チエちゃんと私

チエちゃんと私

559円 (税込)

2pt

イタリア雑貨の買い付けをしながら一人暮らしをしていた私の家に、七歳下の従妹チエちゃんがやって来た。率直で嘘のないチエちゃんとの少し変わった同居生活は、ずっと続くかに思われたが…。家族、仕事、恋、お金、欲望。現代を生きる人々にとって大切なテーマがちりばめられた、人生のほんとうの輝きを知るための静謐な物語。

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チエちゃんと私 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    好き
    カオリちゃんと自分の重なる部分があって、好きでした。周りではなく、自分の中の何かを大切に生きれること、生きれる環境が描かれてて理想の世界でした。吉本ばななさんの小説初めてだったのですが、もっと読んでみたい!

    0
    2022年03月19日

    Posted by ブクログ

    従妹のチエちゃんと暮らす「私」の日々。未婚の母とオーストラリアのヒッピーコロニーのようなところで育ったチエちゃんはちょっと独特な感性をもっている。そんなチエちゃんの言動も以下のような感じですてきなんだけど……
    「私はサーフィンをしなくて見ているだけだけれど、見るのは好き。ずっと見ていると少しわかって

    0
    2017年04月22日

    Posted by ブクログ

    ばななさんの哲学がそこかしこに散りばめられていた。
    例えば、「人は毎日を自分でこねあげて作り出している」、「今私がいるのは自分の小さい部屋だけれど、目を閉じるとそのあらゆるすばらしい場所に、私だけの場所に存在することができる」。
    大きな悲劇はないけれど、小さな不幸を幾つか持った主人公が、幸せを見つけ

    0
    2016年03月07日

    Posted by ブクログ

    ときめきとひらめきにはあらがわない
    何があっても大した違いはないのだ

    何かを決めるというのは大人のすることで、私はまだ大人になっていなかったのでなるべく何にも決めたくなかったのだろう。

    私がいなくても大丈夫なチエちゃんでいてもらうこと、それが今の私の愛。

    読み進めて行くうちに特別な本になった。

    0
    2015年12月17日

    Posted by ブクログ

    肩の力が ふっと抜けるようなかんじ
    自然に ゆーるりと
    物事や毎日を
    感じられるような。。。
    いい意味で 力が抜けた

    自然体で生きる
    心のままに生きる

    よしもとばなな作品は
    裏切らないなぁ

    0
    2024年05月20日

    Posted by ブクログ

    「他者」を感じる心が描かれていた。素直で率直でひたむきな愛情を感じた。居心地の゙良い「他者」との関係で癒やされることってあると思う。

    0
    2024年01月12日

    Posted by ブクログ

    「チエちゃんがとなりにいて、なんとなくうなずいてくれるだけで、そこにはふんわりと柔らかい感触があった。父や母や弟にいくら説明しても、ときには熱弁をふるっても、どうしても通じなかった私の本質というものが、チエちゃんにはわかっている。なぜだか確信を持ってそう感じた。誰といるよりも居心地がよかったのだ。」

    0
    2023年11月25日

    Posted by ブクログ

    難しい!
    流れに乗るってどうやってやるんだろう?

    『「違うこと」をしないこと』を再読してからこっちも再読しないと。

    0
    2023年03月16日

    Posted by ブクログ

    どうにもならない自分を抱えて生きること。自分がどういうわけか存在してしまっていること。問い続けること、擦れて疲れてしまったとき、よしもとさんのことばは、自分という端的な事実をそのままに描いてくれる。
    今回は誰かと暮らすということ、誰かと生活を共にするということの在り様を静かに語っているように思える。

    0
    2021年08月15日

    Posted by ブクログ

    同氏の本は恐らく4冊目。一番面白かった、肌に合ったというべきか。相変わらず主人公は読んでいて腹が立つんだけど、同居人のチエちゃんが救ってくれる。彼女は、ぱっと見、とろそうだけど、実のところ、その眼差しは真直ぐで、確固たる自分を持っていて、周りに左右されなくて、大変しっかりしている。その彼女を起点にし

    0
    2019年01月20日

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