よしもとばななのレビュー一覧

  • 王国―その1 アンドロメダ・ハイツ―

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    小学生の頃にこの本と出会い、とても気に入って読み返したのを覚えている。この本をきっかけに多肉植物を育て始め、成人になった今でも育てている。不思議と心が落ち着く本。

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    2026年10月19日
  • なんくるない

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    ネタバレ

    【ちんぬくじゅうしい】
    なんくるないと思えるのは、人からの言葉によって。その人と過ごした時間や言葉達に引っ張られていくような感覚。これから先の不安を拭ってくれ、ふと光が差し込んだ時に、ぱあっとその人の励ましてくれた言葉を思い出すんだろうな。

    【なんくるない】
    復活の物語。離婚した人物の心のうちの考えを、これでもかと深く掘って書かれていて、結婚している私も離婚したらこう感じるのだろうとさえ思うほどだった。
    沖縄の自然に触れ、自然のエネルギーによって形成されたトラに出会い、自然と彼の言葉によって主人公の靄が晴れていく様子、傷が癒され、解放され、自分を取り戻していく姿をとても丁寧にじっくり描いていた。

    "雨のときは雨のときのことをして、晴れのときは晴れたときの過ごし方をしよう。もういいんだ、つらいところはもう終わった、、私はそう確信した。
    力を抜いて、きれいな水の中を流れて、流れて、ついたところがいちいち自分の場所だ。
    これからは、そういう人生にしよう"

    心のお天気のことを表現しているんだと思った。沈んで何もできない時はそのままでいい、できることをする、気持ちが晴れて何かできそうな時にすればいい。肩の力を抜いて、そうやって過ごしていく中で、自分が進めそうなところに歩んだところが、わたしの場所。考え過ぎず、自分を癒し、行きたいと思ったところに行き、自分のために生きたいと思った。

    沖縄のパワーを、故郷の和歌山の海や、過去に旅行に行った沖縄を思い浮かべて、実際に行ったより少ないだろうが恩恵をもらうことができた。休職中のわたしは、気づかないうちに、都会で住むことで仕事に日々に心がすたれてしまってきていたんだなと思えた。今まで自分と向き合う時間をおろそかにしていたんだろうとこの本を読んで思えた。波の音を流しながら、ぬるめの湯船にじっくり浸かって、ほどけていくのがわかった。自分を大切にして、回復させようと思えた、手元に残しておきたいと思った本でした。

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    2026年10月20日
  • ジュージュー

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    大好き。切ないし悲しいけど、みんな前を向こうとして頑張ってた。世界は常に変化しているけど、ゆっくり静かな変化を好む。悲しい過去を忘れないでいるところも素敵だった。著者はいつも、普段の生活への見方に素敵な変化を与えてくれる。

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    2026年10月14日
  • スウィート・ヒアアフター

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     何度も何度も読み返している
     わたしにとって1番大好きな作品

     死はいつだってすぐそこにある
     失ってしまったひと、失いたくないひと、
     わたしはずっと愛していたい
     

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    2026年10月06日
  • デッドエンドの思い出

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    5篇の短編で綴られた作品ですが、どの物語も好きでした。

    特に印象に残ったのは、「幽霊の家」と表題作の「デッドエンドの思い出」です。それぞれに辛い過去や痛みを抱えながらも、そこから少しずつ、じわりと再生していく姿が描かれています。

    読み終えたあとにも余韻が残り、また何度も読み返したいと思える一冊でした。

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    2026年09月23日
  • 人生の旅をゆく

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    よしもとばなな先生のエッセイ。旅をキーワードに海外のこと、日本のこと、赤ちゃんのこと、動物のこと、植物のこと、料理のこと、本のこと、人とのご縁のこと、尊敬する人のこと、親のこと…。書かれている。きっとどんな人でも共感できる部分が見つかると思う。淋しさを感じたら気軽に読んでみると生きる力がチャージできるかもしれない。

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    2026年09月17日
  • スウィート・ヒアアフター

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    優しくて綺麗で、素直な言葉が、そっと隣にいてくれる。
    あとがきを読んだ後だからかもしれないけれど、この作品に救われる自分の気持ちって、確かにあるんだと思った。

    色々あるかもしれないけれど、その「色々」も含めて、生きていることって、それだけでいいんだと思わせてくれた。
    読み終わった後、やっぱり自分の見る景色や、周りの人たちが愛おしくて、大切になる作品。

    お守りみたいに、ずっと本棚に置いておきたい一冊。
    一度ちゃんと京都を歩いてみたいなぁ。

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    2026年09月16日
  • ひとかげ

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    ネタバレ

    子供の頃よく読んでいた本の小説家さんのうちの1人がよしもとばなな先生であった。15年ほど経ち、大人になった今、ふと、よしもとばなな先生の本が読みたくなり、表紙で選んだのがこの本である。

    私は前身となる「とかげ」は読まずにこの本を読んだ。最初の方からとかげに何か訳ありな感じがしている。主人公ととかげはある意味では同じ仕事をしている点が、主人公がとかげに惹かれる芯のところであると書かれているが、とかげもそう思っていただろうか。その後、主人公が職場の内装の雰囲気について指摘したところ、2人それぞれの治療に対する考え方が異なっていることが明確になってしまった。お互い言葉にしなくても感じ取る部分があっただろうが、明確にさせたことによって明らかな亀裂が走ったように感じた。
    別れの危機だったが、何だかんだでとかげは家に帰ってくる。話し合いを経て、散歩をして、とかげの提案で山に行くことになる。

    ここからが大好きな箇所なのだが、
    まず、深夜における風景や人物の描写がありありと浮かんできて、私はそういう夜が好きなのもあって何回も読み返した。
    そして、2人の会話において、結構色んな人が何となく考えたことがあるであろう内容が出てくる。
    私はそういうことを考えても口に出すことは滅多にないので、ふたりが会話しているのが印象的だったし、ふたりの絆が強く見えた。

    最後は主人公が2人の子供時代のために涙を流す。人になかなか話せない過去を共有したことによって、普段は閉じていた記憶が開いたのかもしれない。
    子供の頃抱えていた感情が蘇ったり、大人になった今分かるものがあったり、あの頃の自分がまだ心の中から消えてなかったりしたのかもしれない、と想像した。

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    2026年09月07日
  • すばらしい日々

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    両親と友達の死、近所の老夫婦の老いに向き合った経験が綴られている。近くはないけれど、いつかは必ず来る私の両親(特に難病疾患がある父)の死と向き合わなければいけないのだと、先日の母との電話を思い出し泣いてしまった。
    いつか、死と老いについて考えがまとまらなくなったときが来たら、また手に取りたい。

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    2026年08月31日
  • みずうみ

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    人の暗がりをその人の世界だと受け止めることができたなら、もう少し人に対して平熱の優しさを持ち続けることができる気がした。悲しくもあり、優しくもあった。

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    2026年08月27日
  • すばらしい日々

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    わたし、よしもとばななさんの本初めて読みました。私の若い頃、キッチンが大ヒットしたのはよく覚えてるのだけど、読まなかった。

    今回このエッセイを読んで、とってもやさしい語りでわたしには、あってると感じた。家族を思う気持ち。隣り近所の人々にも感謝の気持ちを持って接する姿が好きだ。 

    あーキッチン読んでおけば良かったー。そしたら、本にハマって、読む人生だったろうに。

    良い本や作家に出会うとわたしはいつも、今までなんで本を読まなかったのかと悔やむ。読んでおけば、もっと、上手く人生を過ごせたのではと考えるからだ。だって本を読むって、人生の道のりの地図や、取り扱い説明書を先に読むことだもの。
     例えば、人との付き合い方だって、本を読んでいればもっと上手に学べたのかもしれない。
    もっと賢く選びながら53歳に到達できたのではと思ってしまう。
     はぁ。後悔しても仕方がない。死ぬ直前まで、学ぶ事は大切。本を読むぞー。

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    2026年08月23日
  • デッドエンドの思い出

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    ネタバレ

    ものすごく良かった!!何度読み返してもきっと同じように感動するんだろうな、と思ったし、ずっと手元に置いておきたい本


    "「ずっと家の中にいたり、同じ場所にいるからって、同じような生活をしていて、一見落ち着いて見えるからって、心まで狭く閉じ込められていたり静かで単純だと思うのは、すっごく貧しい考え方なんだよ。
    人の心の中にどれだけの宝が眠っているか、想像しようとすらしない人たちって、たくさんいるんだ。」"


    "浮ついたことが好きな人たちは、きっと無駄にしてもいいような愛情、どんどん水道の水みたいに流してもまだまだ溢れてくる愛情に無頓着になってよかった人たちに違いない、と私は思っていた。
    いいな、そんなふうに無頓着に他人の愛情を扱えて、と私は思った。"

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    2026年08月21日
  • なんくるない

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    沖縄が好きなので、気になっていた一冊。
    表題作は昔の自分とリンクするところがあり、そのときの懐かしい感情を思い出しながら読みました。
    2人のその先が気になって気になって、、、
    実際に私自身が選択しなかった道、いわばパラレルワールドの自分が幸せであったらな、という思いも込めて、2人のその先の物語も読んでみたいほどです。
    ハッピーエンドを書くと決めている吉本ばななさんなら、きっと素敵に書いてくださることでしょう。

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    2026年08月06日
  • まぼろしハワイ

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    ハワイが好き!という理由だけで、この本はおすすめできないかな。ハワイが好き!という人は、その本を読んで楽しい気持ちになりたい人、旅先特有の喧騒さを求めていると思うから。
    ばななさんなので、内面の機微を描いている小説が好きで、ハワイや海や夏が好きな人におすすめするのがよい。

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    2026年07月21日
  • なんくるない

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    よしもとばななさんは、沖縄でしか感じられないものをたくさん感じたんだろうなぁ。大自然とそこで出会う人々に心が落ち着いていくお話ばかりでおもしろかった。なにも考えられない心がだんだんと回復して、また新しい楽しいことを見つけようとできる。沖縄は素敵な場所なんだろうなー、

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    2026年07月17日
  • すぐそこのたからもの

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    子育てしてる身に染みて何度も泣いた
    よしもとばななさんが紡ぐやさしい言葉と
    それを一心に受け、発せられた息子の言葉に感嘆した
    小さい子とともに過ごす時間は今まで過ごしてきた人生のなかでいちばんに幸せで、もしなくなったらと怖くなるぐらい

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    2026年06月22日
  • 小さな幸せ46こ

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    日常の小さな幸せを沢山分け与えてくれた本でした。普段は気にしないと幸せに気付けないような気がします。この本をたまに読み返してそうだこれも幸せだと気づけるような人生を送りたくなるようなそんな本でした。

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    2026年06月19日
  • ハゴロモ

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    失恋して傷ついた主人公が、少しずつ自分を取り戻していく過程を描いた物語。
    ファンタジーな要素もありますが、全体を通して優しく穏やかな空気が流れていて、読んでいるこちらも癒されます。登場人物も魅力的で、一気に読み終えました。

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    2026年06月15日
  • デッドエンドの思い出

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    はじめてのよしもとばななさん。
    なんかよかった。自分のことを考えたり、考えなかったりした。はじめて浴室に紙の本を持ち込んで、湯船に浸かりながら読んだ。身内の死の翌日に、何となく、この本なら読めるかもと思い読み始めた。私とはあまり縁のない、でも悲しくて、誰にも話さないで終わるような人生の一瞬を詰めたような短編を読んでいたら、何故か楽になっていく自分がいた。
    よしもとばななさんもっと読みたい。

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    2026年05月03日
  • デッドエンドの思い出

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    どこか切なくて儚くて、でもあったかくて、時々涙を堪えながら読んだ。素敵な体験をした。時間を置いたらまた読み返したい作品。

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    2026年04月30日