よしもとばななのレビュー一覧

  • サーカスナイト

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    人との関わりほど深く絡み合ってめんどくさいものはない、でもだからこそ生まれる愛も信頼も幸せもある…
    自分も周りの人を大切にしようと思える物語でした。
    ちなみに、気に入った文は

    「たとえまた会えるとわかっていても、小さな別れでも、別れは切ないものだ。」

    今の自分に共感してくれる言葉で、気持ちが楽になりました。

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    2025年03月15日
  • スウィート・ヒアアフター

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    なんだろうな、この気持ちの感触は。
    じわじわとポジティブになると言うのか、この世界も悪くないと思ってしまうような。

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    2025年03月02日
  • ハゴロモ

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    全体的に私にはまだ難しかったところも多い。けど、心に残ったフレーズをメモに。。



    「自分が大丈夫じゃないのかもしれないな」と薄ぼんやり思えた時、実家に帰りたくなる。
    さほど折り合いも良くない人が住む代わり映えのしない町に帰りたくなる。
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    多少恥ずかしくても、思い出が迫ってきて苦しくても、後悔したくない。後で思い出せば絶対に大切なんだ、と思えるから。
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    里帰りは人が死んだ時と同じ感じがするから、切なくて胸が苦しく、世界が奇妙に美しく見える。
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    人と人の間に言葉は無い。ただ全体の感じがあるだけ。その全体の感じをやり取りしてるだけ。
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    もしみんなが等しく鳩を愛するだけの世界だとしたら、

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    2025年02月25日
  • サウスポイント

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    家族の風景。
    みんな悲しみを抱えても、たとえ立ち止まっていても、いつかは前に進んでいく。そんな命を見守る大地が、あの世とこの世の結び目のハワイなんだな。
    最近のスピリチュアルな筆者の傾向は、あまり登場しない。いわば、よしもとばななの映像美の前半期とスピリチュアルな後半期の結び目みたいな作品だった。

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    2025年02月24日
  • 花のベッドでひるねして

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    『花のベッドでひるねして』というタイトルと可愛らしい装丁からは想像できない薄気味悪い空気が漂うなか、ぶれない明るさを保ち続ける家族。自分のなかにある大切なもの、純粋な部分を守り続けることで成り立つ世界観なんだろうなと。初めて読んだよしもとばななさんの作品。不穏な部分もあるが読みやすく、読後はすっきり心が浄化された気分。

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    2025年02月22日
  • どんぐり姉妹

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    文章がきれいでとても読みやすかった。今生きてるこの日常を大事にしていかなきゃなって思える作品でした。

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    2025年02月10日
  • ジュージュー

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    よしもとばななさんの小説は死がいつもある。
    ただ、その死を暗いものではなく、死を思って生きている感じがする。
    あと、よしもとばななさんの小説で好きなのは空気!!こちらで、想像するしかない部分だけど、とてつもなく自然で、とてつもなく優しい空気を纏ってる。あ、大丈夫!って包まれてる感じがする。
    もちろん押し付けがましくない。

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    2025年02月06日
  • サーカスナイト

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    たぶん学生の時に読んだことあるな、と途中から気付きながら再読。
    よしもとばななさんの本に対して好きなものが詰まった作品でした。現実世界をベースに少し私の身の回りでは起きないような設定で物語が進んでいく感じ。
    病気を理由に友人と結婚し、子供を授かり、友人が亡くなった今も義実家で過ごす。義父母も受け入れ温かい家族の形がある。一方で忘れられない過去がある元恋人との再会。そして娘と3人でバリを訪問。
    一貫して登場人物が皆、凛として自然に身を置き、人間と運命強さをあっけらかんと捉えている。
    そんな世界に魅力され、私自身もそうでありたいと強く思わされる。
    強く逞しく、優しく、愛を持って。
    大事な人が遠く羽

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    2025年02月02日
  • デッドエンドの思い出

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    初めて、よしもとばななさんの本を読みました。
    手を繋いでいつものお店で半分こづつご飯を食べる老夫婦、祖母の優しさ、干渉しない気遣いなど、どの作品も優しさで包まれていました。

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    2025年02月01日
  • Q人生って?

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    これから先も何度もこの本に救われるんだろうなあ。
    生きるのが楽になる本。
    人生っていいなって思える本。

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    2025年01月19日
  • ハゴロモ

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    ネタバレ

    最後、みつるくんじゃなくて、るみちゃんとの時間で物語が終わるのがよかった。

    私のひいおばあちゃんも人を惹きつける不思議な力がある人物だったらしく、よく街のいろんな人が相談に来ていたと父が話していたのを思い出した。私が生まれたときにはもう亡くなっていたけれど、いつか夢の世界で逢えるといいな。

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    2025年01月17日
  • イルカ

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    ばなな先生は
    あいまいで直感的な人々を描くのが本当にうまい。

    登場するシーンも構成も
    頭で考えて到達できる域ではないと感じる。
    天才の類。

    いつもやわらかな文章を読んで浄化され、
    かちこちに固まったあらゆる悩み事が本当にどーでもよくなる。

    ただ、妊娠発覚からの描写が
    期待と希望に満ち溢れ、
    感受性乏しい自分とのギャップを感じてしまい
    そこからはなんとなく興醒めした。
    妬みなのかもしれない。

    総じて、固執から解き放たれ
    あらゆる人を赦し、繋がりたくなる本。
    読んでよかった。こころがふにふにになった。
    リセットされました。

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    2025年01月16日
  • すばらしい日々

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    よしもとばななさんの作品は日常の中の小さな幸せや、忘れかけていた大切なことを気付かせてくれる。道端の植物や近所の人、両親、自分の周りにはいろんなものや人で溢れていていつもそこに在る。あたりまえに生きている日常がキラキラしていて宝物なんだと思えるようになりたい。先の事ばかり不安になるけど、ふと振り返る時間を作っていきたいなと感じた。

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    2025年01月10日
  • イルカ

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    よしもとばななさんの本はいつも描写が好きだし、読んだ後幸せな気持ちが残るんだけど、新婚旅行のハワイで海の音聞きながら読んだからか、人生のこのタイミングに読んだからか、今まででいちばん沁みたかもしれん。まぼろしハワイも好きだったし他にもたくさん好きな本あるんだけど、ばななさんって山より海派の人だなぜったい、と思う。海の描写が半端なく上手くて、キラキラきている。とてもよかった。

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    2024年12月31日
  • すぐそこのたからもの

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    吉本ばななさんの息子さんについて書いた本。

    あとがきにもあったけど、人間は本来とても自由なものなのだと気付かさる。

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    2024年12月28日
  • デッドエンドの思い出

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    5つの短編集。 どれもラブストーリーだけど、別れを描いてる。 打ちのめされたり、 舞い上がったり、 そんな感情や葛藤を なじませていく過程を見ているようだった。 堂々巡りの悩みをしている時って誰しもあると思うけど、それを全部口にはしないよね。 その心の経過をていねいに綴って書かれている。文章は話し言葉で、整いすぎていなくて、それがとてもリアル。 共感もできたし、肯定された気がした。

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    2024年12月21日
  • ゆめみるハワイ

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    コロナがあり、円安があり、海外に行きたいなぁ、ハワイに行きたいなぁ、と思って手に取った一冊。

    観光というより、住むように旅する感じがいいよね。家族や友達と料理したり、ショッピングしたり…。ハワイも日常の延長にある感じ。

    江原啓之さんの言葉がとても印象に残っている。「天国がハワイみたいなんです」と。あぁ、あの楽園へ、行きたい!

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    2024年12月17日
  • ハゴロモ

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    人との触れ合いが、人の心をこんなにも弱くしたり強くしたりするものなのだなと思った。
    失恋をして田舎に帰り、田舎の空気や自然や人に癒やされていく様が丁寧に綴られていて、私の日常に疲れて弱った心も元気になっていくような感じがした。
    天女の羽衣みたいな軽やかで優しい、よしもとばななさんの言葉が印象的だった。

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    2024年12月15日
  • 王国―その2 痛み、失われたものの影、そして魔法―

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    ネタバレ

    商店街の描写良すぎ〜!!!
    旅行先で必ず私も商店街に行く。地元じゃないのにホッとする。

    あまりにも人智を超えたことが多くて、ちょっとうーんとなってしまったけど、最後のおばあちゃんの手紙にあるように「幸せで楽だった人たちが、占いなんていう職業につくことはありえないですから」ってことかも。
    現実が辛くてどうしようもなかったら、そういう目に見えないものに人はすがりつくしかないのかもしれない。

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    2024年12月14日
  • 小さな幸せ46こ

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    ネタバレ

    コロナになった去年の夏に買ってきてもらった本。去年はなんだかハマらなくて途中でやめてたけど、今読むと面白い。エッセイをこれからもどんどん読んでいきたい。

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    2024年12月09日