のベッドでひるねして

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    「違うこと」をしない、っていうおじいちゃんの教え、簡単なようで本当に難しいんだよなあ、と思いながら読み進めた
    こういう自分の軸になる考え方とか、何かあると行く大切な場所とか、頼りになるものを何個か持っておくのが大事なのかも


    なんかもう疲れちゃった!っていう日、会社の近くの本屋さんに行ったらよしもとばななの本がずらっと、笑っちゃうくらいいっぱい並んでいて、それにものすごく安心した
    もはやお守りとか、パワースポットとか、そんな感じ

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    2023年08月27日
  • すばらしい日々

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    【自由研究】人はなぜ老いるのか?⑥完

    「人がいちばん恐れているのはきっとあの夜が来ることなんだろうと思う。だからみな宗教にすがったり、お祈りしたり、健康診断に行ったりするんだろう」(本書より)
    ***
    そもそも自分がこの自由研究を始めたきっかけは、親や親戚が高齢で病気がちになったことでした。
    歳だからしょうがないのか?なぜ長く生きて病に苦しまなくてはならないのか…?

    人は死があるからこそ懸命に生きると私は思っていますが、果たして自分が老いたときもそう言えるのか?…甚だ自信がありません。

    「そのときに私たちはあんな美しい顔をしているだろうか?よれよれかもしれないけど生き様が全部出た佇まい

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    2023年08月26日
  • アルゼンチンババア

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    ネタバレ

    100ページにも満たない短い作品だったけど、じんわり心に響く素敵な作品だった。

    印象に残った文章♪

    ⚪︎「懐かしさって、全てが変わってしまってから初めて芽生えるものなんだ、と私は思った。」
    ⚪︎「好きな人がいつまでも、死なないで、いつまでも今日が続いてほしいって、そう思ったのよ」

    吉本ばななさん好きだなぁ♡

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    2023年08月13日
  • 小さな幸せ46こ

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    寝る前にまったり読める。
    あぁこんな感じ方もあるのかぁ。
    私ももう少し日々注意して、ささやかな幸せに気づいてみようかなと思いました。

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    2023年07月29日
  • 海のふた

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    感覚的なものの表現が上手でどの場面も情景が鮮明に浮かんできた 何か忘れていたものを取り戻したような気持ちになった 丁寧に自分を大切にするということを書かれていてそのように生きたいと思った

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    2023年07月23日