よしもとばななのレビュー一覧
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ハワイが舞台の三つの短編集
よしもとさんの作品を読み慣れていないせいか、初めはわかっている様でわかっていないのかも?と戸惑い気味でした
それでも登場人物達が、それぞれの人生観や思い、考えを会話の中ではっきり主張していて面白いなと感じていました
そして三番目の『銀の月の下』に突入
ああ、やっと来ました
特に小樽のお店のトイレでコホラちゃんが涙するシーンは、引き込まれました
母親って、親である前に一人の女なんだけれど、そんな姿は見たくないし、それを子供はなかなか受け入れられない
そしてそのとても大切にしていたものを失った時の辛さの表現の仕方が、とても上手いなと思いました
__それでも思うのだ。強い人であるお母さんは自分で決めた正しい道をあゆんでいるけれど、その強さはあの日、私の中にあった最後の子供らしさ、かわいさしさをすっかり殺したと。__
そして広田さんと出会って、辛過ぎる思い出が違うものに変化する
そんな事ってあるのかどうかわからない話ですが、素敵な話だと思いました
あ〜、ハワイの甘い香りを嗅ぎたい。。。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ土肥っぽい〜
西伊豆に行きたすぎるのよ。景色がすてき。
原付でも持って行って、西伊豆でぼーっと数週間くらい過ごそうかしら。好きなときに泳いで、好きなときに本を読んで。ときどきは勉強や仕事もして。
いつもダイビングいくところに住まわせてもらってさ。すごく素敵なアイデアな気がしてきた。トップシーズンなる前か後がいいね。
かき氷やさん。エスプレッソがあるかき氷やさんというのがいい。あと、こだわったシロップを用意しているのもいい。舞台芸術をやった主人公が手作りでお店を作るというのもなんかいい。
あとは、主人公が元彼とかき氷を食べて、それをきれいというはじめちゃんもいい。わたしもその人と話してるときが一番自然で、きれいになれるような、そんな人と出会えたらいいな。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこれも積読本から。
ハードカバーで。
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さようなら、
私の世界。
幸せの魔女が、復讐の旅にでた。
どこまでも暗く、哀しみに満ちた
世界を最後に救ったものとは——
大きな愛に包まれる、
ばななワールドの新境地!
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久しぶりにばななさんの作品を手に取りました。
この方の文章は独特というか、
どうしてこんな書き方読ませ方できるんだろう、と。
久しぶりに再会したような気持ちです。
同じ状況をほかの方が書いても、
ばななさんのような文書にはならないんだろうな、と。
両親を事件で亡くし、
たった一人で生きてきた由美子。
突然現れた従兄の昇一。
二人で過去の巡礼の旅に出るという印象なのですが、
あわせて謎解きのようなミステリーのような印象がありました。
魔術を使う姉妹、
精神病院、殺人事件、
出てくる人も言葉も本当なら怖いはずなのに、
なぜかあたたかくて優しい。
内容は痛く凄惨な部分もあるのに、
ばななさんの文章のおかげで
静かで優しい空気になっています。
仕事の昼休憩に読むと、心が落ち着きました。
最後は…夢落ちかい!死んでたのかい!と思いましたが。苦笑
ばななさんが描く文章が好きだから読んで良かったです。
読書中は心が落ち着く時間でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこれぞ私の敬愛する吉本ばななの作品なんだよなあ。作品の中で、劇的な何かが起こるわけではない(今回珍しく恋人が亡くなるところから始まるというのはあるかも)。だけど、感情の動き方とか、物事の捉え方とか、日常的なやりとりとか、そういうものがすべて物凄く美しく、少しも悲しくないように表現されてる。悲しくないのに美しくて泣きたくなる。
最近自分自身のプライベートで、とても近い人の病気が分かったということもあって、この本で描かれてることに納得したというか、納得したいなと思った。
そしてあとがきでこの本を書かれたきっかけを知ってまた泣いてしまった。本当に、こういう出来事はすごく身近にあるということを、私たちは普段忘れて生きていたり、敢えて考えないように生きていて、それに向き合うのも向き合わないのも生きるということなんだよね。 -
Posted by ブクログ
「つまんないことがたくさんたくさんあって、力がなくなるようなこととか、生きててもしかたないと思うようなことがたくさんある、TVを観ても、なにをしててもいつでもたくさん目や耳に入ってくる。だから面白いことをたくさんして、逃げ続けるんだ。逃げ続けるしかできない戦いなんだよ。僕のちっぽけな人生を誰にも渡さないんだ。」(p.214)
わたしの人生は、生きるべきものだ、愛すべきものだという確証が揺らいでしまう瞬間というのはどうしようもなく訪れる。ここ数年は特に。
絶望や退屈、緩慢な死。
それらから目を背けるため、活字や音楽、居心地のいい他者と過ごす時間によって得られる幸福に目を向けるという「逃避」は、決して否定されてはならない。そうして過ごす時間こそ、わたしのちっぽけな人生の、一番大事なきらめきで、価値なのかもしれない。
いつもここではないどこか、を探している。