よしもとばななのレビュー一覧

  • High and dry (はつ恋)

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    14歳の主人公夕子と、20代後半のキュウくんの物語。
    はじめは夕子さんの片思いだったのが、少しずつ二人の心が通っていく。
    年の差とかそういった枠を飛び越えて、人間同士の心のつながりとか、ふれあいってこういうことなのかもしれないと思いながら読みました。

    以下、印象的なことばの引用。

    「この冬は一回しかないから、あまりたくさん気持ちを言葉に移しかえてしゃべりたくない、そういう気持ちだった。しゃべるとどんどん消えてしまうものと、増えていくものがある気がする。こういうのは、減っていく類のことだった。」

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    2014年04月11日
  • High and dry (はつ恋)

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    登場人物の絶妙な人間同士の距離の取り方は、非常に理想的だった。14歳の少女は、その中で、社会という名の胎内で、ゆったり育ってゆく。

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    2014年02月11日
  • ジュージュー

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    昔からこの世界観が大好き。

    ゆっくりと、静かに、心が揺さぶられるような。
    箱にしまっていたはずの過去が、そっと左右に振られる、水を染み込ませてじわっと染み出す、そんな感じ。

    苦しくて、どうしようもなく悲しくなるけど、そんな中にも日常の暖かな光がさしてきて、じんわりあったかい気持ちにもなる。

    不思議な世界。

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    2015年01月12日
  • 人生の旅をゆく

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    一気に読んでしまった。生きることも生活も旅も、ほんの些細なことが、ありふれた風景が、愛おしいなぁと思えるようなエッセイ。
    あぁ旅をしたいなぁ。

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    2014年01月13日
  • チエちゃんと私

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    よしもとばななの作品は、まるで友達と話をするように読んでいる。内容ではなく、話の行き着くところではなく、ただ読んでいて落ち着く。たまにはっとさせられる。

    「チエちゃんと私」では、 友達の考え方や、旅の考え方、チエちゃんの生き方にはっとさせられた。友人と旅行に行く飛行機の中だったが、いいタイミングで読むことができた。相変わらずすらすらと読むことができる。いろんな生き方があるな、そう思える本。

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    2014年01月11日
  • 人生の旅をゆく

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    良いと思ったとこ。

    消えていくものだからこそ、価値のあるものを。

    人間以外のものに心を寄せることができたら、すこし、生活が豊かになる。

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    2013年12月19日
  • もしもし下北沢

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    無理心中に巻き込まれて死んだ父。残された妻と娘のよっちゃんの悲しみや怒りが生々しい。

    関東圏に住んだことがないので下北沢という場所の土地柄みたいなものがさっぱり分からず残念だけど、どん底の2人にとっては下北沢で口にした麦のサラダや甘い茄子カレーが救われるきっかけになった。人間、美味しく食べられるうちはまだ大丈夫だ。

    心中って殺人なんだな、と再認識。かの太宰治氏も何度か心中しようとして、女性だけ死なせちゃったりしてたな…自分が死ぬまで他人を巻き込み続ける人は怖いなぁ。自殺にしたって、周りの残された人々はもしもワールドの中で取り返しのつかないことを悔やみ続けるのだし。

    新谷くんと慎重に距離を

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    2013年12月17日
  • 人生の旅をゆく

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    様々なテーマを綴ったエッセイ。

    相変わらず、日々の生活の中から人生の大切なことを見つけ出すのが天才的だと思った。ばななさんは「これこれこういうことがあって幸せです!」と幸せアピールするのではなく、「辛いこともあるけれど、見方を変えたら幸せなことってたくさんあるよ」と背中を押してくれるような感じが読んでいてとても救われる。

    ただ、「今の日本はここがだめだ」と常々考えてるような点が所々あり、日本に住んでいる身としては悲しい気持ちになる。おそらくばななさんは日本をけなしたいわけじゃなくて海外の素晴らしかった点を伝えたいだけなのだろうけど…。それと、自分たちの単なる非常識な行動を、今の日本では融通

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    2013年11月21日
  • もしもし下北沢

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    主人公は少しのことで感動したり、悲観的になったり、かなり感傷的な人でした。先の事なんてわからないっていいながら誰かと出会う度に未来のことを想像してしてしまうまだまだ悟りの境地にはいけてない主人公。大人になったつもりだけど、まだまだおかあさーん!と言いたくなるところなど子どものところもあって共感するところもたくさんありました。よしもとばななが好きじゃない人はつまらないかもしれませんが、わたしは面白かったです

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    2013年11月19日
  • もしもし下北沢

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    大切な人をなくした悲しみが、新しい街の生活の中で癒されていくお話。というと、ありがちな感じだけど、場所と人の関係が丁寧に描かれていて、よかったです。主人公はフレンチのお店で働いてて、お店の仕事のことやお客さんとの関係、仕事に身体が慣れていく感じも書かれてて面白かった。旅するみたいに、一年ほどどこかに住んでみたい気持ちになるお話かも。

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    2013年11月16日
  • 王国―その1 アンドロメダ・ハイツ―

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    「これは、守られている女の子の話だ。」
    私たちは、たくさんの愛情に、あたたかく守られている柔らかく包まれているんだと気づかせてくれるお話。
    そのあたたかさを忘れて、ひとりだけで孤独に生きているような傲慢な気持ちになってしまうときもあるけど、そんな傲慢ささえも包み込む何かが、生活のなかにはあるのだということ。いつでも守られているのだということ。

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    2013年11月06日
  • 王国―その3 ひみつの花園―

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    片岡さんとの距離がずいぶん近くなった。
    失恋した雫石を一生懸命なぐさめてくれるのがほほえましい。
    不倫期間、あんなに素敵な関係だった真一郎君がすっかり色あせて
    つまらない男に見えてしまう。恋愛って勝手だねぇ。

    片岡君の庭、秘密の花園。
    彼が生きていて出会ったらまた雫石の人生は違ったかも。

    ていうか、そんなに植物や自然とつながってる人がいるのかなぁ?
    この小説の中では普通のことみたいに描かれているけど。
    でも、そういう感受性を少しでも持てたら、楽しそう。
    いや楽しいというのはちょっと違うか?
    なんか、世界が広がってワクワクしそうな感じがする。

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    2013年09月08日
  • 王国―その1 アンドロメダ・ハイツ―

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    魔女と盲目の占い師、実業家のおはなし。
    占い師と実業家はゲイのカップルで、仕事で2人の間に入ってしまった女の子。
    人間関係は複雑だけど、自然のちから、感受性、ことばで表せないことが感覚で伝わる感じをとても大切にしていて、ひとりよがりなところは多分にあるけど、その感覚が少しでもわかれば、この小説は沁みるだろう。
    そうでないひとにはさっぱりわからない世界。

    これを読んで、感化されすぎちゃったら危ない人になるけど、
    自然や自然な時の流れをおおらかに受けとめたいと思った。

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    2013年09月08日
  • 王国―その3 ひみつの花園―

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    悲しかったり、胸に穴があいたようになったり
    こわかったりすることがあると
    人は当然の幸せというものにも思いをはせるようになる。

    毎日生きているだけで
    同じ人に会えるだけでも
    うんと嬉しい。

    落ち込んでいないとわからない良きことというのは絶対にある。

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    2013年08月14日
  • 王国―その2 痛み、失われたものの影、そして魔法―

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    山ではどんな小さなものも必ず何か仕事を持って生まれてきていた。
    そしてものすごく複雑な仕組みで補い合って生きていた。


    川の流れをせきとめたり少し変えただけで
    山は致命的に変化した。

    恋愛とか病気の治癒と同じで
    ものごとは正しい時間をかけて
    順当な道をたどって変えていかなくては絶対に収まるところに落ち着くことはない。

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    2013年08月14日
  • 人生の旅をゆく2

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    震災のこと、家族のこと、子供の頃の事、小説のほうが好きだけど、エッセイも最近好きになってきた。子供の頃、片目で生活していた話を見るとすごい親近感を感じる。

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    2013年08月09日
  • イルカ

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    「そうやって許さなくちゃいけないことが増えていくのは、幸せなことだった。潔癖でかたくるしかった自分の人生がぐちゃぐちゃに壊れてどろどろに混じっていく、今度はその泥の中からはどんな蓮が咲くんだろう?」

    以前はなんとなくフワフワした雰囲気で、世界観や、最後に必ずある救いや癒しな雰囲気が苦手な作家さんでした。たまたま何となく手に取り、この一文に出会って読むことを決めて読んだ20年ぶりくらいのばななさん本。

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    2013年07月26日
  • 王国―その4 アナザー・ワールド―

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    王国シリーズの完結に相応しいお話でした

    なんとも言えないな~
    よしもとばななさんの作品は優しくて不思議で近くて遠い世界
    綺麗すぎてびっくりする世界
    こんな心の人がいるなんて驚きだな

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    2013年07月02日
  • 人生の旅をゆく2

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    よしもとばななさんのエッセイ集。

    『人生の旅をゆく』の中に、好きな考え方やことばがたくさんあって、
    こちらも読んでみました。

    震災前後のことも、父親を亡くした時期のことも、愛するペットを亡くしたときのことも書かれていて、
    日常と喪失というテーマが濃くでていたような印象です。

    強くならなくても生きていける社会であればいいな、と思います。

    弱さを受け止められる社会とでも、弱いままでも認められる社会とでもいいますか。



    よしもとばななさんのまなざしは、好きです。

    あたりまえのこと、かけがえのない日常。
    それこそが人生なんですよね。
    どれだけ大切にできているのか。



    震災の時期の

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    2013年07月02日
  • 人生の旅をゆく

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    こういう本はいい。
    なんとなく、読んでいて、また明日から頑張ろうという気持ちになる。
    よしもとさんは人間より、妖精に近いところに住んでいるような気がしてきた。

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    2013年06月25日