よしもとばななのレビュー一覧

  • デッドエンドの思い出

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    「アルゼンチンババア」に続いて、よしもとばななの短編集を読む。作者本人にとって(少なくとも発表時点で)一番の自信作で、かつ自叙伝的要素を含むお気に入りの作品とのこと。

    五篇いづれも切ない話なのだが、中でも、「あったかくなんかない」のまことくんが印象深い。草むしりひとつとっても、まことくんがやったところだけ神々しい、というくだりがなんともよい。

    次に「おかあさーん!」の女性編集者。幼児虐待の話はどんな筋書きであっても(最後は救われるのであっても)、読むだけで心の負担が大きい。

    表題作の「デッドエンド」は、作中登場するバー「袋小路」の英語。(最初、ハッピーエンドの対義語のバッドエンドのひどい

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    2025年06月30日
  • ゆめみるハワイ

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    『サウスポイント』など、ハワイを題材にした吉本ばなな作品は読んだことあるけどエッセイは初めて読んだ。やっぱりすごいパワーがある土地なんだろうな。行ってみたいです。

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    2025年06月23日
  • スナックちどり

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    それぞれ違う傷心を抱えた2人が、触れたり触れなかったりして心の隙間を埋め合うように旅をするお話、まさによしもとばななを読んでいる感じがしました。

    普段は作者と作品を結びつけながら読むことは好みませんが、この作品においてはあとがきを読んで完結といった印象を持ちました。

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    2025年06月18日
  • アルゼンチンババア

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    国民的作家なのに、よしもとばななさんの本って読んだことないなあ、と思って、インパクトのあるタイトルの本作を手に取った。(もう一冊は「デッドエンドの思い出」)

    わずか80頁(プラス奈良美智さんの挿画)

    奥さんを亡くした後のお父さんとその恋人(渾名:アルゼンチンババア)と娘のお話。周囲のことばに惑わされず、自分の価値観に忠実に生きることの素晴らしさとしんどさとその他諸々。初めての作品なので、よしもとばなな的なのか否かはよくわからないけれど、不思議なあたたかさを感じる本だった。


    P76 ユリさんのことば

    「どうして人が遺跡を作るのか知ってる?」

    「好きな人がいつまでも、死なないで、い

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    2025年06月17日
  • ジュージュー

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    2025/05/30
    下町が舞台なんだけど、死について考えさせられる描写もあり、全体的にきれいな静謐さを感じた話だった。あとがきで「悲しい話」だと、よしもとばななさんは言っていたが、私はそうは思わなかった。最後は、全員少しだけ気持ちが上向きで終わっていてよかったと思った。

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    2025年06月01日
  • 鳥たち

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    ずっと不穏な空気でしたが、段々と空気澄んでいくようで、なかなか味わえない感覚だったと思います。

    悲しいことがあったらまた読みたいです。

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    2025年05月29日
  • みずうみ

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    ネタバレ

    「星の子」を思い出した。
    いわゆる2世と呼ばれる子どもたちの視点ではなく、直で影響を受けている人たちの話を読むとしたら危険だろうか。

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    2025年05月25日
  • High and dry (はつ恋)

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    14歳の女の子の、初恋のお話。
    1人っ子なのとか、共通点があって
    なんとなくわかる気がしたところもあったなぁ

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    2025年05月24日
  • まぼろしハワイ

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    鬱病で旦那様と中学生のひとり息子を残して命を絶った、ハワイが大好きだった女友達のことを思い出しました。家族、親子…人と人の繋がりは血縁による時系列だけでなくて、年齢も性別も国籍も超えた大きな自然に抱かれながら、たまたま同じ時に生まれ、一期一会で出会い、手を繋いでいるんだな…声を出して笑ったり、美味しいものを一緒に食べたり、愛し合ったり、憎み合ったりしながら生きている時間を共有することの愛おしさを感じます。

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    2025年05月24日
  • Q人生って?

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    人生におけるさまざまなQに対して、よしもとばななさんが答えていく一冊。共感できるアンサーもあれば、できないアンサーもあったけれど、人が抱える悩みをみていると自分の悩みがありふれたものに感じ、少し心が軽くなった。夜寝るとき一度死んで、朝起きたら生き返るくらいの気持ちで生きられたらどんなにいいだろう、という一節に深く共感する。

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    2025年05月07日
  • なんくるない

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    よしもとばななさん作品5個目くらい。
    共通してるのは根底にあるスピリチュアルな雰囲気と、読みやすくてやさしい文章ながらもはっとさせられる視点。表現を変えて伝えたいことを丁寧に描かれている印象。

    『なんくるない』は沖縄が舞台で、都会で暮らす人が忘れかけていた大切なことを南国の自然とあたたかい人たちに囲まれて思い出すような、自分を取り戻すような前向きな作品集だった。

    ほかの作品もいくつか先に読んでいたので、刊行順に読めばよかったかなという心残りはある。次のばななさん作品は『すばらしい日々』を読みます。

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    2025年04月15日
  • 鳥たち

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    ネタバレ

    よしもとばなな氏は1987年に『キッチン』でデビュー。
    その後ヒットを連作。父親は批評家の吉本隆明氏。
    なお本作は2014年の作品。

    ・・・
    主人公の女子大生まことは、彼氏の嵯峨の子を宿すことを夢見つつ演劇に没頭する。

    まことと嵯峨はどちらも親を自殺で亡くした遺児。彼らはいわゆる新興宗教のような共同生活を米国で送っていた。そのトップが亡くなり、それを追うように嵯峨の母親が後を追い、そしてまことの母親も、ある日ふつっと自死してしまう。

    彼らはその後日本に送還され、施設を経て世に出るが、その経験の衝撃の大きさ故周囲からは浮いてしまう。

    まことは子どもより死を選んだ母親への複雑な気持ちを克服

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    2025年04月13日
  • ジュージュー

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    一度は悲しみの底に沈んだ人たちが
    前に進もう!と意気込んでいるわけではないんだけど、ゆっくりじんわり周囲の輪郭を確かめながら時の流れに身を任せて進んでいく物語。

    我々読者はワンシーンを覗き見させてもらっているような感覚。
    全てを咀嚼できた、とは思わない。
    これは私が悲しみの底に沈んだことがない表れなのか。(悲しいことは色々あるけど、底には行ったことがないのかも)

    これは物語を構成して、書こう!と思ってかけるものではないと思う。
    ゆえに唯一無二なんだろうね、この方は。

    読んでる時も、読み終わった後もふわふわしてる。

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    2025年04月13日
  • ひとかげ

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    昔の作品をリメイクし、その2つともが1冊にまとまっているというのはなかなかすごいことだなあと。変えた箇所が読者にはっきり知られてしまう。それでも載せてもらえて良かったと思う。温かみが増した、ひとかげが好みでした。

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    2025年04月06日
  • デッドエンドの思い出

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    短編集なのでさらっと読めた。どれも少し切ない話だけど前向きになれるような、そんな捉え方もあるか!と思えるような話。最初の「幽霊の家」がよかった。

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    2025年04月03日
  • 日々の考え

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    多分昔からのファンであればたまらない一冊。私は少し世代が違うからかわからないところがあったりしましたが、概ねやや下品で面白くて最高でした!笑

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    2025年03月02日
  • すぐそこのたからもの

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    よしもとばななの育児エッセイ。子供を産んだらこんな幸せがあるんだなと思う反面、私は産めないなという寂しさ。

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    2025年03月01日
  • アルゼンチンババア

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     すぐに犯そうとしてくる従兄弟、怖すぎる。しかも通報したのに警察叱られて終わりとかありえない。普通にトラウマになるし二度と会いたくないと思うんだけど…。
     妻を失ってから半年でアルゼンチンババアの家に入り浸る父、私だったらめちゃくちゃ嫌だけどな。ユリさんの高齢出産には驚いたし、父ももうお爺さんで、子供が可哀想に思えた。みつこの適応能力が高過ぎる。

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    2025年03月01日
  • ゆめみるハワイ

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    吉本ばななさんのハワイエッセイ本。フラに関しての話が多い印象。フラを通じて知り合った人達との交流とか。ちょっぴりスピリチュアルな話しも。読んでると昔に行ったハワイ旅行のことを思い出して、またハワイに行きたくなった。

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    2025年02月02日
  • 小さな幸せ46こ

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    寝る前などにちょこっとずつ読んでいくのに適している本。
    作家さんって日常のそんなところに想いを馳せているのかとか、幼い頃の話をこんな風にエッセイとして書けるのかと感心した。
    あたたかい気持ちになったり、自分が幼い頃親とどんな過ごし方をしていたかなと思い出したり、読んでいると素敵な時間を過ごせる一冊。

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    2025年01月29日