よしもとばななのレビュー一覧

  • 人生の旅をゆく2

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    震災のこと、家族のこと、子供の頃の事、小説のほうが好きだけど、エッセイも最近好きになってきた。子供の頃、片目で生活していた話を見るとすごい親近感を感じる。

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    2013年08月09日
  • イルカ

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    「そうやって許さなくちゃいけないことが増えていくのは、幸せなことだった。潔癖でかたくるしかった自分の人生がぐちゃぐちゃに壊れてどろどろに混じっていく、今度はその泥の中からはどんな蓮が咲くんだろう?」

    以前はなんとなくフワフワした雰囲気で、世界観や、最後に必ずある救いや癒しな雰囲気が苦手な作家さんでした。たまたま何となく手に取り、この一文に出会って読むことを決めて読んだ20年ぶりくらいのばななさん本。

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    2013年07月26日
  • 王国―その4 アナザー・ワールド―

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    王国シリーズの完結に相応しいお話でした

    なんとも言えないな~
    よしもとばななさんの作品は優しくて不思議で近くて遠い世界
    綺麗すぎてびっくりする世界
    こんな心の人がいるなんて驚きだな

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    2013年07月02日
  • 人生の旅をゆく2

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    よしもとばななさんのエッセイ集。

    『人生の旅をゆく』の中に、好きな考え方やことばがたくさんあって、
    こちらも読んでみました。

    震災前後のことも、父親を亡くした時期のことも、愛するペットを亡くしたときのことも書かれていて、
    日常と喪失というテーマが濃くでていたような印象です。

    強くならなくても生きていける社会であればいいな、と思います。

    弱さを受け止められる社会とでも、弱いままでも認められる社会とでもいいますか。



    よしもとばななさんのまなざしは、好きです。

    あたりまえのこと、かけがえのない日常。
    それこそが人生なんですよね。
    どれだけ大切にできているのか。



    震災の時期のエッセイを読んでいたら、
    あの時期、東京で感じていたことを思い出しました。

    立ち止まって、大切なものがみえた時期でもあって、
    再び、それに触れられたような気がします。



    “実に平凡な意見に思えるだろうけれど、日常とはほんとうにすばらしいかけがえのないものなのだ。いつものくだらない雑多なあれこれ、体を動かしても動かしても終わらない用事に満ちたこの世界。たぶんそれを十分に味わいつくすことを学ぶことこそが人生の目的なのだ。”

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    2013年07月02日
  • 人生の旅をゆく

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    こういう本はいい。
    なんとなく、読んでいて、また明日から頑張ろうという気持ちになる。
    よしもとさんは人間より、妖精に近いところに住んでいるような気がしてきた。

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    2013年06月25日
  • High and dry (はつ恋)

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    発掘された積読本を消化。14歳の大人びた女の子が、プロの芸術家である大人の男性に恋をする物語。育ち盛りの一番家庭を必要としている時期に仕事に走った父親をずっと悲しく思っていたが、実はお父さんのせいじゃなくて自分の幼い心のせいだったんだ、と気付くまでを、二人一緒に精霊を見たり個展に行ったりハーフのお母さんの家を訪ねたりメルヘンチックに語る。このお話が一番好きだ、と言える人は、きっと幸せな家庭に育ったんだろうなと思う。
    ほつみさんがキュウくんから逃げ出した話にはいたく共感した。

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    2013年05月22日
  • 王国―その4 アナザー・ワールド―

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    ネタバレ

    作中に出てきたキノとノニが出会った場所であるミコノス島。気になって調べてみると白を基調とした陸地と真っ青な海と空が印象的で、写真を見ただけでも素敵な場所だと伝わってきました。ばななさんの世界観に今回もとっても癒されました。

    文章も映像も長編だからこそ描かれてるし伝わってくるものってあるから(短編は短編で、また味があるんだけど)長編にどっぷり浸かるのが個人的に好きな方なので、大好きな作家さんでそれができてしあわせだった(笑)

    特にパパ2とノニのイルカウォッチングの場面でじーんときた。。


    ”私は、ああいうまとまり方よりも、完璧でないものが好き。動くものが好き。でこぼこして不器用なものが好き。あなたのパパや、あなたのパパを愛しすぎて体を壊したパパ2や、あなたを育ててヒスを起こしている私のほうが好き。そこには、私にとっての自由があった。そう思う。”

    "だれもだれかを裏切ったり背いたりしないよ。だれも悪くない。時間が流れているだけだ”

    ”なにを滞っていたんだろう?なんでなにかを決めなくちゃいけないと思っていたんだろう。風も波頭も気持ちも遠くの緑のざわめきも、港に見える船も、全部がバランスよくそれぞれに動いているその世界の中で、私は自分のことをばかみたいと思った。何も欠けたものなんかないのに、自分だけ狭い気分になって深刻ぶることさえも、ゆるされているのだと。”

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    2015年07月12日
  • イルカ

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    妊娠出産の経験がない私だけれども
    とてもいい気持ちになれた。

    女はこどもできるといろんなことが変わるんだろうな。
    気持ちも感覚も。

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    2013年03月12日
  • 人生の旅をゆく2

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    さまざまな媒体に載せられたばななさんの文章。それを一気に読めるなんてなんて幸せだろう。ありがたい。たしかに読み進めるのは普通のエッセイや小説のようにスムーズにいかなかったのだれど、ひとつひとつ言葉ではなく、できごと単位でこころに伝わってくる。じんわりと心に残る。

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    2013年03月10日
  • 王国―その2 痛み、失われたものの影、そして魔法―

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    ネタバレ

    こういう恋愛って素敵だな。

    "ふたりのあいだで恋愛という植物を育てているような気がした。こっちが伸びたらあっちをちょっと切って、雨が続けば晴れたときよけいに陽にあてて、どちらかが水をやり忘れたら、もう一方がしばらくまめに水やりをして、お互いに力を出し合って、ちょっとずつ、大きく育てていく…。"

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    2015年07月12日
  • 王国―その3 ひみつの花園―

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    ネタバレ

    ”出ないと決めているのは、他ならない自分自身なのだ。それで、ずいぶんと時間がたってしまってから出ようと思った頃には大変な重さになっているらしい。”

    ”自分は被害者だ、だまされた、相手がひどいというふうに思うと、うそでも一瞬は楽になるのだが、ほんとうのことではないのでいつしか重くなってくる。肉が切り裂けるような真実のほうがいつだって絶対ましなのだ。”

    ”あのね、人が出会うときにはどうして出会ったかっていう意味があって、出会ったときに秘められていた約束っていうのが終わってしまうと、もうどうやってもいっしょにいられないんだよ。”

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    2015年07月13日
  • サウスポイント

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    ネタバレ

    珠彦くんとテトラの関係、珠彦くんのお母さんであるマオさんの強さに、とても癒されました。ばななさんの作中に出てくる人々の価値観って奇抜だけどあたたかくて好き。


    ”じっくりとあきらめていくのは、たまになにもかもが昔に戻ったような、これからなにもかも良くなっていくと錯覚させるような希望の瞬間があるぶん、急にあきらめることの何倍も悲しいということを私は知った。”

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    2015年07月12日
  • 王国―その1 アンドロメダ・ハイツ―

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    ネタバレ

    ばななさんの作品は開くとき宝物を開けるみたいで、どきどき。読んでみると期待を上回る世界で至福の一時でした。ほっこり。ばななさんにしては、珍しく長編小説なので続きが楽しみ。

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    2015年07月12日
  • 王国―その3 ひみつの花園―

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    このシリーズ、単行本刊行時には共感度が低かったのが
    30歳を過ぎたころに読み返したら、しっくりときた。
    山を下りなくてはならなくなった雫石の気持ちが
    わかるようになったのだと思う。
    懐に余裕が出たので文庫本で4冊まとめ買い。

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    2013年02月08日
  • 王国―その2 痛み、失われたものの影、そして魔法―

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    ありのままを受け入れて、物事を否定するわけでなく、でも、ちゃんと自分を持っている。読んでいると優しい気持ちになれる本。
    ところどころに出てくるおばあちゃんの言葉がすごい。

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    2013年02月05日
  • 王国―その1 アンドロメダ・ハイツ―

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    今、王国の3まで読んだんだけど、この(その1)をよんだだけじゃあ、
    この本のよさはわかりにくいと思う。
    次々読んでいくうちに世界観が根付いてこころに残っていっている。

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    2013年02月05日
  • イルカ

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    よしもとばななさんの作品には、
    温かさと生々しさが共存しているようで、
    とても大切なモノがある気がするのに
    私はいつも今ひとつのところでそれを手にすることができなくて、
    いつかキチンと理解できるんじゃないか、
    なんていつも期待してしまいます。
    読んだあとはいつもより少し、
    優しく切ない大人になれる気がします。
    落ち着きを取り戻したい時に、
    いい一作なのかもしれません。

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    2013年02月01日
  • Q人生って?

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    何度もよしもとばななの作品の感想で書いていることだけど、よしもとさんと一度じっくり話してみたいという欲望が強くなった。
    本当に素敵な人だと思う。
    この本を含めて彼女の作品を読んでいると、生きてることが少し楽に思えてくるから不思議。

    一読者に過ぎない自分がよしもとさんに発信出来るのは、twitterやメールでメッセージを送ることだけ。
    でもそのtwitterで二回、返信を頂きました(^^)
    あの時は、とにかく嬉しかったなぁ。

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    2013年01月13日
  • 王国―その3 ひみつの花園―

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    王国シリーズ第三部。

    三部を読むために、私はこのシリーズに呼ばれたのではないかと思う。完全に思い込みだけど。

    人はどうしたって変わっていくもので、たくさんの要素で繋がりあうものなんだな、と。
    惑い迷い悩み落ち込み。雫石の悲しい体験とそこからの復活は同時に、私のかつての体験の総括となった。

    心がさーっと、大掃除された気分。

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    2012年12月22日
  • 王国―その2 痛み、失われたものの影、そして魔法―

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    王国シリーズ第二作目。
    日々、追われるように過ぎていく時間を、見つめ直そうと思えた。

    押し付けでもなく義務でもなく、自然にしたくなる。そういう力のある物語。

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    2012年12月21日