よしもとばななのレビュー一覧
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ばななさんの人生が見えてくる。
日本だけでなく、世界のばななとなったばななさん。
それでも、思ったほどお母さんからは祝福はされない。
一方で、ばななさんの本が実家の本棚に並べられている。
女性の一人暮らしに必要なもの、と言っておとうさんから工具をプレゼントしてもらう。ばななさんの宝物。
同居していた彼が、それをそのへんに(=適当に)片付ける。
「私はそのとき別に怒っていなかった。でも理屈ではなく腹の底から「こりゃ無理だな」と思ったのだ」
そうそう。
近所のお花見も、小さかった頃の実家の自由なくらしも。
いろいろと、もう戻ってこないんだなあ、と(自分と重ねてちょっと思うところがあったりして -
Posted by ブクログ
おんおん泣くことは無かったけれど、
常にうっすら涙ぐむ感覚のまま読み終えました。
ばななさんの作品の登場人物は、皆芯があって強い。けど繊細でか弱くて、優しくて、自分があるからこそ冷静でどこか冷めて感じる部分もあって、、いのちの大切さや儚さを、知っている人達だと思う。
みんな似て感じるけど
優しくて素直な人たちだったな。
亡くなった人へ話しかけた言葉は海の中の気泡が上昇していくように、空に向かって、小さな泡のように登っていくのだろうか、的な表現がなんか記憶に残った。
そうだといいな。
後から見返して探したけどどのページか見つからない。
ー読み終えたのは2024年1月ー
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Posted by ブクログ
ネタバレ
恋愛するということ
誰かとともに生きるということは
ひとりではないということ
誰かの人生が自分の一部となり
自分の人生は誰かの一部となる
しかし、その誰かと離れたとき
私はひとりであること
もともとひとりであったことを
思い出す
愛人と離れた主人公が
自分自身の人生を生きはじめる
そこには彼女が生まれ育った土地
家族、街の人々、友情、
彼女自身に関わる人間関係があった
愛人とともにあった生活を失い
ぽっかりと空虚で透明になっていた彼女が
自身の過去や周りの人々と向き合う中で
様々な記憶や感情を取り戻し
色鮮やかになっていくように感じられた
それは″生きる″ということを
思い出して -
Posted by ブクログ
全体的に私にはまだ難しかったところも多い。けど、心に残ったフレーズをメモに。。
「自分が大丈夫じゃないのかもしれないな」と薄ぼんやり思えた時、実家に帰りたくなる。
さほど折り合いも良くない人が住む代わり映えのしない町に帰りたくなる。
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多少恥ずかしくても、思い出が迫ってきて苦しくても、後悔したくない。後で思い出せば絶対に大切なんだ、と思えるから。
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里帰りは人が死んだ時と同じ感じがするから、切なくて胸が苦しく、世界が奇妙に美しく見える。
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人と人の間に言葉は無い。ただ全体の感じがあるだけ。その全体の感じをやり取りしてるだけ。
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もしみんなが等しく鳩を愛するだけの世界だとしたら、