よしもとばななのレビュー一覧

  • スナックちどり

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    ネタバレ

    夫と別れたばかりのさっちゃんと、育ててくれた祖父母を亡くし1人になったちどりは従姉妹同士。同時期にヨーロッパにいた2人は落ち合い、ペンザンスという英国の田舎町に旅をする。

    数日目の夜、2人に起こったことにはびっくりしました。そういう展開!?。同性っていうのは今時別に気にならないけれど、従姉妹だよ?いいの??と、本当にびっくりした。でもその後も後腐れなくやっていける2人は大人だと思いました。

    辛い時期にお互いの存在は大きな支えとなっただろう。前向きな終わり方がいいです。

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    2017年10月05日
  • 人生の旅をゆく2

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    いろんな雑誌などに寄稿された内容。芯は通っているけれど、震災の話から清四郎の話まで、内容は様々。あの震災後の空気感を体感した人は、その感覚が呼び覚まされる感じ。

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    2017年09月29日
  • 小さないじわるを消すだけで

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    ネタバレ

    2013年11月24日に行われた、
    チベット仏教最高指導者のダライ・ラマ14世と、
    作家のよしもとばななさんの対談講演を書籍化したものです。

    小さないじわるを消していくという
    小さな一歩から習慣、そして意識を変えていくことで、
    世の中の生きにくさはすこしずつ解消されていくのではないか、と
    よしもとばななさんは語ります。

    小さないじわるとは、自分は自分、他人は他人と考えて、
    慈悲の心をもたないこと。
    知人が失恋をして、ちょっと話を聞いてほしそうにしていても、
    面倒くさいだとか、自分には関係がないからだとかで、
    知らんぷりをしたり邪険な反応をしたり、
    そういうのが、小さないじわるなのです。

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    2017年11月17日
  • Q人生って?

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    さすが、ばななさん。
    ぶれずに心をしっかりと真っ直ぐに持って、人間臭く、強い。
    忘れそうになったら、すぐに思い出させてくれるくらい近くにいて欲しい人だなぁ。

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    2017年09月17日
  • チエちゃんと私

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    私はどうしても先のことに不安を抱いてしまって、転ばない様に、転んでも大きな怪我をしない様に、傷つかないように、言い訳をして取り返しがきくようにしてしまう。

    けれど、一瞬一瞬を正しく光る感覚で楽しく繋いでいって、それが繋がって繋がって、気が付いたら自分だけの素晴らしい宝物になっている。
    そういう生き方って危ういのかもしれないけれど、ものすごく不安定なものなのかもしれないけど、型にはまらず普通なんてなく、流れの中で生きていくっていう事なんだろうなぁ。

    って思っても不安は不安だ(笑)

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    2017年09月17日
  • 彼女について

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    とてもやさしいお話。

    起こったことは、本当にとても悲しくどろどろしていて恐ろしいことなのに、とてもやさしくて何かに包まれるようなお話でした。
    いい意味で、ファンタジーだろうに、にファンタジーらしくない。

    魂さん、美しくあれ。
    そして、誰かを強くやわらかくやさしく愛せたらいいなぁ。

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    2017年09月17日
  • すばらしい日々

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    吉本ばななさんの作品はまるで映像を見ているかのように、すぅーっと文字から映像が入ってくる。

    生と死、震災などのテーマも扱っているが重すぎず、かといって軽すぎない。

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    2017年09月04日
  • スナックちどり

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    1日で!というか数時間で読んでしまった!(笑)
    「あとがき」を読んで、よしもとばななさんにとってお父さんがどんなに偉大だったか知った。そりゃそうか。ばななさんも、主人公二人も、悲しさや寂しさの中にいるのだけれど、その悲しさや寂しさを自分でこんなに分析できて表現できることはものすごく幸せですごいことだと思った。

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    2017年07月25日
  • 花のベッドでひるねして

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    読むまで、何故かエッセイだと思っていた一冊。小説でした。とても柔らかくて優しい物語でした。闇に傾きそうになっても、光の方へぐいっと引っ張ってもらえました。わかめに包まって捨てられていた主人公など、描かれることはなかなか重いものでしたが、全体的に光を感じます。読んでいる間中、ほのぼのしていました。スピリチュアルな感じもしましたが、不思議とすとんと心に入ってくるものもありました。心が解されたひとときでした。

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    2017年06月15日
  • もしもし下北沢

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    昨年度は何回か下北沢、略してシモキタ散策をしました。
    南口方面には、小劇場などもいっぱいあり、
    北口方面は、古着屋やカフェなどが立ち並ぶ商店街がメイン。
    やたらと学生っぽい若者が多く、
    それだけ活気のある町でした。

    この作品はそのシモキタに移り住む母娘の物語。
    主人公、よしえの父親は
    浮気相手の女の心中の道連れにされて死んでしまいます。
    傷心の母とよしえはそれまで住んでいた自由ヶ丘の家を出て
    自由で癒される雰囲気のある
    下北沢の貸部屋で生活するようになります。
    心中で亡くなった父への複雑な想いを胸にいだき、
    よしえは、新谷という若者と
    父の古くからの知り合いの山?氏とに
    淡い恋心をいだき、揺

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    2017年11月09日
  • まぼろしハワイ

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    ハワイに行きたい。ハワイに行ってみたい!!!一生に一度は絶対にハワイに行ってやる!!!と決意を新たにしました(笑)

    単なる陽気な土地だけでなく、物悲しさや命の息吹を感じられる場所。そんなハワイを舞台に繰り広げられる物語。中編の作品集。

    ばななさんの繊細な物語を久々に読んで心がちょっとだけザワザワしました。

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    2017年03月20日
  • 彼女について

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    気だるい雰囲気から始まって、重たさについていけるか不安があったけど、読後は良かった。
    今までの出来事と向かい合う中で、心の安定を取り戻すお話で、主人公の心情と共に少し雰囲気も軽くなっていくけど、後半の展開には驚かされた。

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    2017年01月28日
  • スナックちどり

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    海外で過ごす非日常も、人生の中では日常の一部になるんだろうな。
    当たり前の日々を積み重ねることが、一番の幸せだって、最近ホントに思う。

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    2017年01月01日
  • スナックちどり

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    途中までよかったのに、あれ?なぜそっちへ?な展開にある意味吉本さんらしい作品ではある。
    あるのだけど、ちょっと作品の印象が変わってしまったので星は三つ。

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    2016年11月28日
  • スナックちどり

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    気づかないんだよね、自分自身のことは。
    気づいたとしても、簡単には変えられないし。
    苦い想いは、自分に非があると自分で信じようとする弱さ。これがまた、真っ直ぐあげようとする目を曇らせる。繰り返し、また繰り返す。
    許して、繰り返す。終わりまで繰り返す。

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    2016年11月20日
  • Q健康って?

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    心が明るく前向きだったら、自分もまわりも健康にできるんだなと思います。そんな風に心を導いてくれる本です。こんな心の有り様があるんだ、こんな生き様があるんだ、ということを教えてくれます。

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    2016年11月06日
  • スナックちどり

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    祖父母に育てられたいとこのちどり。職場結婚だったが離婚した私は、祖父母が亡くなり傷心のちどりとイギリスの田舎町に旅行に行く。
    日本人はほとんどいない町で、二人はそれぞれと向き合い、これからの自分を見つけていく。

    二人の間に起こった事件はビックリだけど、スルリ納得できてしまうところが、この小説の真髄なのかも。

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    2016年10月09日
  • スウィート・ヒアアフター

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    ぶつくさ言いながらも、ばなな作品を読んじゃう。傷ついた者の再生話であることにブレはないんだけど、スナックちどりと比べてリアリティがあって、スムーズに感情移入出来た。

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    2016年09月09日
  • 日々の考え

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    ネタバレ

    遠くの電線にとまっている鳩をパチンコで撃ち落としたり、人に言えないようなエロ話を披露する素敵な姉との抱腹絶倒の日々―。ユニークな友人と見つける小さいけれど、人生にとっては大きな発見!そして、心ない人へは素直な怒りもたぎらせる。読めば元気がふつふつとわいてくる本音と本気で綴った爆笑リアルライフ。

    群ようこの後に続けて読んだので,あっさりしていると感じた。爆笑まで行かない・・・。

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    2016年09月08日
  • 王国―その2 痛み、失われたものの影、そして魔法―

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    (18.09.05)

    イタリアに渡った楓と片岡。楓の家を守りながら二人の帰りを待つ雫石。真一郎に支えられ、遠く離れた二人や祖母の優しさに触れながら、失意のどん底から少しずつ回復していく。

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    2016年09月05日