よしもとばななのレビュー一覧

  • ひとかげ

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    「とかげ」のリメイク。
    前作よりずっと優しく大らかな感じに仕上がっていてよかった。
    針に触れるような尖った感じがなくて、親しみやすく、すっと入ることができた。

    すでに発表した作品をリメイクしちゃうなんて勇気がすごい。
    きっと、この作品に対する思い入れが強いのだと思うけど、ばななさんはやっぱりすごいです。

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    2014年01月01日
  • イルカ

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    最近、いろいろな出来事を型にはめて「こうあるべき」と考えがちになっていました。
    ばななさんの本を読むとその凝り固まったものが少しずつほぐれていくような感じがあります。
    自分に素直に、というか奥底で求めているものに耳を傾けて受け入れられる人になりたいなと。

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    2013年11月14日
  • 人生の旅をゆく

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    今の私には、読んでとってもよかったなと思える本。
    特に、ⅡとⅢには心に響く言葉がたくさん散りばめられていました。
    しばらく経ってからもう一度読みたい本です。

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    2013年11月10日
  • イルカ

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    ぶかっこうだけれどいとおしい家族の関係、形に捕らわれない恋愛や人との距離の取り方、心の傷ついた優しい人たちとの魂の交流、そしてオカルト。
    作者の本は久しぶりに読みましたが、なるほどこれはばなな節全開だなぁ。この人は確かにこういう小説を書く人だ、とすんなり腑に落ちるようなお話だなぁというのが読んでいての素直な感想。

    『小説』としては捉えどころのない物語にどこか戸惑いながらも、この作者にしか描けない孤独や愛との向き合い方・それを経て、命を身ごもる事でゆるやかに変化していく体と心についてが丁寧に描かれていて、心地よい流れに身を任せる事が出来た一冊。
    奇妙な三角関係の流れ着く先も含めて皆、ふりかかる

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    2013年10月25日
  • イルカ

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    子供を産む、ってすごいことだ。

    ただ、焦るとかそういうのじゃなくて、私もいつか産みたいって、心から思う。
    育みたいって、思う。

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    2013年08月24日
  • スウィート・ヒアアフター

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    ゆっくりゆっくり読みました。
    これからの人生、なにか 大変なことが起きたとしても
    なんとか生きていけるのかも知れない…という
    これ以上ないってくらい漠然とぼんやりしてるけど
    確かな安心感みたいなものが、じわじわっときて
    きっと大丈夫という穏やかな、心が静まるような気持ちになれました。

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    2013年08月21日
  • High and dry (はつ恋)

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    14歳の夕子のはつ恋の相手は20代後半の絵の先生。ちょっとずつ、歩みよって、仲良くなっていくふたりは・・・


    14歳を相手にしている時点でちょっとヤバいかな?と思いそうだけれど
    夕子ちゃんは、エキセントリックな両親のせいか大人っぽく、
    けれども14歳らしい純情さ、素直さも持っていて、
    キュウくんも惹かれてしまうのは仕方ないかな、と思う。
    キュウくんも年齢なりの恋愛経験はあり、ずいぶん年下の彼女との交際(?)は多少躊躇しているようですが。
    大体、年上の恋人を持つ人は、精神的に大人っぽいものですよね。
    年齢差があるのに、ほのぼの交流をつづけていく2人がほほえましいです。

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    2013年06月11日
  • 王国―その1 アンドロメダ・ハイツ―

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    久しぶりによしもとばななを読んだ。魂の似ている人同士が自立しながらも自然な形で支え合って生きている姿がとてもうつくしくて、作品を読みすすめるたびに自分の中がきれいな水で満たされ浄化されていくような感覚に陥った。3巻で、主人公の雫石が恋人の真一郎と別れるくだりはちょっと切なかった。たとえ惹かれあったとしても、その人に最も相応しい場所が他にあるのなら、そこにいてもらう方がよい。
    また、この本を読んでいる時に、本の持ち主の友人にとあることをぼんやりと相談したら、「自分に嘘をつかず、物語が展開するのを見た方がいい」というようなことを言ってもらった。この本を思い出す時はこの言葉もきっと思い返されるのだろ

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    2013年05月05日
  • 王国―その3 ひみつの花園―

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    三部作でした。

    人が魅力的だったり
    恋愛関係じゃない関係がよかったり
    読んでてずっと気分よくいられました。

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    2013年03月24日
  • Q人生って?

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    一般の方の人生のお悩みに、著者が回答をくれます。ばなな節全開。大好きです。きれいごとじゃなくて、正義でもなくて、こういう言い方をしてもらえると、楽になります。

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    2013年03月16日
  • 人生の旅をゆく

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    「小さな自由さえ思いつけなくなってしまった、
    そんな世代にこそ言いたい。
    自分だけの
    ものすごい、
    でっかい、
    たくさんの、
    お墓に入るときに
    にんまりしちゃうような
    思い出を作ろう!と。」


    山西さんの表紙が凄くあってる
    よしもとばななのエッセイすごくすき。
    小説もそうだけど、本当に大切なことをたくさん教えてくれる。
    自分だけの宝物入れに残しておきたい言葉たちがたくさん!
    辛いとき、悲しいとき、
    もうだめだって思ったとき
    読み返せばいつも、希望を見せてくれる。
    その希望は、本当はいつも私自身が持っているものなんだ。

    「こうやって人はなじんでいくんだと思っ

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    2013年03月01日
  • 人生の旅をゆく2

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    感動の幅がひろく、度合いが深く、
    生きてる歓びを感じさせてくれました。
    もっと本来のままで生きてもいいのかなと思う。

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    2013年02月01日
  • 幻滅と別れ話だけで終わらない ライフストーリーの紡ぎ方

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    人間、というものを、日常の視点よりも客観的に見れる本だと思います。

    特に、日本人の性質に関しては、1人の日本人として、自分の根底にある意識していないところを、すっと、浮き上がらせるような感覚でした。

    よしもとばななさんの名前と、タイトルに惹かれて衝動的に手に取った一冊でした。
    これは買ってよかったです。

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    2013年01月16日
  • 王国―その4 アナザー・ワールド―

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    王国シリーズの最後の一冊。
    時は流れて、雫石の娘であるノニが主人公に。物語の集大成とも言えるんだけど、単なる終わりとはまた違って、書かれていないだけで登場人物たちの人生は続いていくんだろうなぁ、なんて思わせられる。
    温かい感情が自然と沸いてくるような、やさしい気持ちになれる小説です。今年の終わりに読めて良かった。

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    2013年01月05日
  • 王国―その3 ひみつの花園―

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    外側の自然と、自分の中の自然とつきあうことをテーマにしているシリーズ。
    よしもとばななさんは主人公達のことをはずれものと言っているようだが、このシリーズのはずれものの生き様は純粋で感動する。
    恋人ではない男と女のフリーな心地良い関係もおもしろい。

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    2014年05月18日
  • 人生の旅をゆく2

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    ついに2がでました◎
    3も早く出てほしいものです。。

    内容は重い。
    でも、ばななさんの言葉ってスーっと胸におちてくるからフシギ。
    そしていい。

    文章に魂が入ってるからかな。

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    2012年12月16日
  • 王国―その1 アンドロメダ・ハイツ―

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    幸せってほんとに繊細で、ひとのたった一言で、たったひとつの振る舞いで、舞い上がりもするし、壊れてしまうこともあるんだな。
    ぎりぎりの選択をした人たちの物語。
    すごく強くて、美しくて、切なくて、3人の気持ちを思ったら、ぽろぽろ涙が出た。

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    2012年12月05日
  • 王国―その1 アンドロメダ・ハイツ―

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    素敵な小説だ。
    もっと早く読めばよかった。
    この本を薦めてくれた人がいて、その人に感謝しなければ。
    でも連絡とれないな。
    cloverさんありがとね。

    続きも読まなきゃ。

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    2012年12月04日
  • Q人生って?

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    ばななさんが読者の質問に答えてくれます。

    なるほどなぁ。って思う回答が多い。
    中には冷たいと感じる人もいるかもしれないけど、決めるのは最終的に自分ですしね。

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    2012年11月25日
  • 王国―その2 痛み、失われたものの影、そして魔法―

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    好きだ~。文章を読むというより、その雰囲気・空気・心を感じて
    自分もその空間の近くにいるような気持ちになる。
    『人間』の話なのに、果てしない広い宇宙・自然を感じる。癒されます。

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    2012年10月21日