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Posted by ブクログ
たぶん学生の時に読んだことあるな、と途中から気付きながら再読。
よしもとばななさんの本に対して好きなものが詰まった作品でした。現実世界をベースに少し私の身の回りでは起きないような設定で物語が進んでいく感じ。
病気を理由に友人と結婚し、子供を授かり、友人が亡くなった今も義実家で過ごす。義父母も受け入れ温かい家族の形がある。一方で忘れられない過去がある元恋人との再会。そして娘と3人でバリを訪問。
一貫して登場人物が皆、凛として自然に身を置き、人間と運命強さをあっけらかんと捉えている。
そんな世界に魅力され、私自身もそうでありたいと強く思わされる。
強く逞しく、優しく、愛を持って。
大事な人が遠く羽ばたくことを、可能線をどんどん広げていくことを切実に願える人間でありたい。
Posted by ブクログ
ばななさんの言葉は、いつもわたしを救ってくれる。
わたしの人生をいい具合に認めてくれる気がする。
たからものにしたくなるような大切な言葉を拾い集めてはおまもりにして、ノートにのこす。
以下、サーカスナイトのわたしのメモ。
私はなにもしていないでふらふらしていたようで、実はいろんなことをしながらちゃんと歩いてきたんだ、と思った。
それに、私こそが子どもを育てながら子ども時代をじっくりと取り戻しているのだと思う。
「だいじな人を失うと、人はそこに何か深い意味をどうしても見いだしたくなるから。」
楽しそうに見えるから大丈夫と言うことはない。
ただ楽しそうでない自分がいやなのでそうふるまっているというだけで、そこに悲しみはいつも大きく重く存在するのだ。
「すごく早くに親が死ぬと、早く大人になる面と、いつまでも子どもみたいな面が混じっちゃうんだよね。」
細かい理屈は抜きに、ただいっしょにごはんを食べることで育まれるものまたひとつ育むために。
みんなが楽しそうなので、私もにこにこしてごはんを食べた。
「明るいのはとりえかもしれないなあ。赤ちゃんのときからずっと陽気だった。」
「きっとすごく愛されているのがわかっているんだね。」
一郎は微笑んだ。
「みちるは、そういう意味では、ほんとうに恵まれていると思う。みんなにがっちり守られて、自分がいるということ、この世に自分がいていいということに疑問を持ったこともない。」
生まれたての赤ちゃんからは四方八方にまるでビームみたいに真っ白い幸せの光が放たれていた。こんなに光るもの見たことがない、と私は思っていた。
「人はたまにふるさとを訪れたほうがいいのよ。そうすると思ってもみないくらい素直に、気持ちが原点に返っていくから。」
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