よしもとばななのレビュー一覧

  • サウスポイント

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    この設定、どこかで読んだと思ったら『ハチ公の最後の恋人』の続編ということでこちらも再読中。
    宗教観・説教臭さが他の作品より薄くてすごく好きな1冊でした。
    今の私の心に寄り添ってゆっくりゆっくり焦らずに良いんだと優しい元気をもらいました。

    ★2016年再読
    やはり好きな本でした。

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    2016年01月13日
  • 王国―その1 アンドロメダ・ハイツ―

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    私が今求めているようなことが描かれていて、不思議だった。出会うときに出会ったと思えた一冊。
    静かな心を取り戻してくれるようで、しとしと雨が降る静かな夜長にぴったりでした。
    シリーズものでうれしい。

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    2013年09月15日
  • Q人生って?

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    女性向け。いわゆる人生相談本ですが、押し付けがましくないさりげないトーンで回答されていて読みやすい。

    なるほどそうだな、とすとんと腑に落ちる回答が多く、心のお守りになるようなフレーズがたくさん見つかりました。

    Q例:
    ・本当の優しさとは?
    ・毎日会わざるをえない苦手な人とどう接すればいいか?
    ・夫や恋人が浮気したときどうすればいいか?
    ・天職に出会うにはどうすればいいか?
    ・女性が社会で働く際、どうすれば心身ともに健康でいられるか?
    ・同じ仕事を長く続ける場合、どうすれば楽しく続けられるか?
    ・こんな世の中で子供をまっすぐ育てるには?
    ・どうすれば時間を有効に使えるか?

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    2012年09月09日
  • 王国―その1 アンドロメダ・ハイツ―

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    雫石の植物に対する誠実さに憧れて、サボテンを真似して育ててみたりしました。
    植物の機微な変化に鈍感すぎて枯らしてしまったけど…
    人にも植物にも同様に、素直で誠実な人間になりたい、と読む度に思う。
    よしもとばななさんの話はどれも不思議で、自分とは全くちがった人や環境の話なのに、いつのまにか気持ちがシンクロして、胸に残る作品ばかり。

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    2012年08月21日
  • 王国―その3 ひみつの花園―

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    あぁ、人に何かを条件付きで求めてしまうのはなんてばかばかしくてつまらないことなんだろう。今の自分の状況と重なって、やっぱり私は大丈夫だと思えた。

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    2012年08月04日
  • 王国―その1 アンドロメダ・ハイツ―

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    それにいつかきっと大きな意味で,
    うまくいく日も来るよ。
    人のいるところには必ず
    最低のものと同時に
    最高のものもあるの。
    憎むことにエネルギーを
    無駄遣いしてはいけない。
    最高のものを探し続けなさい。
    流れに身をまかせて,
    謙虚でいなさい。
    そして,山に教わったことを
    大切にして,
    いつでも人々を助けなさい。
    憎しみは,無差別に
    雫石の細胞までも傷つけてしまう。



    自分のせいだというふうにだけは,
    思ってはいけないわ。
    そう思っている限りは
    自分が当ててやったという
    気持ちにも,
    いつかはなるということだからね。
    そういう気持ちの芽を
    持ったままでいると,
    必ず謙虚さは
    傲慢の裏返しにな

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    2012年05月10日
  • 人生の旅をゆく

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    1つの文章が長い。改行も少ないので少し読みにくい。よしもとばななさんの文章って、そうだったっけ。とても久しぶりに読んだので忘れてしまった。

    でも、よかったなぁ。読んでよかった。「算命術」という占いによれば、私は今、「愛とお金のテーマに取り組むことで、内面的な成長ができる」という時期らしい。そして仕事については「あなたが今の仕事をどう思っているかじっくりと自問自答しましょう」と書いてあった。

    その考え直すきっかけ、手助けをこの本がしてくれたと思う。
    ばななさんのこの本にも書いてあるけど、東京に住んでいると、日々の生活のなかでも特にお金、仕事のことにものすごく神経を使わなければならない。それも

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    2012年04月28日
  • 王国―その3 ひみつの花園―

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    自分も彼女と一緒に復活できる気分になれた。
    高橋くんのお母さんの描写がなんでこんな伝わってくるのか不思議なんだけど、あたしまで嫌いだ!とおもった。

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    2012年04月22日
  • 王国―その4 アナザー・ワールド―

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    王国三部作の後日談といった感じ。

    雫石の娘の目線から見た三人の姿が描かれとてもおもしろかった。

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    2012年04月03日
  • 王国―その4 アナザー・ワールド―

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    『サウスポイント』と似た感じのアプローチでできた作品かなという印象を受けましたが、本書の方がより深い場所へ潜った愛についての文章であったように思います。本編に当たる三部作のときよりも切れ味は鋭くなってる。ラストの片岡さんの台詞群は鼻水流しながら読んでました。ここしばらくで読んだ(と言っても最近は離れていましたが)ばなな作品の中ではいちばんのヒットでした。2012年最初の小説にいいものを読むことができて嬉しいです。

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    2012年01月26日
  • バナタイム

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    これ読むのは二回目。
    改めていいエッセイだなと確認。
    曖昧な感情、気持ち、すごくもやもやしたものをすぱっと言葉で表現してくれるから素敵。

    何度も読みたくなる。

    自分の中で大事な言葉になっていたのが、改めて読んでいてここからもらった言葉なんだって気づくのがいくつかあった。

    エスプッソに興味もったのも、海に興味もったのも、ここからだったなぁ。

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    2012年01月10日
  • 人生の旅をゆく

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    ネタバレ

    この本はすごくいい。
    あたたかくて、ほこっとしていて、
    そしてそこには、人のぬくもりがある。

    僕らは何かを忘れてしまってはいないだろうか?

    おいしいものがあって、
    何でもない日常があって、
    すばらしい景色があって、
    ちょっとおかしな人もいて。

    旅や日常の、ちょっとほっこりするようなエッセイ。

    あたたかい交流、雑踏、にぎわい。
    東京に旅人は、いないのですか?

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    2012年01月03日
  • 人生の旅をゆく

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    よしもとばななさんの小説が すきですきで
    もう小説は全部読んだのだけれど
    エッセイは 今まで 読まずに 通ってきた。
    エッセイを読んでしまうと 小説に対する偏見ができそうで
    物語が現実的になりそうでこわかった。

    でも
    あまりに新刊が読みたくて、
    読みたいのに、新刊は全部読んでしまってて、
    よしもとばななさんの 文章を欲するあまり 
    エッセイを読んでみようと思った。




    よしもとばななさんのエッセイは、夢物語ではない日常を
    夢物語と同じ言葉で、ニュアンスで、ユーモアで、書いてあった。


    日常を こんなふうに 文章にきりとれるんだ。
    やっぱり あたしが言葉にできないことを
    100%ぴったり

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    2011年11月06日
  • 王国―その2 痛み、失われたものの影、そして魔法―

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    「退屈」それが魔物の本当の正体なんだな、と私は気づいていて、でもじっとやりすごしていた。私に与えたえられているのは今このとき、今日一日だけ。そういうふうに。

    ばななさんのこうゆう言い回しがとても好き

    最後のおばあちゃんからの手紙が一番泣ける
    マルタ島に行ってヴィーナスをあたしもみたい。

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    2011年11月04日
  • 人生の旅をゆく

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    この本の、というかよしもとばななの本の好きなところは、日常をとても大切にしているところだ。人は、自分の人生を形作るのは非日常的な経験(進学、就職、結婚、出産やその他スペクタクルな経験)と感じている節が誰しもあると思う。たとえば、就活でΓ自分の人生を変えた経験」とかを話さなければならないとき、自分の人生の特殊経験を振り返る。そして、自分の人生の平凡さを嘆く。私もそういうところがある。でも、そのような非日常的なイベントは人生のほんの一部であり、それよりも毎日食べるもの、出会う人、話す言葉、見た景色の方が時間配分として長いわけで、人生の本質はそこにあると、感じさせられる。特に印象深いのは、自分の人生

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    2011年10月22日
  • 人生の旅をゆく

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    心の琴線に触れる文章が何度も出てくる本。
    いっぱい付箋貼っちゃいそうな勢いで。
    何気ない日常の、なんでもないようなことにも一つ一つ意味があるんだなと思わせてくれる、素敵エッセイ集。

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    2011年08月30日
  • High and dry (はつ恋)

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    中学生の夕子の初恋が、キュウくんとか親とのやりとりが、可愛らしくキラキラと描かれていた。
    こんなにキラキラとしかも深く描けるなんて素敵だな。

    不安の出どころがわかると、自分をいままで悩ませていたそれがなんでもなかったかのように思えてくる。それは、その通りだと思った。

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    2017年01月08日
  • 人生の旅をゆく

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    よしもとばななの本ってそんなすごい好きってわけじゃないんだけど、エッセイはすごいすごい好き!「人生の旅をゆく」はその中でもとくに良かったと思う。泣けた。毎日が旅であり、戻らない日々。わたしたちは思い出をなるたけ積み上げて生きて行くしかないのである。

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    2011年05月25日
  • 人生の旅をゆく

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    さくらももこと交流のあるよしもとばななの旅行記って、正直あまり期待してなかった。さくらももこの、至れり尽くせりなダラダラとした旅行記にうんざりしてたから、同じような感じなのかなぁ、、、って。でもよしもとばなな氏は全然違う!!自分の五感をフルに使って、自分の目の前に起きるすべての事を味わってる。そして「旅行」のみならず、「日常」も人生の旅と称して、すべての事を自分の糧にしてる。
    彼女の作品は、何だか生きることが楽なことに思わされてくれる。肩の力が抜けるんだ。
    物議を醸した居酒屋事件も、私は彼女に同感だけどなぁ。ちょっと行き過ぎた表現はあったかもしれないけど。

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    2011年05月15日
  • 人生の旅をゆく

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    ネタバレ

    近頃疑問に思っていたことを、同じように疑問に思い、的確だったり柔らかな言葉で書き出されているのを見て、なんとはなしにほっとした。

    旅はそのときは最悪だと思っても、後々だからこそ印象深くなるということはよくある。
    人生が旅であるなら、生きることにも同じ事が言えるのかもしれない。

    東京には豊かになれるスポットがない、あってもお金がかかるが、京都はたとえば鴨川がある、というのはとても納得した。
    いろんな人がいろんな時間に、ただそこにいるだけで豊かになれる。そんな場所が都会には少ない。公園でもお金がかかったり人が多すぎたり狭すぎたり、人工的過ぎたりする。
    お金や時間がなくても、そのときそこにしかな

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    2011年04月27日