【感想・ネタバレ】バナタイムのレビュー

あらすじ

将来への強大なエネルギーを感じとったプロポーズの瞬間から、新しい生命が宿るまで。人生最大のターニングポイントを迎えた著者の胸ときめく日々。幸福な場所、大好きなイタリアのこと、人間の気品と風俗についてなど……。幸福の兆しを読みとることの大切さを伝える24章。奥深い考察と力溢れるメッセージ満載のエッセイ集!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

生きることについて、歳を重ねるということについて
もっとまっすぐに向き合いたいと思わされた一冊。

彼女のように日常のちいさな幸せや些細な感情を大切にしたら もっと自分を大切にしたら・・
余裕がない今の自分に足りないものを教えてもらった気がします。ばななさんのような心が豊かな人間になりたい

0
2021年05月05日

Posted by ブクログ

これ読むのは二回目。
改めていいエッセイだなと確認。
曖昧な感情、気持ち、すごくもやもやしたものをすぱっと言葉で表現してくれるから素敵。

何度も読みたくなる。

自分の中で大事な言葉になっていたのが、改めて読んでいてここからもらった言葉なんだって気づくのがいくつかあった。

エスプッソに興味もったのも、海に興味もったのも、ここからだったなぁ。

0
2012年01月10日

Posted by ブクログ

うんと前のヒロスエバッシングのときのことを、覚えている。
そのときは、今ののりピーの比ではなく、いい大人がよってたかって、といった感じだった。

初めて読んだのは美容院で。
髪結ってもらいながら、読んでて、涙でそうになった。ヒロスエの中学の担任のコメント。

あのときの、なんといっていいのかわからない、大人たちのよってたかっての、くだらない、弱いものいじめの、を蚊帳の外からみていた、私たちのいいたかったことを、ヒロスエの担任が、すぱっといいあてていた。
すごい。愛情。

この文章を、ずっとずっとさがしていて、自分林真理子さんのエッセーかと思って勘違いしていたら、大好きなばななさんだったなんて。
文庫になってて、うれしかったよ。

高知のことなど

私は読むたびに必ず泣く。



0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

13別れというものにだけは、慣れることはない。・・・自然のなりゆきでやってきた別れをひきのばすことはできない。この生き方なのにもしも形だけで続けていくよしたら、自分と相手双方の人生を冒涜したことになってしまう。

76ほんの少しの違いで、縁とはすごく強固であったり、さりげなかったり、いつもそこにあるようでいて、急にうしなわれたりするものだ。

104エスプレッソは一日のいろいろな時間に一瞬の句読点をうつためにだけある。

108毎日が新鮮で楽しいのだか、苦しみはそれとは別物だ。

111今まで「与えること」に必死で、愛を受け取ることには謙虚であろうと思いすぎていた実は傲慢な私にとって、それは最大のターニングポイントとなった。

132幸せはどんなところにも無尽蔵に待っている。・・・何かができないということは、他の何かがそこにあるっていうことなんだと思う。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

とっても読みやすかったし、最近のわたしはばななさんの本しか手に取らなくなっているから「これだこれだ」とからだが喜んでいるのがわかった

0
2025年11月07日

Posted by ブクログ

ばななさんのエッセイを読むと自分はいろんなものを見過ごして生きているんじゃないか、と思ってしまう。なんとなくモヤモヤ心にあるものを言葉にできるって素晴らしいことだな。

2017.4.16

一年ぶりの再読。その時その時で心に響く章が違う。今は最初の2章。

2018.5

0
2018年05月07日

Posted by ブクログ

やっぱりばななさん、好きだな~と思った一冊。自分のことを気取らずに書けるって素晴らしいな。『兆しというもの』は読んでいて元気をもらいました。

0
2010年04月22日

Posted by ブクログ

海、別れ、兆し、エスプレッソ…
日常の些細なことをテーマに書かれたよしもとばななのエッセイ
なんかほんとに些細なことばかりでもその中でわたしたちが普段考えていて、感じていて、でも言葉にできないことをさらっと言葉にしてくれる。
そうやって彼女が紡ぎ出した言葉たちにいつも救われる。
なにげないことの中、普段感じていることの中に本当に大切なことたちがかくれているのかもしれない。

エスプレッソの作り方、意外だなーとかカフェいきたいとか、スピリチュアルさに驚いたとかそんな感じで適当に読んだのが逆に心に残った本だった

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

かなり残りました。

たぶん買うと思います。

何度も読みたいと思います。


よく考えれば『そういうことなんだよね』とか『あーーーその気持ちわかるわかる』って・・・心の中でうれしくなるほど叫んでいました。

ちょっと気分が下がり気味のときとかにでも読みたい。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

p10「これまで見ていたのが悪くて長い夢で、今の私が私なのだ、と首を水から出して岸を振り向き、その土地の自然の姿を見た時に思う。」

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

GINZAという雑誌に連載したものだそう。
このエッセイ集からは、光があふれてる!読み終わったあとそうかんじる。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

恐ろしく共感出来る章と、共通点の欠片もない章と、両極端に分かれた。
でも、やっぱりこの人の書く文章は好き。
最近、江國さんにもハマってる。
この二人の、同い年、東京出身、お父様がもの書きという共通点はなんだか必然に思えてしまう。

かねてから疑問だった、よしもとさんの死生観。
ご両親も健在だし(先月お父様が亡くなりましたが…)、お姉さんも健在。
家族を亡くしたわけではなさそうなのに、何故こんなにも確固としたものがあるのか。
しかもそれは的外れのものではない。実際に母を亡くした私の心に寄り添い、癒してくれた。
その答えにこのエッセイで触れられました。なるほどああいう経験があったのか。
その章に、少し涙が出た。
エスプレッソ飲みたくなってきたゾ。

0
2012年04月16日

Posted by ブクログ

この人の書く文章が好きだと再確認出来た本だった。読んでてとても安定感がある。心が疲れていて、他の情報を入れたくないときでも、この人の本なら読める。

0
2011年06月17日

Posted by ブクログ

人待ちの時間に読むのに購入。
いろんな思い出がある本。
ふだんはエッセイは苦手でほとんど読まないのだけど、
この時は気分だったんだろう。
ばななさんの書くものはすっとからだに入ってくるのだけど、
エッセイもしかり、ということを学んだ。

0
2010年01月17日

Posted by ブクログ

雑誌連載を本にまとめたエッセイ。

特に心に残ったのは、
『そのひとことが』と『日々に学ぶ』。

本人にとっては何気ない一言でも
本気で真摯な気持ちで言ってくれた一言が
大袈裟でなく闇から救い上げてくれる一言になる
ということは実はよくあることで。
同情で言ってくれた訳でなくて
本当にそう思っているというだけで響く。
自分も誰かにとってのそんなひとことを
言えていたらいいなと思う。

犬の散歩をしている人 というのは
ただ歩いている人よりも話しかけやすい、と思う。
歩いている目的がはっきりしているし
多分時間の余裕も心の余裕も多少あるはずで、
犬の散歩のさせ方や犬の顔で
なんとなく飼い主の人間の検討がつくと思う。
散歩をしていてふと立ち話になった
見知らぬ人との会話は、結構ずっと覚えていて
思い出すときゅんとするようなことが多い。



足の不自由なコーギーを飼っていたお姉さん
声帯の無い雑種を飼っていたおばさん
みんな元気かな、と時々思い出す。

幸せはどんなところにも無尽蔵に待っている。
何かができないということは、他の何かがそこにあること。
本当にそうだな、と思ったし
そうだと思って日々を見ていたいなと思った。

0
2009年12月31日

Posted by ブクログ

ばななさんの結婚前後のエッセイ。「今の私たちには、情報があふれすぎている」というところに納得。たまには、情報をシャットアウトして頭を空っぽにすることも大切なのだ。

0
2009年10月04日

「エッセイ・紀行」ランキング