よしもとばななのレビュー一覧

  • 日々の考え

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    ばななさんのエッセイ初トライ。文体とかがやっぱり好きだから読みやすかった。霊的な話など受け入れられない人には向いてない。

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    2011年06月11日
  • 日々の考え

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    ネタバレ

    文庫版にて再読。

    理由もなく物悲しくなるという件は、とてもよくわかる。
    自分自身、そうしたことが時々あるので。

    犬などの動物との愛情について
    『擬人化はもってのほかだけど、愛は確実に双方にかよっている』
    というのはとても秀逸な表現だと思った。
    人間と同じ価値観を押しつける愛情はどうかと思うけれど
    それでも動物というのは人間が思っているよりとても頭が良くて
    無償の愛情を返してくれる。
    丁度、大人が思うほど子供が子供じゃないのと同じだと思う。

    私はどちらかと言えば小食だし偏食だけれど
    誰かと美味しい物を食べることをとても幸せだと思うし
    そういうことにかけるお金や時間の余裕が
    ある程度大人にな

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    2011年05月02日
  • 人生の旅をゆく

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    ネタバレ

    この本を手に取ったきっかけは、お友達からのメールでした。
    この本の中に、よしもとばななさん的『青森の人』が書かれている一節があって、そこに書かれていることが私のイメージにぴったり当てはまる、とそのお友達が言っていて、気になって手に取りました。
    よしもとさんの小説はよく読んでいたけれど、エッセイ集を手に取るのはたぶん初めて。
    件の『青森の人』の節は「そうか~」と嬉しくなりながら読み(そのイメージが嬉しかった)、そして読み進め…。
    特に感動させようとかという雰囲気もないし、悲しい話は一切書いていない。だけど特に最終章では、『生きるということ』について考えながら読んだりしていて、無意識にほろっと涙が

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    2011年01月21日
  • 人生の旅をゆく

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    目が覚めるような 世界を楽しく感じながら生きるコツが いっぱい詰まっていた。
    この人の感覚から あの小説たちが産まれるんだってよくわかる。

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    2011年01月07日
  • 人生の旅をゆく

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    基本的によしもとさんのだらだらとした旅行記なんですが他とは違う良さがあります


    旅行記ってジャンルは本当に不思議なもので
    生きてきたフィルターを通して見るから
    人によって行き先は同じでも
    内容は全く違うものになりますよね~

    一日でいいからこの人の感性で世界を見てみたいものですなあ
    (ずっとだとちょっとしんどそうだけど笑)

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    2011年01月03日
  • 人生の旅をゆく

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    強いメッセージのあるエッセイ集。


    いろんな所に行って、いろんな人と出会ってて、
    そんな彼女だからこそ書ける内容で、説得力もある。


    心の中で、なんとなくいつも自分も思ってたことだけど、
    それを活字で見て、はっとさせられる内容が多かった。
    「そう!そうだよね!」って。


    高知の話も出てきて、なんか嬉しかったな☆


    ばななさんいわく、生きるってことは
    死ぬ時に持っていく「思い出」をたっくさん作ることなんだって。
    死ぬ時には、思い出以外は持っていけないからね。


    そして、あとがきにこうあった。


    「人生は自分のもので、そして思い出を、
    絶対に人にはゆずることのできない、
    自分だけのもの

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    2010年09月11日
  • 王国―その4 アナザー・ワールド―

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    よしもとばななのファンではないと思う。でも、よしもとばななを読んでいる時は、その特別な世界に浸れるようでうれしい。王国シリーズでは、呪術の力を持つ女性の言葉で語られる。その4になって、娘から見たこれまでの歴史が再認識できる。あ〜、物語は脈々と流れて行っていたのだ。パパとママとパパ2と呼ばれている彼らが、それぞれ誰であるかに想い至り、来し方を思えば感慨深い。雫石と片岡と楓の微妙なバランスのトライアングルが、雫石の娘ノニの存在で均衡を保ち、つながりを深めていった様子。これまでの時代のいろんなことが、今を迎える必然のように思われる。いろんなつらい事、悲しい事のある人生でも、自分を偽らず乗り越えていけ

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    2011年08月06日
  • 人生の旅をゆく

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    2008.09


    書店で目に付いたので購入、再読。

    疲れきった心身には、よしもとばななさんの文章がとことん沁みるなぁ。

    日々の暮らしを見直すのに、ちょっとした自己啓発本よりよっぽど効く。
    何者かになることを夢見て自分に向いていないことを無理無理がんばったりしないで、自分も市井の人々の一員だからと楽な心構えで、自分にできることを自分にできる範囲でがんばって、それで毎日気持ちよく眠りにつける生活をしても大丈夫なんじゃないのかな、と思った。
    まだ入社数ヶ月の身としては、自分に向いてなかろうが明らかに無理な仕事だろうがまだまだ頑張らなきゃいけないのだけど・・・。

    世界中の旅のお話を読むのも楽し

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    2010年07月19日
  • バナタイム

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    やっぱりばななさん、好きだな~と思った一冊。自分のことを気取らずに書けるって素晴らしいな。『兆しというもの』は読んでいて元気をもらいました。

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    2010年04月22日
  • 人生の旅をゆく

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    すごく楽しく読めました。ばななさんがアルバイトしていた喫茶店の店長さんのお話が印象に残りました。大成功しなくたって、ふつうの人生だって、その「ふつう」がとても大切で輝くものなんだと気づかせてもらえました。あと、イタリアに留学したお友達の話もよかった。精一杯学んで、大恋愛して、失恋して、大いに食べて、相当太って…(笑)、傷つくことを恐れずに開かれた心で、すべてにぶつかっていった彼女の生き方はかっこいい。私も会社員時代、失敗したり恥をかいたり、いろいろ周りから言われてたけど、でも精一杯やったことを、間接的にばななさんに誉めてもらえた気持ちになって、ちょっと嬉しかったです。

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    2010年04月13日
  • 日々の考え

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    妊婦の、誰も書かないような美しくない描写が分かり過ぎてツボに。。妊娠中の明らかに正常ではない精神状態を物語っているな・・と。

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    2009年10月17日
  • バナタイム

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    海、別れ、兆し、エスプレッソ…
    日常の些細なことをテーマに書かれたよしもとばななのエッセイ
    なんかほんとに些細なことばかりでもその中でわたしたちが普段考えていて、感じていて、でも言葉にできないことをさらっと言葉にしてくれる。
    そうやって彼女が紡ぎ出した言葉たちにいつも救われる。
    なにげないことの中、普段感じていることの中に本当に大切なことたちがかくれているのかもしれない。

    エスプレッソの作り方、意外だなーとかカフェいきたいとか、スピリチュアルさに驚いたとかそんな感じで適当に読んだのが逆に心に残った本だった

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    2009年10月04日
  • バナタイム

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    かなり残りました。

    たぶん買うと思います。

    何度も読みたいと思います。


    よく考えれば『そういうことなんだよね』とか『あーーーその気持ちわかるわかる』って・・・心の中でうれしくなるほど叫んでいました。

    ちょっと気分が下がり気味のときとかにでも読みたい。

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    2009年10月04日
  • バナタイム

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    p10「これまで見ていたのが悪くて長い夢で、今の私が私なのだ、と首を水から出して岸を振り向き、その土地の自然の姿を見た時に思う。」

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    2009年10月04日
  • 人生の旅をゆく

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    いつも彼女のエッセイを読んでいると、嫌悪感を覚えることが多々あったけど、このエッセイはすんなりと心に入っていった。また再読したい。

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    2009年10月07日
  • バナタイム

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    GINZAという雑誌に連載したものだそう。
    このエッセイ集からは、光があふれてる!読み終わったあとそうかんじる。

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    2009年10月04日
  • イタリアンばなな 生活人新書セレクション

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    翻訳家アレッサンドロ・G.ジェレヴィーニと吉本ばななの対談、エッセイ。イタリアと日本の感覚の差、相容れる部分など。ははあという本。吉本ばななの作品をあれこれ読んだ後に会った本なので余計面白かった。そしてそのまま吉本隆明×吉本ばななへと流れると更に面白い。時間軸的には逆だけど。

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    2009年10月04日
  • ハゴロモ

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    文庫版あとがきに書いてあった、「弱っているときにしか価値がないともいえるが、弱っているときにじんわりとしみてくる気がする」という言葉が、まさにぴったりな表現だと感じました。
    この言葉自体は著者自身の作品に対しての評ですが、よしもとばななさんの作品全体にあてはまる言葉ではないかと思います。
    ストーリーのなかで大きな出来事が起こるというよりは、登場人物がゆっくりと時間をかけて回復していく様子が描かれている。リアルな人間の姿ですよね。
    だからこそ、平坦でおもしろくないと感じる人もいるとは思います。ただ、人生の重みに耐えられなくなったときに読むと静かに寄り添ってくれるような、そんなお話が多いと感じます

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    2025年10月25日
  • ハゴロモ

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    科学では証明できない現象や勘ってあるよなーと思った。最近切ない恋愛小説ばかり読んでいたから、心がぽっとするようなこの本に出会えてよかった。

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    2025年10月15日
  • デッドエンドの思い出

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    women on their way to healingをテーマにした5篇の短編集。どの作品にも、温かくて柔らかい日常のきらめきがそっと息づいている。亡くなった元大家さんの老夫婦が現れる家に暮らす青年との話「幽霊の家」が人生の思いがけない巡り合わせを感じさせてくれて一番の好みだけれど、いちょうの金色がまざまざと思い浮かぶ「デッドエンドの思い出」も印象的だった。

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    2025年10月13日