よしもとばななのレビュー一覧
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吉本ばななさんの書く文章一つ一つが水面に反射してきらきらと光り輝いているような、それでいて重苦しい一作だった。
キッチンを読んで吉本ばななさんの仄暗さというか、死や絶望の香りを漂わせながらも静かに薄ら暖かいものでくるんでくれるような心地が好みだと思った。本作では壁画制作をしている主人公と勉強に没頭する学生の中島くんを中心に薄暗い空気感が丁寧に描かれていた。
恋愛小説にしては仄暗くて、美しい。インスタかTikTokの恋愛小説特集で見かけて購入したが、良い意味で裏切られたというか。単純にジャンル分けするのは申し訳なさが勝る。中島くんのような人には善性の強すぎる人よりもちひろさんみたいな柔く暖かい人の方が合うんだろうな。美しくて少し脆そうな二人が愛おしい -
Posted by ブクログ
ネタバレ子供の頃に共に暮らしていた2人の子供の母親が死んでその母たちの支えになっていた先生も死んでしまいずっと2人で生きていかなくなってしまった2人の若者のの心の声やどうしていけばいいのかの不安や親の死と向き合う話。2人とも相手しかいないし他の人に言ってしまっても受け入れられない。自分を確実する為に子供を欲しがったり、他の人の嫉妬などに耐える。演劇の才能があるがこの雰囲気を得る為に過去何があったかを考えてほしいって言ったのがすごくかっこよかった。親の墓参りに行くけども親の死んだ自分たちが育った地は悪い夢を見てしまう為いけなかったが、2人ともそれぞれずっと一緒にいたのから自立して好きな事を見つけていくことはって親が過去権力者からの愛を受け取らないで地球の人に虐められたことなどにも向き合えるようになり2人でどんどん未来へ進んでいく話。すごく心情がリアルで考えながら進んでいくところがすごいあり面白かったをちゃんと自分で選んで読むのはやっぱりいい。
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xで吉本ばななが話題だけど、私は変わらず吉本ばななを読んでる。
沖縄の話が4つ。読むと、10年前に家族旅行で行った沖縄の、暑くて太陽で白く光る空や、すぐに雨が降ったり止んだりする事を思い出した。この本持ってまた行ってみたい。
スピリチュアル的なのにハマった母親の話に出てくるおばさんの言葉が良くて、本が付箋まみれになって、息子に「めっちゃ付箋貼るやん」と驚かれたわ。
「かけがえのないことは、どんどん変化していく」とか。そうだよなあと思っていたのに、自分では言葉に出来なかったから、覚えておきたい文が溢れて、溢れた付箋になってるw
なんくるないの人物を私はあんまり信用できそうにないw -
Posted by ブクログ
ネタバレハワイという言葉につられて手に取った。
3つのストーリーに共通するキーワードは家族とハワイ。
私の家族はいわゆる「普通」の家族ではなかった。
幼少期にも大人になってからも様々なことを経験してきて自信と重なるところも多く、これから家族を作りたいと考える私にとってはとても興味深いストーリーだった。
⚫︎まぼろしハワイ
私は日本にいるときは生きた心地がしない。常に生き急いで、生きる意味を探している。常に現実逃避をしようとしてしまう。
だけれども、ハワイを含め海外の島へ旅をしたときには、「生命」を感じられる。
なぜだろうと思っていたけれど、それがこの本で言語化されていたと感じた。
植物、動物、太陽、海。これらによって、東京での忙しない自分の人生を忘れられるのはハワイの「まぼろし」なのかもしれない。まぼろしでもいい。そのまぼろしに気づいているのに気づかないふりをして、ハワイの地で過ごしたいと思った。
⚫︎姉さんと僕
人の生死は色んな偶然が重なって起こる。
幼少期に衝撃的なことを経験すると人は強くなる。
女は男よりもずっと強い。
弟はずっと姉の言いなり。
自分の強さを見ているかのようで不思議だった。
⚫︎銀の月の下で
なんだかよく分からない1日を過ごせるのが旅の醍醐味。戻ってしまえばいつものルーティーン。
だからこそ自分は旅が好きなんだと実感した。
そして、人のご縁は不思議なもので、縁があって意味のなかった人なんてこの世にはいない。意味のない過去なんてない。
絶対に過去と現在と未来は繋がっていて、何か不思議なご縁があって現在と未来の自分を作っている。
そう思えたストーリーだった。 -
Posted by ブクログ
心の内に秘めたなかなか口に出せないものを伝えられる相手がいたらよいな〜と思うことがあるので
信頼しているからこそ、その相手を傷つけたくなかったりする。マイナス要素をわたしの分まで吸収してしまっては困る。あ〜大切な人だからこそ、傷つけたくなくて話せないのだ。
だからといって、匿名だからという理由で片付けられるものではないのかもしれないけどね。
今のSNSを良い方向に映し出したような気がする。こういうような用いられ方をしたら救われる方がぐ〜んと増えるのだろうな。
人間ってそんなにわかりやすくできていて、ごはん以外のものも毎日食べているんだ。
雰囲気とか、考え方とかそういうものまで。
ここの言葉にぐっときた。きっと貸してくれたお友だちもそうなのだろう、ページの右上がぺこりと折られていた。