よしもとばななのレビュー一覧

  • サウスポイント

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    かなり好きな作品だった。よしもとさんらしい、素敵で癖のある登場人物。複雑な家庭で育った主人公たち。きれいな言葉と、きれいな時間と、うまく表現された淋しさと切なさと、悲しさ。
    一語一句も読み逃してはいけない気がする、よしもとさんの言葉が、すっと入ってきた。

    情熱的ではないけど、運命のような2人の愛が、ハワイという大らかな場所でまた実を結ぶあたりは、一気に読み進めてしまった。家族という存在の大きさも響いてくる作品だった。

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    2023年05月30日
  • まぼろしハワイ

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    脆くて儚くて温かい…人間のそういう部分の表現にいつも惹かれる。
    ハワイってエネルギッシュで甘やかで、どこか切なくて…読んでいるだけで心が満たされていく感じがした。

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    2023年04月22日
  • みずうみ

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    休みの日に部屋でゆっくり紅茶でも飲みながら、しずかに読みたい本。

    内容は重めではあるのだけど、文体や浮かんでくる風景がとてもきれいで、私はとても好き。
    本の随所に、人生で大事なこととか人間の本質が詰まっている気がして。
    それを読み漏らさないように、じっくり噛みしめて読みたくなる。

    誰かと本気でつきあうこととか、人を愛すること…
    それは恋人でも、母と娘、父と娘、母と息子、見ず知らずの子どもに対するものでも、
    それぞれの愛の形や表現があって、
    どれも素晴らしいものだね。

    この本を読んだら、
    私は誰かを本気で愛せたことがあったのか?
    子供が生まれたとして、ここまで全力で愛せるのか?

    今まで私

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    2023年04月22日
  • まぼろしハワイ

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    3編の話で構成されている本書。
    1作目を読み終えた時、きっと1作目がいちばん面白いだろうと思っていたのに、私の心をいちばん掴んだのは3作目。思わぬ展開。もう諦めていたけれど、やはり恋は素敵だと思わせてくれる。
    時空を超えた不思議なことは起こるのだろうと、ばななさんも思っているんだ、ということも発見。

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    2023年04月12日
  • なんくるない

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    東京の暮らしに疲れて、あーもうどこか温かいところに逃げたい、と思っていたので選んだ本。
    求めていた以上に、沖縄の空気をふわっと持ってきてくれて、生ぬるい湿気のある風に包まれた気持ちになりました。
    読み終わった頃には、恋したいなぁ〜なんてぼんやり考えられるくらいに充電されました。

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    2023年03月14日
  • 日々の考え

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    とてつもなくくだらなく、笑える。

    よしもとばななさん、意外、、、。

    下ネタが過ぎます!!!
    けど、おもしろい。
    なんせ、意外にもこの世の知らないことをたくさん知れた本。

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    2023年03月09日
  • サーカスナイト

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    ネタバレ

    冒頭に出てくる七尾旅人さんが歌う「サーカスナイト」を聞いた。
    読後だからこその登場人物たちそれぞれのイメージがじんわりと心に浮かんでくる。

    よしもとばななさんを久しぶりに読んだ。
    仕事帰りバスの中での読書タイム(そのままうたた寝してる日もたくさんあったけど)存分に楽しめた。仕事終わりの爽快感も相まって。

    主人公さやかは事情を抱えていても強く、周りの力もしっかり借りながら生きていて尊敬する。
    子供に向けるまなざしも優しい。
    私自身あまり周囲の人に懐かないというか心を開かない正確なので、私の生活にあんまり登場人物増えていかない気がする…
    しかし、さやかは周囲の人たちを家族のようにしていく力があ

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    2023年03月07日
  • まぼろしハワイ

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    書き上げるまで5年を要した、という力のはいった一冊です。
    接点は小樽のトイレでした。
    そこは時空を超えて繋がっていました。
    このお話を空想だけで描いたのであれば、それは想像力が素晴らしすぎます。
    何か感じるものがあって、それをもとに膨らませたのではないでしょうか。
    ばななさんはハワイに関する本をたくさん書かれています。
    ハワイは彼女にとって何かを感じさせてくれる、とても大切な場所なのではないでしょうか。小樽もね。

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    2023年02月14日
  • 人生の旅をゆく

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    この本を読んでいたら、
    いかに自分の気持ちとか感覚とかを無視して
    日々「こうしなきゃいけないから。。」と型にはまった生き方をしているかを感じてしまった。

    そういえば誰が決めた、何の型なんだろう、
    とか思いながら。

    人生って自由なんだよね。
    何してもいい。何食べてもいい。
    自分が大切にしたいこともいつの間にか忘れてしまっているね。

    わたし、自由だったんだ!と思ったら、
    すこしだけ明日からの日々がわくわくした。

    個人的に「赤ちゃんが朝起きると、まず笑っている」がぐっときました。
    本当に我が子も毎日笑ってるし、自分の今の状態との差を感じてしまった。

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    2023年01月08日
  • High and dry (はつ恋)

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    14歳の女の子ってこんな大人じゃないよ〜と思いつつ、取り巻く人々と思春期の葛藤・ぽわぽわした優しい時間がすてきな本。

    大好き。

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    2022年12月09日
  • サウスポイント

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    ネタバレ

    家庭環境には恵まれなかったテトラと珠彦。
    二人の初恋と再会の物語。
    素敵な、神秘的な物語に心洗われました!

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    2022年12月01日
  • 小さな幸せ46こ

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    『うたた寝』『男の子女の子』『最初で最後の』『ほんとうの言葉』『いつも見ている』

    大きな幸せに包まれました!

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    2022年11月30日
  • イルカ

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    救われた。気分が落ち込んだりうまくいかないなと思っている時期だったからちょうどよく言葉が染み込んできた。1人行動がわりと好きで、パッパラーといろんなところに行くけど、1人に慣れすぎるのもよくないと感じた。人との繋がりって素敵だなあと。

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    2022年09月29日
  • 花のベッドでひるねして

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    こんな素敵な本があるんだ、やっぱり本って素敵だ…というかよしもとばななさんが、素敵だ。
    あとがきにも書いてあったが、本当に父を亡くし、そして出来た本なのだ。バーーーっと書いたと。素晴らしいものを残してくれた、ずっと大切にしたい1冊。

    わたしにもいつか様々な別れが降り注いで来るのだろうけれど、おじいちゃんのようにきらきらしたなにかを泣き散らしながらゆらゆらとしっかりと向き合いながら生きていきたい。自然に耳を傾けたくなった。
    もう夏も終わり。秋が始まる。日本に四季があって本当に良かった…明日は早起きして近くの川辺に出掛けよう。

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    2022年09月21日
  • もしもし下北沢

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    小説の中に自分のよく知る街や人の名前がたくさん出てくると恥ずかしくなってしまうので、この本を敬遠していたけど、
    こんなに素敵な本ならもっと早く読めばよかった。
    よっちゃんの聡明さ、それによってはっきりしてしまう残酷さはスリリングだった。
    父親が知らん女と心中してしまったことへの悲しみや慟哭は一体どこに行き着くんだろうとか、新しい生活へと動き出したお母さんはどうするんだろうとか、
    物語に対する興味はもちろんあるんだけど、
    それ以上によっちゃんの悲しみそのものが美しかった。
    よっちゃんはずっとずっと誠実に悲しみ続けて、ついには悲しみを抱き締める術を得た。
    これは小説だけど、よっちゃんなんて本当はど

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    2022年09月06日
  • 彼女について

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    ばななさん。
    みんなからオススメされてたのに、子供の頃にキッチンを読んだきりで、ずっと気になってた。

    とっても不思議で残酷でおそろしい話なのに、温かくて人生を前向きに考えさせてくれる作品だった。

    ばななワールド。はまりそう。

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    2022年08月29日
  • 人生の旅をゆく2

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    阪神淡路大震災後について。家族との日常、思い出、日々感じていることなどを綴ったエッセイ。

    夜寝る前に少しずつ読み進めていました。
    いろんな人のエッセイを読んできたけど、やっぱり自分にはばななさんのエッセイが一番しっくりくる。
    20代、30代、40代と…いつ読んでも心地よく、言葉がスッと心に入ってくる感じは変わらない。
    考え方に共感したり、和んだり、しんみりしたり。気になるフレーズもたくさん!
    読んで少し元気をもらえました。


    以下、本文から抜粋

    『自分の人生は自分のものだ』

    『そのときはなんでもない、いつもそこにあるどうでもいいようなものでも、なくなってみると大きな思い出としてずっしり

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    2022年08月28日
  • 海のふた

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    とても尊敬している、平野紗季子さんのラジオで夏の読書といえば、、で出てきたもの。

    ばななさん、久しぶりですが、やっぱり、やっぱり、いい。

    優しい気持ちになれる、というより、優しい気持ちを思い出す、そんなイメージ。

    ばななさんが描く夏の風景、それは、木や海や動物が寄り添いあって人と自然と混じり合っている風景なのですが、その夏の風景以上のものにまだ出会ったことない。
    今回は挿絵の版画がより一層美しく物語を彩ってくれる。版画なのが、島のイメージで、とても、いい。

    景色の描写がとても美しく、わたしもかき氷やさんをやっているし、福の木の周りを散歩したり、はじめちゃんと海で話したり、そういうことが

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    2022年08月20日
  • 人生の旅をゆく2

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    心に響く文章、自分でも文章が書きたいと思わせてくれます。

    読む前と読んだ後では、きっと生きやすくなっている点で、違う自分になれているはず。

    非常に軽やかな読み心地で、厳しい現実ともとれるのに、気が滅入る感じがしない。

    生命力に満ちていながら、他者への共感、尊敬の念が根底にあって、読みながら心の余計なものがどんどん落ちていくような感覚を覚えます。

    私も他者に学ぶこの人の姿勢を、学びたい。

    本当に魅力のある人が書いた文章には、何か特別な力が宿るのかもしれない。

    大切なものを込めて書かれた本なのだと思う。

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    2022年08月14日
  • 人生の旅をゆく

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    吉本ばなな先生による素晴らしいエッセイ集!

    大切な言葉がこれでもかーっとたくさん詰まってる、読めば胸がいっぱいになる本です。

    思い出と同じくらい、今を大切に生きればいい。

    さばさばとしているようでいて悩んだりすることもあって、他人のことを深く見つめ、人生や命のことをまっすぐに向き合う。

    その生きる姿勢そのものを見習いたくなる、人間力の教科書のように感じました。

    他人や家族から大切なものを受け取った分、自分をそれを与えられる人になりたい。

    今の社会を生きていく上で、大切なものを見落としてしまうことの悲しさ。

    それでも他人を、自分の人生や感性を大切にする。

    得難いものがこの本に込め

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    2022年07月26日