あらすじ
老いた母と旅したはじめてのハワイ、マウイのかわいくて美味しい地ビール、小さな上達と挫折を味わうフラ、沢山の魚の命と平等に溶けあうような気持ちになる海。ハワイは、人生を前に進もうと焦る気持ちを和らげ、今この時に、自分らしくいさせてくれる――。ハワイに恋した小説家による、生きることの歓びがあたたかく心を包む、珠玉のエッセイ。
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好きで好きで好きで、、、ばななさんのこういった強いエッセイを読む程に天国のようだというハワイに行ってみたくなる。2024夏、しんじゅさんに貸しました
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新婚旅行でハワイに行くことになり、買ってみた。渡航前に読んで、ますます楽しみに、ハワイがすでに大切な場所のように感じている。
ばななさんの本はどうしてこんなに優しくて、でも重たくて、本質を問いかけてくるのだろうと思う。
忘れたくない言葉、ハワイのキラキラした美しさ、人の温かさが詰まっていた。差し込まれている写真も美しかった。私にとって、ハワイはどんな場所になるのか、一押しされた気がしている。
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2024.1.26
ばななさんのハワイとの関わりがとてもよくわかって、楽しかった。フラとばななさんの関係性、フラとはどんなものかが印象的。
とっても心に響いて共感したところ。
ひみつのハワイ(57ページ)
あんなにも下手なのに、こんなにも踊ることが好きなんて、とても信じられない!
でも、どうもそうみたいだった。フラは私の中に根をおろして、枝を伸ばしてしまっているみたいだ。
大好き(125ページ)
やめるのは簡単だ。でも、やめたらもう私の唯一のクム、サンディーをクムと呼ぶことができない。あのすばらしい歌声と共に踊ることができない。
だから私はフラに戻った。
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よしもとばななさんのハワイに関するあれこれ。はじめから終わりまで、ハワイへの穏やかな愛とか熱烈な気持ちがどんどん湧き出ている。
ラストに、もう一度日本に恋をしなおそう、と書いていて、ぐっときてしまった。
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コロナがあり、円安があり、海外に行きたいなぁ、ハワイに行きたいなぁ、と思って手に取った一冊。
観光というより、住むように旅する感じがいいよね。家族や友達と料理したり、ショッピングしたり…。ハワイも日常の延長にある感じ。
江原啓之さんの言葉がとても印象に残っている。「天国がハワイみたいなんです」と。あぁ、あの楽園へ、行きたい!
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ハワイに関するばななさんのエッセイ。
私の本棚にはもう20冊近い本が並んでいる(実本ではなくて、電子です)。
やっぱりばななさんは違うと思う。
考え方も、生き方も共感する部分が本当に多いです。
***
82頁
ステージの上で世界一輝くとか、ちょっと人目をひくとかは、とてもすばらしいことだけれど、おまけなんだ。彼女たちは、その美しさを保つために、生活も律し、食べたいものを食べたいだけ食べることも一切なく、ステージが終わったら自分で荷物を持ってへとへとの体で夜道を帰っていくのだ。
(中略)
私になんでそれがわかるかというと・・・
71頁 私がまだお母さんになる前
でも目の橋で、ずっと私はある母と子をとらえていた。
色が真っ白なお母さん、女優さんにたとえると夏川由衣みたいな美人さん。ワンピースを着て、プールサイドにいる。そばにはいつでも小さな女の子。お母さんにいつもまとわりついて、お母さんはいつもその子を見つめている。
(中略)
普通の家族がいらいらの中で、日常の重さの中で、いつのまにか失ってしまったり、大事にしなくなっているものを、そのふたりは持っていた。それはとても美しいものだった。
***
無くしてしまうかもしれないもの。だいじなもの。
それを思い出させてくれます。
スマホやテレビは最小限にして、今をたいせつに生きたい、そう思いました。
みなさまもよい一日をお過ごしください。
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吉本ばなな先生のハワイに関するエッセイ集です。
一つ一つが短く読みやすく、不思議と著者と一緒に旅してるような気持ちになります。私もハワイに一度だけ行きましたが、また機会があれば是非行ってみたい、その際にはこのエッセイに出てきた場所にも行ってみたいと、自然と楽しみが広がりました。
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忙しい毎日の中で、一呼吸おいて、自分の頑張りを認める。生きている、確かにここにいることを感じる。あっという間に過ぎ去っていくから、自分で自分を大切にしないと。
きっと、人それぞれ自分にとっての「ハワイ」があると思う。私にとってそれは沖縄なんだと思う。自分の中にいる本当の自分に気づける場所。
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『サウスポイント』など、ハワイを題材にした吉本ばなな作品は読んだことあるけどエッセイは初めて読んだ。やっぱりすごいパワーがある土地なんだろうな。行ってみたいです。
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吉本ばななさんのハワイエッセイ本。フラに関しての話が多い印象。フラを通じて知り合った人達との交流とか。ちょっぴりスピリチュアルな話しも。読んでると昔に行ったハワイ旅行のことを思い出して、またハワイに行きたくなった。
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この本を読んでまず驚いた事は、よしもとばななさんもフラダンスを習ってるという事でした。私もフラを習い始めて1年が過ぎ、フラって楽しいなぁって思ってます。この本にはフラの言葉も沢山出てきてテンション上がりました♡ハワイを愛する著者のハワイ愛がいっぱい詰まった1冊。私も死ぬまでに1回はハワイに行こうとこの本を読んで決めました
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ハワイの風のように流れる、暖かく、優しい本でした。
ばななさんのように人と比較せず、自分にしかできない自分の役割をして、楽に生きていきたいな。
咳をした人に、うつしてうつして風の熱が好きだといった方のように、私はもっと人生を楽しみたいなあと思いました。
友達とハワイへ行ったり、フラをしたり、ばななさんのようなハワイにまつまわる人生は素敵でとても憧れます。
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ハワイに会いに行きたいと思った。そして日本も。
印象に残った言葉
どんな人もそれぞれがトップである場所では同じように大変で、同じようにすばらしいのだから。同じようにぐっとこらえ、ぐちをのみこみ、一瞬にかけて、自分が自分をちゃんと見ているから大丈夫、と毎日を積み重ねる。
自分が自分にとってぴったりくる役割の中にすんなりいること。その中でたったひとり、遅い歩みでも進んでいること。自分が自分でいるだけ、それ以上の幸せがあるだろうか。なんといってもこの世にそれができるのは自分だけなのだ。
誰かを自分と比べてうらやましいと思ったり、だれかがちゃんとわかってくれさてすれば、自分はこんな状況にはいないのに、と思うことの何倍も、そこには小さなあたたかさがある。つきない動力がある。
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吉本ばななのハワイに惚れ込んだエッセイ。もうすぐ行くからなぁと観光的な、パンケーキ的なものには興味が薄いので、エッセイでもと。彼女のレンズを通してみるハワイの魅力は包み込むような愛。自分らしくいられる土地という。
人の文章は本当に示唆に富むなぁ。自分らしくいられるのがハワイだけなら、人生の中で殆どの時間を自分らしくいられないことになる。お金持ちでしょっちゅう行ければ別だけど。今を前向きに、そして偶には天国に近い場所で過ごす。包み込まれるような感覚は、非常によくわかる。柔らかな気候と、ピュアな水と日差し。これに、美味しい料理とお買物まで。バリにもグアムにもない魅力は、圧倒的だ。
ばななさんはフラをやっていて、それを素敵に続けている。やらなきゃとか、強さではなく、弱さやゆったりとしたリズムに身体を合わせていく作業。小説家、文章を書くということを仕事にしている人にとって、身体をリズムに合わせ、音の中に沈むような感覚は心地良さも一際なんだろうな。自身のリズムがおかしいときに、すっと戻せる何かがあるっていいなぁと思う。それは、自分にとっての旅や音楽なんだろう。大切にしたいものです。