あらすじ
イタリアをはじめ各国でベストセラーとなっているよしもとばななの世界を、「家族」「食」「身体」というキーワードを手がかりに、翻訳という異文化体験を通して旅する。作家自身による本邦初公開(イタリアのみで発表)のエッセイ、作品の秘密をめぐる作家と翻訳家の初の対談(語り下ろし)も収載。
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Posted by ブクログ
イタリア語版のよしもとばななの本を訳していて、エッセイにも数々登場するアレちゃんことアレッサンドロ・G・ジェレヴィーニ氏とよしもとばななさんの共著。イタリアではよしもとばななはとても人気があると聞いていたけれど、実際どういった風に受け入れられているのか聞くと面白いですね。比較文化論ていうんでしょうか。アレちゃんとばななさんの対談が素晴らしい。アレちゃんはインタビューって感じの話口調ですが、ばななさんはこうやってしゃべってるんだろうなぁって伝わってくるぶっきらぼう(?)さ。別の角度からのよしもとばななが見れて結構面白いです。読みやすい。
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他の書籍で紹介されているアレちゃんの本。翻訳の難しさってこういうことなのね。ヨーロッパの人の階層、TPOにここでも触れていてなるほどと思った。ばななさんの書く目的が初めてわかりました。
Posted by ブクログ
翻訳家アレッサンドロ・G.ジェレヴィーニと吉本ばななの対談、エッセイ。イタリアと日本の感覚の差、相容れる部分など。ははあという本。吉本ばななの作品をあれこれ読んだ後に会った本なので余計面白かった。そしてそのまま吉本隆明×吉本ばななへと流れると更に面白い。時間軸的には逆だけど。
Posted by ブクログ
よしもとばななさんの作品に なぜ惹かれるのか
自分でわからなかったところを解説してくれる
そうか、そうだったのか と思いながら読み進める
全部の作品を読んでから これを読んだことで またもう一度 作品を読みたい
Posted by ブクログ
イタリアの暖かさを吉本ばななから紹介してもらった、という感じ。読んでいて暖かい気持ちになった。後半の、ばなな氏の著書の考察が、自分の抱くものと同じだったのがまた良かった。
Posted by ブクログ
学校行く道で本を読み終えてしまったため帰り道に
古本で急遽購入、ばななとアレちゃんの対談本。
エッセイとかではなく、ばななの小説を色々な角度から
見る、少し学術的な本。特に後半。
だから後半はほとんど読まなかった。
好きな作品分析するの興味ない。
個人的にはエスプレッソの話がよかった。
あんな風に、日常の些細なことにこだわりもって生きる生き方にとっても共感する。