よしもとばななのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
まりちゃんは活気あったころの子供の頃の土肥の町を追い求めていた。夏の町は観光客でごった返し、海の中には鮮やかな世界が広がっていた。しかし、その色鮮やかな世界は時代の流れとともに失われてしまった。土肥の町はしなびてしまい、海の生き物は死に絶え、色彩を失ってしまった。
そんな色を失いつつある土肥で、まりちゃんは色彩を取り戻そうと町のみんなの心のよりどころになるかき氷屋さんを始めた。子供や老人が集まって、かき氷を食べながらひと夏の思い出を紡ぐような景色を提供するために。
きっと伊豆半島をめぐってみれば、その町の景色を守ったり、新たな景色を彩ったりしている町の事業者がたくさんいるんだと思う。
そんな伊豆半島の魅力的な事業者さんを取材し、紹介できる日々が戻ってくるのを心待ちにしている。 -
Posted by ブクログ
「下北沢について」に続いて2冊目に読んだよしもとばななさんのエッセイ(小説のほうは過去数冊読んでいる)。
この本はシリーズの2巻目だが、短編エッセイ集なので各巻を順番に読む必要はなさそう。
「下北沢について」よりも全体的に少し重めで、命に関するテーマ、とりわけ東日本大震災やご両親のことに関連する短編エッセイが並んでいた。
テーマが重いといっても読んでいて気持ちが落ち込んで仕方ないというものではなく、また短いのでサクサク読めた。
普通の人であれば見逃してしまったり言葉にできなかったりするであろう出来事や思いをきちんとすくいあげて、深いところまで丁寧に言葉で紡いだようなエッセイで、だからこそ短くても一つ一つちゃんと染みてくる。
よしもとさんが体験した出来事から感じた「命の手触り」のようなものを、読み手である自分も確かに感じることができた。
そんな抽象的なものを読み手に追体験させることができるなんて、よしもとばななさんの文章ってすごいなぁと思った(小並感)。
シリーズの2巻から読んでしまったので、1も含めほかの感も読んでみたいと思う。
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購入済み
愛人は卒業。焦らない今後。
別の女性との間に割り込んで
それでも大した身分でもなくて
きっぱりと捨てられて、
神様が水を振りまいたような川のある
川からくる気のようなものに
包まれて、いろいろ
不思議な観応があったり、
変わった経験、変わった趣味の人が
割と集まっている、
そんなところに戻ってきた。
ありそうな、いや、あってほしいような
不思議な結びつき。
自然と縁がつながる、
再生の過程。
病気の姑候補さんも回復しそう。
愛人だったころに身につけた
テクニックも、
はっきりとは書かれてないけど
あるかもしれないが、
愛人だったくせに
(甘いということは傍迷惑でもあるな)
何とも
かわいらしい傷心の女性と、
あせらない恋人候補。
いいね!
ラーメンの材料を真剣に
買い出しするところが
今をしっかり生きているってことだね。