よしもとばななのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2012.1.7 読破
太陽を嫌ったらだめだよ。
宇宙一のお医者さんなんだからね。
世界に通じる秘密の扉はおのれの中にしかない
ほんとにこわいことは、たったひとつ、自分の魂を自分がおろそかにすることだけなんだ
とわかった今では、こわいことはもうなくなった。
いろんな価値観の人がいるからなあ。それはいいんだよ、戦うことはない。自分の世界を壊そうとしないかぎりは。でも、今回はちょっと壊れそうだったんだろう?そうしたら、ゆずれないことがなんだかわかってきただろう?
みんな、実はいろんなものに愛されたり支えられたりしてるのに、ちっぽけな自分の悩みでいっぱいになっているのな。人間ってほんと贅沢 -
Posted by ブクログ
ネタバレ3巻までで完成された物語だったと思うのだが
アナザーワールドということで書かれており納得がいった。
あれだけ印象深かった雫石が、娘の目から見ると
ちょっと不完全でとても変わったお母さんになっていて
それもまた見方の一面という気がして面白かった。
愛する人の忘れ形見であるノニに対して片岡さんが
楓が君を残してくれたし、今では君が楓の面影を残してくれている
と考えているのがとても素敵だと思ったし
そうして命というのは続いていくし
遺された者も悼み生きていくことが出来るのだと感じた。
世の中がどんどんおかしくなって
当り前のことがうまくいかないことも多いけれど
本当に本当のことを大切にしていく -
Posted by ブクログ
ネタバレ視力の弱い占い師のパパ、薬草茶作りの達人のママ、そしてパパを愛するパパ2…。3人の親の愛を一身に浴びて育った片岡ノニは、陽光降るミコノス島で運命の出会いをした。その相手は、“猫の王国の女王様”と死に別れた哀しみの家来・キノだった。
その自信以外に、死ぬときに持っていけるものはなにもないんだよ。
あなたはとても優しい子に育ちました。優しい言葉しか言えないくらいに。
登場したときのカリスマ性があまりにもすごすぎて、私はあなたにすっかり夢中になってしまった。これからずっと、どんなに離れていてもきっといつでも心の底からあなたの人生がいいふうであるように、と思う。雨があたるときは少しでも優しく、風が -
Posted by ブクログ
恋愛と家族と人生、つまり、人間個体で言えば、全てのこと。
普通じゃない人を偏愛してるとまでに思われる作者は、時に、普通じゃない家庭を上手く見せる。
ゲイのカップルに、飛び込んだ田舎娘とその娘の家庭は、普通じゃないのに、自分の育ってきた家庭を思い起こさせ、自分よりもずっと、品良く育った娘の家族への思いに共感した。
失恋が意味するものと、そこからの回復が意味するもの、私には作者が、同じこと考えてやしないかとさえ、思わせた。
それを表現する言葉の加減には、引っかかるところが多くある。ラストのシュチュエーションは素敵だが、ストレートに物思う作中人物に長々引っ張らせすぎで、作者の人生論を押し付けられたよ -
Posted by ブクログ
ネタバレ文庫版にて再読。
理由もなく物悲しくなるという件は、とてもよくわかる。
自分自身、そうしたことが時々あるので。
犬などの動物との愛情について
『擬人化はもってのほかだけど、愛は確実に双方にかよっている』
というのはとても秀逸な表現だと思った。
人間と同じ価値観を押しつける愛情はどうかと思うけれど
それでも動物というのは人間が思っているよりとても頭が良くて
無償の愛情を返してくれる。
丁度、大人が思うほど子供が子供じゃないのと同じだと思う。
私はどちらかと言えば小食だし偏食だけれど
誰かと美味しい物を食べることをとても幸せだと思うし
そういうことにかけるお金や時間の余裕が
ある程度大人にな -
Posted by ブクログ
ネタバレこの本を手に取ったきっかけは、お友達からのメールでした。
この本の中に、よしもとばななさん的『青森の人』が書かれている一節があって、そこに書かれていることが私のイメージにぴったり当てはまる、とそのお友達が言っていて、気になって手に取りました。
よしもとさんの小説はよく読んでいたけれど、エッセイ集を手に取るのはたぶん初めて。
件の『青森の人』の節は「そうか~」と嬉しくなりながら読み(そのイメージが嬉しかった)、そして読み進め…。
特に感動させようとかという雰囲気もないし、悲しい話は一切書いていない。だけど特に最終章では、『生きるということ』について考えながら読んだりしていて、無意識にほろっと涙が