よしもとばななのレビュー一覧
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片岡さんとの距離がずいぶん近くなった。
失恋した雫石を一生懸命なぐさめてくれるのがほほえましい。
不倫期間、あんなに素敵な関係だった真一郎君がすっかり色あせて
つまらない男に見えてしまう。恋愛って勝手だねぇ。
片岡君の庭、秘密の花園。
彼が生きていて出会ったらまた雫石の人生は違ったかも。
ていうか、そんなに植物や自然とつながってる人がいるのかなぁ?
この小説の中では普通のことみたいに描かれているけど。
でも、そういう感受性を少しでも持てたら、楽しそう。
いや楽しいというのはちょっと違うか?
なんか、世界が広がってワクワクしそうな感じがする。 -
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よしもとばななさんのエッセイ集。
『人生の旅をゆく』の中に、好きな考え方やことばがたくさんあって、
こちらも読んでみました。
震災前後のことも、父親を亡くした時期のことも、愛するペットを亡くしたときのことも書かれていて、
日常と喪失というテーマが濃くでていたような印象です。
強くならなくても生きていける社会であればいいな、と思います。
弱さを受け止められる社会とでも、弱いままでも認められる社会とでもいいますか。
よしもとばななさんのまなざしは、好きです。
あたりまえのこと、かけがえのない日常。
それこそが人生なんですよね。
どれだけ大切にできているのか。
震災の時期の -
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ネタバレ作中に出てきたキノとノニが出会った場所であるミコノス島。気になって調べてみると白を基調とした陸地と真っ青な海と空が印象的で、写真を見ただけでも素敵な場所だと伝わってきました。ばななさんの世界観に今回もとっても癒されました。
文章も映像も長編だからこそ描かれてるし伝わってくるものってあるから(短編は短編で、また味があるんだけど)長編にどっぷり浸かるのが個人的に好きな方なので、大好きな作家さんでそれができてしあわせだった(笑)
特にパパ2とノニのイルカウォッチングの場面でじーんときた。。
”私は、ああいうまとまり方よりも、完璧でないものが好き。動くものが好き。でこぼこして不器用なものが好き -
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はつ恋!
この本を色で表すと淡いパステルカラー
味で言うと甘酸っぱい感じでしょうか^^
人との出会いって何か不思議な力が働いているような感じがします。
私は、初対面でいきなり友達みたいにしゃべっていて、
「え?なに。2人は知り合いだったの?」って言われた経験がありますね~
全然知らないのにそういうふうにいきなりなれるパターンとか
ずーっと知り合いだったにもかかわらず、ある時を境に急に親しくなったりというパターンもありますね
この本は、まさに出会ってしまった主人公夕子ちゃん14歳と
大人な男性(精神年齢は14前後ww)のキュウ君とのお話
初恋だけではなく、親子関係とか、家族の在り方な