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読者からよく寄せられる人生に関する質問、相談について、吉本ばななが答えていく。
日々生きている上で何気なく浮かんでくるような疑問に対して、著者の言葉は心に自然にすっと落ちてくる。ちょっと立ち止まって考えたい時にオススメ。
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一般の方の人生のお悩みに、著者が回答をくれます。ばなな節全開。大好きです。きれいごとじゃなくて、正義でもなくて、こういう言い方をしてもらえると、楽になります。
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女性向け。いわゆる人生相談本ですが、押し付けがましくないさりげないトーンで回答されていて読みやすい。
なるほどそうだな、とすとんと腑に落ちる回答が多く、心のお守りになるようなフレーズがたくさん見つかりました。
Q例:
・本当の優しさとは?
・毎日会わざるをえない苦手な人とどう接すればいいか?
・夫や恋人が浮気したときどうすればいいか?
・天職に出会うにはどうすればいいか?
・女性が社会で働く際、どうすれば心身ともに健康でいられるか?
・同じ仕事を長く続ける場合、どうすれば楽しく続けられるか?
・こんな世の中で子供をまっすぐ育てるには?
・どうすれば時間を有効に使えるか?
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Q&A形式。初めて読むタイプの本。
自分と全く違う考え方で面白い。
【感じたこと】
わたしも、たとえ仲の良い友達でも傷ついた時には直接言えるような素直な人間になりたい。
「まず自分の足で立ってはじめて深い恋愛ができるのだ」→寂しさや1人でいたくないと言うマイナスな感情を補うための恋愛は、よしもとばななさんの言うほんとうの恋愛ではないみたい。自立って大事なんだなあ
「自分の能力を他に還元する、と言う人類の本質的な欲望が、働くということ」→今の私に刺さった。将来の職業を決める時に自分が持っている能力から考えていけばいいのだとハッと気づいた。そのために学生のうちに自分の能力に磨きをかけないと!
「自分のほうが不幸だと思ったときだけ、その人は真に不幸になります。」→他人と比べることは時によっては自分を悩ませることになる。自分は自分であって、自分だからいいこともあるよなあという考え方は素敵だなあと感じた。
もっとよしもとばななさんの本を読みたい!!
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よしもとばななは、特に初期作が大好きで、もう自分の一部になっているような気さえするが、
こちらのエッセイは、彼女が結婚や出産・育児などを経て、行きついたいろいろなQへの到達点。
また、心のメモに書き留めたい、言葉に沢山出会えた。
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よくある悩み相談に筆者が答えていく形式の本です。作家さん特有の鋭い観察眼で人の本質を見ているなと感じました。本の形式としてはありふれていますが、回答が実用的というか現実的です。
実体験や知人を見て感じたことがばななさんらしい言葉選びでとつとつと語られていきます。
私的に記憶に残ったのは仕事は給料より少しだけ多く働くと大抵は上手くいくというものでした。
安いところで体を壊すほど頑張り過ぎてもいけないし高いからって手を抜いているとそのうちお払い箱になる…これからは意識して働いてみようと思います。
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大好きなよしもとばななさんのエッセイ。
約10個ほどのテーマを扱う中で、以下が一番胸に沁みた、今一番の興味関心はここにあるのだと感じた。
P30
どうしても毎日会わなくてはいけない環境に、苦手な人がいます。どういう心構えでいたらいいと思いますか?
私なら、まずそこを離れることを考えます。
(中略)
そして、ここは肝心ですが、もしもどこにいっても苦手な人がいてしまう場合、もはや問題は自分のほうにあります。素直に認めるしかないです。
(中略)
生きていれば、必ず苦手な人は自分のいちばん近い円の一個外側くらいにはいるものです。
(中略)
そして自分にいちばん近い円の中にいる人たちのすばらしさを思って、その人たちと過ごす時間の中で癒されることで調整します。
そのためにも、いちばん近い円の人とは仲良くありたいし、うそのない素直な関係でいるようにしたいです。
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出産子育てで超!久し振りに読んだばななさん。
さすがばななさん、染みる、染みる!
特に、お姑さんとのおつきあいの件は目から鱗。
そうだったのか!という気持ちと、なんとなくこれでいいのかな?と思っていたのでよかったのだという気持ちと。
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「『自分は自分だけだし、自分だからこそいいこともあるんだし』と自分だけはせめて思ってあげてください」(p96) 今の自分の状況ともよく重なって、勇気をいただいたことばでした。
女性の社会進出の苦労を問われた質問で、「てきとうでワイルドになっても、いいと思うのです」と言ってのける懐の大きさがあるかと思えば、包み込むような優しさもあって、救われたエッセイでした。嘘偽りのない、着飾りのないことばに心の汚れが落とされる感じがしました。
ダメな自分も受け入れて、前に進んでいけるような人間になりたいと思います。考え方自体で、人生をもっと得できる気がする!
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傷ついて傷ついて、どうしようもなく辛いときに、傷を癒しに遊びに行かせてもらった友達のおうちにあって、ぱらりと開いたのがこの本との出逢い。
そのときの「今」にぴたりとくることばをもらって、ふーっと楽になったのを覚えている。ゼロポイント。
通して読むのも良かったけど、それぞれの岐路で必要なときに開く、といった類いの本だと思う。
ばなな自身も迷いながら、でも自分なりの「こうかなぁ」みたいな答えを書いてくれているのが、自分の考える余白を残してくれている感じで好ましい。
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何度もよしもとばななの作品の感想で書いていることだけど、よしもとさんと一度じっくり話してみたいという欲望が強くなった。
本当に素敵な人だと思う。
この本を含めて彼女の作品を読んでいると、生きてることが少し楽に思えてくるから不思議。
一読者に過ぎない自分がよしもとさんに発信出来るのは、twitterやメールでメッセージを送ることだけ。
でもそのtwitterで二回、返信を頂きました(^^)
あの時は、とにかく嬉しかったなぁ。
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ずっと読書ができずに、
ちょこちょこ読んでた一冊。
読者の日常のそこらじゅうに転がってそうなQ。
「あまりにキレのよいものよりも少し鈍い刃先のほうが、
弱ってる心にはそうっと届くかも。」
「長所はいつも短所と同じ部分。
すごい悲しみの時期には
必ずその影でひっそりと喜びが気づいてほしいと待っている。」
ひとつひとつをゆーっくり読んでいると
己を愛したり、
他人を大切にしたり、
真摯に向き合うことや
時にゆるめたりすることや
初めてのあしたを
初めての今日を
初めての今を
どうすれば健やかに迎えられるかが
なんとなく見えてきます。
実際できるかどうかは別としてね。苦笑
日々の捉え方が
ばななさんの素敵な作品を形作ってるんだなあと。
日本語がやさしい。
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だれの生活にもある悩みや問いに、率直に回答している。
彼女の人となりや豊かな経験がにじむ。
はっとさせられたり、じーんとしたり。
自然な回答なんだけれども、すんなり入ってくる感じ。
例えば、日々時間に追われてる感覚になりがちだけれども、「一日は何層もあって、どこからでも仕切り直せる」ということ。
身の処し方に迷うけれども、「優しさとは個々人の育ちに大きく拠るもであり、自らを信じて行動し、相手の反応に真摯に合わせる」ということ。
ありふれた毎日の営みがふといとおしくなり、とても前向きな気持ちになる。
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問いに対する、至極当たり前の答えなのですが、ハッと気がつかせてくれるような切り口は さすがです。 質問者の側からだけでなく 見方をかえるだけで その質問の深さが炙り出てくるようで、なかなかコワい(笑)本です。
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大胆でいいところは大胆に、繊細でなくちゃだめなところは繊細に、その使い分けをとても大事にされているんだなと思った。
毎日を健康に生きるためには、食生活のバランスをだいたいの感覚で調整、管理したり、自分自身の気持ちを事細かく観察して、その通りに導いていったりすることが大切なのかなと思った。
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よしもとばななさんが受けた人生の質問によしもとさん自身の感性で答えたQ&A集。
感じ方は人それぞれなので、賛否あると思うけど、行き詰まったときのヒントになると思う。
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QA式になっていて読者の質問に著者が回答する形式。
独自の視点だけど、共感できる部分が多々あり。
そう考えても良いんだよね…と背中を押された。
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一日中資格試験の勉強をしていると疲れるので
息抜きに選んでみた一冊。
いろいろなテーマの質問について作者が答えるスタイル。
もっと軽い内容かと思っていたら真面目に答えている。
さすがにこの歳になって読むと
どのテーマも「ふむふむ、そうやねー」と思う。
Q25
大切な人が、自ら死をえらんでしまったとき、
遺された者はどのように
心の折り合いをつけたらいいのでしょうか?
には
そうやねーってことが今まで無いので考えさせられてしまった。
文章とは関係ないですが
本の装画が独特ですごく立体的なので、思わず本を触って
「あ、立体ちゃうんや、やっぱ平面なんや」
って思ってしまうほど。
描いているのはMIHOって人らしいです。
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さすが、ばななさん。
ぶれずに心をしっかりと真っ直ぐに持って、人間臭く、強い。
忘れそうになったら、すぐに思い出させてくれるくらい近くにいて欲しい人だなぁ。
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人生相談に答えたものの中から31の質問としてまとめたもの。この本を読んでみて参考にするというよりも人生、人それぞれにいろんな悩みがあって、相談事もなくならないし、悩みもなくならない中で、生きているんだと思った。
もちろん、悩んでいることの度合や書かれていることで気持ちが楽になることもあります。
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読者の質問によしもとばななが応える、といったQA式の内容。人生とは?子育てとは?という深めの質問なのだが、よしもとばななの回答は少し偏屈なように感じる。
まどろこっしいというか、理屈っぽい。
筆者のことが好き、という前提があればまだしも、知らない人が読んでも興味を持ちづらい。再読不要
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短いので帰りの電車の中であっさり読めた。
力強くばーんと背中を叩かれるわけでもなく、
説教されるわけでもなく、
そんなこともあるよねー。相槌を打ちながら、
優しく、ばななさんの考えを伝えてくれる。
ほっとする本です。
ちょっと迷った時、目次を見て自分の気持ちに近いものを読んでみる。
そんな使い道にしたいです。
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あんまりピンとこなかった...なんでだろう。小説は大好きなのに。
少し時間をおいて何年か後にもう一度読んでみたいな。何か感じ方が変わるかもしれない。
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よしもとばななさんのやわらかくあったかい言葉に癒されました。
「社会に出て働くというのは自己実現ではありません」昔なら意味が分からなかっただろうけど今は意味がよくわかる。
「もらっている額よりちょっと多く働く」も面白かった。
「それでも決して心の中で自分をその人たちを葬り去らないでください」もなにかじんと来た。
「死ぬよりも惨めな事、情けない事も世の中沢山あるんだから」もなんかね、気になりました。
その他も沢山素敵な言葉がありました。
なんか心が疲れたらふっと読むのに素敵な本だと思います。
よしもとさんの語り口調が好きだな。
あと、あとがきで自分がこの時ふっきれていなかったんだなぁという感想が素敵だと思いました。
また感想かくかも〜表紙がかわいいです。
Posted by ブクログ
あまり記憶に残ってなかったけど、検索したら読んでたこと思い出した。ばななさんはちょっとサイキックな面が強くなってきたので、少し距離を置いている。でも根本的な部分で、人の生死とか愛憎、性などに対する姿勢がほんとうにまっすぐで人間くさくて優しい。この人の作品に出会わなければ、今の私はいないでしょう。