よしもとばななのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
xで吉本ばななが話題だけど、私は変わらず吉本ばななを読んでる。
沖縄の話が4つ。読むと、10年前に家族旅行で行った沖縄の、暑くて太陽で白く光る空や、すぐに雨が降ったり止んだりする事を思い出した。この本持ってまた行ってみたい。
スピリチュアル的なのにハマった母親の話に出てくるおばさんの言葉が良くて、本が付箋まみれになって、息子に「めっちゃ付箋貼るやん」と驚かれたわ。
「かけがえのないことは、どんどん変化していく」とか。そうだよなあと思っていたのに、自分では言葉に出来なかったから、覚えておきたい文が溢れて、溢れた付箋になってるw
なんくるないの人物を私はあんまり信用できそうにないw -
Posted by ブクログ
ネタバレハワイという言葉につられて手に取った。
3つのストーリーに共通するキーワードは家族とハワイ。
私の家族はいわゆる「普通」の家族ではなかった。
幼少期にも大人になってからも様々なことを経験してきて自信と重なるところも多く、これから家族を作りたいと考える私にとってはとても興味深いストーリーだった。
⚫︎まぼろしハワイ
私は日本にいるときは生きた心地がしない。常に生き急いで、生きる意味を探している。常に現実逃避をしようとしてしまう。
だけれども、ハワイを含め海外の島へ旅をしたときには、「生命」を感じられる。
なぜだろうと思っていたけれど、それがこの本で言語化されていたと感じた。
植物、動物、太陽、 -
Posted by ブクログ
心の内に秘めたなかなか口に出せないものを伝えられる相手がいたらよいな〜と思うことがあるので
信頼しているからこそ、その相手を傷つけたくなかったりする。マイナス要素をわたしの分まで吸収してしまっては困る。あ〜大切な人だからこそ、傷つけたくなくて話せないのだ。
だからといって、匿名だからという理由で片付けられるものではないのかもしれないけどね。
今のSNSを良い方向に映し出したような気がする。こういうような用いられ方をしたら救われる方がぐ〜んと増えるのだろうな。
人間ってそんなにわかりやすくできていて、ごはん以外のものも毎日食べているんだ。
雰囲気とか、考え方とかそういうものまで。
ここの -
Posted by ブクログ
ネタバレ表題作の「まぼろしハワイ」は父を亡くしたオハナが、義理の母であり親友であるあざみさんと、亡き父の思い出に浸りながら、新たな人生を歩み始める。
「姉さんと僕」では産まれた時に両親を亡くし姉と叔母に育てられた僕が再婚する叔母の結婚式のため向かったハワイで半生を振り返る。
「銀の月の下で」は、父の恋人家族と旅行に来たハワイで運命的な再会を果たす男女の物語。
どの作品も大切な人を喪い、心にぽっかり空いた穴を抱えている。その穴に向き合おうとしている人、気づいていなかった人、見ないふりをしようとしている人と三者三様ではあるものの、ハワイの空気が持つ力で自分の本当の幸せに気づいていく。
決して明るい感じで -
Posted by ブクログ
・お母さんの体からお母さんの魂がいなくなった時、私はその冷たい体を見て何回も思ったのだ。 「ああ、お母さんはこれに乗って旅をしていたんだ」
・初めて行った時、私はあの古いビルを墓石のようだと思った。でも今は違う、古い夢を閉じこめて今も生きている、あれはきっと遺跡なのだ。
・「どうして人が遺跡を作るのか知ってる?」
「好きな人がいつまでも、死なないで、いつまでも今日が続いていてほしいって、そう思ったのよ」
よしもとばななさんの描く主人公は、冒頭で大切な誰かを失っていることが多い。普通はどーんと暗くなりそうな展開なのに、主人公の前向きな姿勢、文章の軽やかさ、救いのある展開で心が安らかになる。