よしもとばななのレビュー一覧

  • 彼女について

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    怒涛の展開。まさかのオチ。
    本当にびっくりするくらい救いのない話。
    過去をたどる旅をして、記憶を整理して真実を知る。
    それできちんと取り戻すことができた。何かを。
    どんな状況にあっても人生を造れる人でありたいと思う。

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    2016年10月01日
  • ジュージュー

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    表紙の絵も含めて、ばななさんの作品の中では結構好きな方です。母親の死や、恋人との別れがある話だけど、全体的に明るい感じがします。

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    2016年07月26日
  • スナックちどり

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    それぞれの境遇でめいっぱい愛されて育った人達でも、噛み合わないとすれ違うこともあるし、ほんの一点を共有して、それがお互いにとってだいじな時間になったりする。当たり前のことなんだけど忘れがちで、でもそれを思い出させてもらった一冊。

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    2016年05月28日
  • チエちゃんと私

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    ばななさんの哲学がそこかしこに散りばめられていた。
    例えば、「人は毎日を自分でこねあげて作り出している」、「今私がいるのは自分の小さい部屋だけれど、目を閉じるとそのあらゆるすばらしい場所に、私だけの場所に存在することができる」。
    大きな悲劇はないけれど、小さな不幸を幾つか持った主人公が、幸せを見つけていく、ゆったりとした物語だった。
    主人公に共感するところが多かったし、学ぶところも多かった。他人に期待しない、と見下すのはもうやめたい。

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    2016年03月07日
  • まぼろしハワイ

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    「どうして世界はこんなにきれいなのに、なんだか悲しいんでしょう?」
    「それはね、ばななちゃん、逆よ。きっとね、悲しいからきれいなのよ。きれいだから続けていくのよ。」
    あとがきまで心惹かれることがたくさん詰まった小説でした。きっとこの本を手にした時から、自分もハワイに世界に愛されてるって感じることが出来る一冊だと思います。

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    2016年02月29日
  • もしもし下北沢

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    よしもとばななやっぱり好きだ!

    突然亡くなったお父さんを忘れて生活するために
    下北沢に移り住んできた主人公の話

    母と娘の不思議な関係がいいなって思う
    あのレストランってどの辺だろう?
    下北にひさしぶりに行きたくなった

    あと、「食堂かたつむり」とか
    「かもめ食堂」「南極料理人」もだけど、
    ご飯がおいしそうな小説って流行ってるのかな

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    2016年02月07日
  • High and dry (はつ恋)

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    文章のひとつひとつが、子どもの頃感じた空気感を思い出させて、すぐに泣いてしまう。
    よしもとばななさんの本を読むといつもこうなる。

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    2016年01月26日
  • もしもし下北沢

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    ◼作品内容にあるような知らない女の心中してしまったお父さん。お母さんと新しい生活を下北沢で始めようと思った。
    っていう内容を知らずして読んで、すごく、すごく感情がわかる内容だったので最近のばなな作品で飛び抜けて好きです。お店とか地図が頭におこるほど下北を把握してないけど、近い人を亡くして、そこからの再生の感じはとてもわかった。
    ランチのアッコちゃんに続き食べ物系の話が続いたのも縁感じたり。

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    2016年01月09日
  • ハゴロモ

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    ネタバレ

    誰にでも恐ろしいくらいの孤独が現れる。それは何にも例えようがないもの。鋭く痛く貫くような。でもそんな傷でさえ、ちゃんと時が癒してくれる。「時間薬」とはまさにそのことだ。人を失った苦しみは何にも比べようがないから助けてあげられないけれど、いつかあなたにも暖かい光が差し込みますように。全てのあやまち、迷いから抜け出せますように。私の大切な一冊にこめて。
    「何か大切なことを忘れているような気持ちにさせる。

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    2025年08月27日
  • High and dry (はつ恋)

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    家族とすれ違ったままの夕子ちゃんとキュウくんが、色彩豊かに世界を感じて、わだかまりをなくしていくお話。

    全体的にキラキラしていて、イラストもとても可愛くて。ふたりとその家族が愛しくなりました。
    心に残っていたわだかまりは、案外周りの人は気付いていなかったりして、言葉に出した方が分かり合えるのかもしれない。

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    2015年08月25日
  • ひとかげ

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    随分昔、子どもの頃に読んで印象的だった「とかげ」がリメイクされていたと聞いて手に取りました。
    併録されているとかげと読み比べると、うんうん、確かに本筋もところどころの描写もそのまま、仕事への取り組み方、人との関わり合い方、生きる事への姿勢がより深く描写されて「人」が彼らに落とす「影」の部分と、それにより浮かび上がる光がより感じられる物語が繰り広げられているな、と。
    ぎゅっと削ぎ落とされた濃密な空気の詰まったとかげ、そこからより一歩深く闇と光が色鮮やかに見えてくるひとかげ、どちらからもよさが手に取るように伝わって心地よくやわらかに胸に落とされる光と影を感じました。

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    2015年07月19日
  • どんぐり姉妹

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    読んでると
    悲痛ってことばが出るとしかめたくなるくらいに
    はいりこめます。
    どんぐり姉妹は手紙をよむと、すくない文字数でしっかり感動できてお得。

    よみおわっちゃった。。

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    2015年07月07日
  • 小さないじわるを消すだけで

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     2013年11月24日、京都精華大学創立45周年記念事業として行われたダライ・ラマ法王による講演会二日目に、よしもとばななさんの朗読がありました。先日、この動画をYouTubeで観たのですが「小さないじわる」という言葉と説明にドキッとさせられました。私自身がこの「小さないじわる」に身に覚えがあったからです。小さないじわる、とても的を得ていて自省を促す言葉です。

     「小さないじわる」について、ばななさんはもっと詳しく著書に書いてないだろうか?と探し当てたのが本書です。結果的に本書は、あくまで講演録だったのですが、この「小さないじわる」を自制するためのアイテムとして、有効に活用していこうと思い

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    2015年05月16日
  • 人生の旅をゆく

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    先日古本屋さんで購入したもの。

    この方のエッセイを読んでいると、すごく懐かしい感じがする。

    せかせかして忙しくて疲れはててしまっている日常で、忘れてしまっていたものを、思い出させてくれる。

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    2015年04月16日
  • Q人生って?

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    読者からよく寄せられる人生に関する質問、相談について、吉本ばななが答えていく。
    日々生きている上で何気なく浮かんでくるような疑問に対して、著者の言葉は心に自然にすっと落ちてくる。ちょっと立ち止まって考えたい時にオススメ。

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    2015年04月05日
  • 彼女について

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    1番の呪いは普通の日々の積み重ね

    生きている人だけじゃなくて

    悲惨な死を遂げてしまった人に

    対してさえ

    鎮魂の気持ちが込められているような。


    ばななさん、すごい次元へ

    行ってしまっていて

    ついて行くのに少し大変だった。

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    2015年03月31日
  • 彼女について

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    自分が親から貰った愛情を
    きちんと受け取りなおすこと
    自分を客観視すること
    そんな通過儀礼を、
    この一冊通じて体験したような気がした

    自分が決めた愛のイデアみたいな像があって
    それに当てはまらないものは
    見て見ぬ振りをしてきていた
    ほんとうはこの世の中は
    愛でいっぱい溢れているのに

    悲しい思い出がなければ、幸せになれる訳じゃない
    受ける歯車と渡す歯車がかみ合わないだけで
    人ってこんなに孤独になってしまうものなんだなぁ

    未来に心奪われるのは過去に捕らわれるのと一緒
    ただ、今ここの、特別でも何でもない
    一つ一つの手の動き、話す言葉、噛み締める味わいが
    人生を形作って乗り越えさせてくれる
    毎日

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    2015年02月28日
  • High and dry (はつ恋)

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    この人のお話や文章が好きだなぁ
    と思った本でした。

    最後スッキリしない終わり方も
    このおはなしのよさなのかなぁと
    思いました。

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    2015年01月29日
  • High and dry (はつ恋)

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    内容は可愛らしくあたたか。
    人物のこころ、場面の描写がきれいな、ていねいな言葉で表現されています。
    言葉がキラキラしていて、何度も読みたくなる物語です。

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    2015年01月02日
  • 王国―その1 アンドロメダ・ハイツ―

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    2回目読んだけど、ばななちゃん本当に最高( ´ ▽ ` )ノ
    どうして、文字だけで人の心情をあんなに素敵に描写できるの?ばななちゃんだけだよ。映画観てるみたい。

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    2014年12月01日