よしもとばななのレビュー一覧

  • 花のベッドでひるねして

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    十年ぶりくらいに
    よしもとばなな を読んだ。
    久しぶりに
    本屋さんの新刊コーナーで
    ビビビっと惹かれたのは

    無意識に 自分が求めてたのか、
    呼ばれたのか

    読みはじめたら
    学生時代に大好きだった
    そのままの ばななさんの世界で
    空気感で
    それにどっぷり浸って
    すごく懐かしくて 幸せでした。

    書き出しの一文が
    ほんとに 秀逸。

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    2017年05月20日
  • チエちゃんと私

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    従妹のチエちゃんと暮らす「私」の日々。未婚の母とオーストラリアのヒッピーコロニーのようなところで育ったチエちゃんはちょっと独特な感性をもっている。そんなチエちゃんの言動も以下のような感じですてきなんだけど……
    「私はサーフィンをしなくて見ているだけだけれど、見るのは好き。ずっと見ていると少しわかってくる。今日の午後、どんな波が来るのか、ある程度予測はつくんだよね。うんと慣れてくると。でもそこが人というものの弱いところで、サーフィンをする生活が数年続いてルーチンになってくると、いつかの天候、そのときの波と比べるようになってしまうし、波のことがわかったような気になってきてしまうみたい。それでケガし

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    2017年04月22日
  • 人生の旅をゆく

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    たしか、吉本ばななさんの魅力にとりつかれるきっかけの作品がこれだった。ここに書かれているような旅ができたならどれだけすてきかと思う。世界のあらゆる街をこんなきらきらでいっぱいの場所にしてしまえるその瞳と心、それをわたしも自分のなかにちゃんとみつけたいって思う、もしかしてわたしにとってはちょっとしたネオ・バイブルかもしれない一冊。

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    2016年11月07日
  • スナックちどり

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    そうか、こうならないとほんとうには打ち解けられない超不器用なタイプなんだな、と私は思った。

    どんなに積み重ねても、ずっとホームっていうものができないから

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    2016年10月20日
  • 彼女について

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    怒涛の展開。まさかのオチ。
    本当にびっくりするくらい救いのない話。
    過去をたどる旅をして、記憶を整理して真実を知る。
    それできちんと取り戻すことができた。何かを。
    どんな状況にあっても人生を造れる人でありたいと思う。

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    2016年10月01日
  • ジュージュー

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    表紙の絵も含めて、ばななさんの作品の中では結構好きな方です。母親の死や、恋人との別れがある話だけど、全体的に明るい感じがします。

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    2016年07月26日
  • スナックちどり

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    それぞれの境遇でめいっぱい愛されて育った人達でも、噛み合わないとすれ違うこともあるし、ほんの一点を共有して、それがお互いにとってだいじな時間になったりする。当たり前のことなんだけど忘れがちで、でもそれを思い出させてもらった一冊。

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    2016年05月28日
  • なんくるない

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    私の思うよしもとばななさんの良さが詰まった短編集だった。これから沖縄に行くから気持ちがより高ぶったのかも。また読むと思う。人の気持ちって生き物なんだって思った。

    2016.4.18


    沖縄旅行の後に余韻に浸りたくて再読。やっぱり良かった。
    2019.5.9

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    2016年04月18日
  • チエちゃんと私

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    ばななさんの哲学がそこかしこに散りばめられていた。
    例えば、「人は毎日を自分でこねあげて作り出している」、「今私がいるのは自分の小さい部屋だけれど、目を閉じるとそのあらゆるすばらしい場所に、私だけの場所に存在することができる」。
    大きな悲劇はないけれど、小さな不幸を幾つか持った主人公が、幸せを見つけていく、ゆったりとした物語だった。
    主人公に共感するところが多かったし、学ぶところも多かった。他人に期待しない、と見下すのはもうやめたい。

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    2016年03月07日
  • まぼろしハワイ

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    「どうして世界はこんなにきれいなのに、なんだか悲しいんでしょう?」
    「それはね、ばななちゃん、逆よ。きっとね、悲しいからきれいなのよ。きれいだから続けていくのよ。」
    あとがきまで心惹かれることがたくさん詰まった小説でした。きっとこの本を手にした時から、自分もハワイに世界に愛されてるって感じることが出来る一冊だと思います。

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    2016年02月29日
  • もしもし下北沢

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    よしもとばななやっぱり好きだ!

    突然亡くなったお父さんを忘れて生活するために
    下北沢に移り住んできた主人公の話

    母と娘の不思議な関係がいいなって思う
    あのレストランってどの辺だろう?
    下北にひさしぶりに行きたくなった

    あと、「食堂かたつむり」とか
    「かもめ食堂」「南極料理人」もだけど、
    ご飯がおいしそうな小説って流行ってるのかな

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    2016年02月07日
  • High and dry (はつ恋)

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    文章のひとつひとつが、子どもの頃感じた空気感を思い出させて、すぐに泣いてしまう。
    よしもとばななさんの本を読むといつもこうなる。

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    2016年01月26日
  • もしもし下北沢

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    ◼作品内容にあるような知らない女の心中してしまったお父さん。お母さんと新しい生活を下北沢で始めようと思った。
    っていう内容を知らずして読んで、すごく、すごく感情がわかる内容だったので最近のばなな作品で飛び抜けて好きです。お店とか地図が頭におこるほど下北を把握してないけど、近い人を亡くして、そこからの再生の感じはとてもわかった。
    ランチのアッコちゃんに続き食べ物系の話が続いたのも縁感じたり。

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    2016年01月09日
  • 海のふた

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    毎日のちょこちょこっとした地味な作業を丁寧に続けること。自分にとって大切なものを大切に生きる人の話。透明で深く澄んでいる。

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    2015年12月07日
  • High and dry (はつ恋)

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    家族とすれ違ったままの夕子ちゃんとキュウくんが、色彩豊かに世界を感じて、わだかまりをなくしていくお話。

    全体的にキラキラしていて、イラストもとても可愛くて。ふたりとその家族が愛しくなりました。
    心に残っていたわだかまりは、案外周りの人は気付いていなかったりして、言葉に出した方が分かり合えるのかもしれない。

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    2015年08月25日
  • まぼろしハワイ

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    ぽろぽろ静かに涙を流しながら読み進めた。あざみさんの踊るスカートのゆれる動きや、夜の海のそばの空気が伝わってきます。2作品目の人生について語り合うシーンがとても印象的。「小さなことをこなしていく連続が人生なんだ」と思うと、家事が苦じゃなくなりました。

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    2015年07月27日
  • ひとかげ

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    随分昔、子どもの頃に読んで印象的だった「とかげ」がリメイクされていたと聞いて手に取りました。
    併録されているとかげと読み比べると、うんうん、確かに本筋もところどころの描写もそのまま、仕事への取り組み方、人との関わり合い方、生きる事への姿勢がより深く描写されて「人」が彼らに落とす「影」の部分と、それにより浮かび上がる光がより感じられる物語が繰り広げられているな、と。
    ぎゅっと削ぎ落とされた濃密な空気の詰まったとかげ、そこからより一歩深く闇と光が色鮮やかに見えてくるひとかげ、どちらからもよさが手に取るように伝わって心地よくやわらかに胸に落とされる光と影を感じました。

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    2015年07月19日
  • どんぐり姉妹

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    読んでると
    悲痛ってことばが出るとしかめたくなるくらいに
    はいりこめます。
    どんぐり姉妹は手紙をよむと、すくない文字数でしっかり感動できてお得。

    よみおわっちゃった。。

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    2015年07月07日
  • 小さないじわるを消すだけで

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     2013年11月24日、京都精華大学創立45周年記念事業として行われたダライ・ラマ法王による講演会二日目に、よしもとばななさんの朗読がありました。先日、この動画をYouTubeで観たのですが「小さないじわる」という言葉と説明にドキッとさせられました。私自身がこの「小さないじわる」に身に覚えがあったからです。小さないじわる、とても的を得ていて自省を促す言葉です。

     「小さないじわる」について、ばななさんはもっと詳しく著書に書いてないだろうか?と探し当てたのが本書です。結果的に本書は、あくまで講演録だったのですが、この「小さないじわる」を自制するためのアイテムとして、有効に活用していこうと思い

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    2015年05月16日
  • 人生の旅をゆく

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    先日古本屋さんで購入したもの。

    この方のエッセイを読んでいると、すごく懐かしい感じがする。

    せかせかして忙しくて疲れはててしまっている日常で、忘れてしまっていたものを、思い出させてくれる。

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    2015年04月16日