よしもとばななのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
よしもとばななさんのやわらかくあったかい言葉に癒されました。
「社会に出て働くというのは自己実現ではありません」昔なら意味が分からなかっただろうけど今は意味がよくわかる。
「もらっている額よりちょっと多く働く」も面白かった。
「それでも決して心の中で自分をその人たちを葬り去らないでください」もなにかじんと来た。
「死ぬよりも惨めな事、情けない事も世の中沢山あるんだから」もなんかね、気になりました。
その他も沢山素敵な言葉がありました。
なんか心が疲れたらふっと読むのに素敵な本だと思います。
よしもとさんの語り口調が好きだな。
あと、あとがきで自分がこの時ふっきれていなかったんだなぁと -
Posted by ブクログ
私のからだは私だけのものだ。その通りだと声を大にして言いたい。私のからだは私だけのものです。それは確かに確信をもっていえる。誰かに支配されるものではない。色々と考えさせられる。
要素小説だと思った。書くべき要素が散りばめられているんだけれども、それが物語として一本筋の通った形にはなっていないとおもう。書きたいことがぼこぼこ、ぼこぼこと出てくるかんじ。ああ、なんか朦朧としていたのかなあ、とか、長く作家をやっているとこうなってしまうのかなあ、とか、商業主義が彼女の才能を散らせたのかなあ、とか色々と考えてしまう。もとからよしもとばななの小説は要素が強い印象はありますが、これはほんとうになんだか物語と -
Posted by ブクログ
ステンドグラスのようなイラストがとても好きです。表紙をめくっていくとデザインっぽい2枚のイラスト。白黒の扉とカラフルな色に囲まれた女性。なんか良いなぁと思いました。
よしもとばななの男女関係って独特の性的な厭らしさがなくてそこが好きです。行動が感覚的。女性の本能での感覚じゃなくて、人間の本能としての感覚で恋愛をしている感じがします。
でもやっぱり不倫は不倫であって、主人公がお父さんのことを大好きだということは伝わってくるのですが、どうしても作品に入り込めなかったのはこの不倫の果ての心中だからだと思いました。それが無理心中だとしても。よっちゃんが新谷くんから山崎さんへという流れは唐突のような気が -
Posted by ブクログ
ま、いつものよしもと氏という感じで…取り立てて言うべきことはありません! 決して面白くないというわけではありませんけれども、絶賛するまでもないということです…!
ヽ(・ω・)/ズコー
なんかチエちゃんという、少々可哀想な境遇にある女の子ってか、オバさんと共同生活をする主人公の話…ですかね。主人公は40代だそうですけれども、よしもと氏が書くとどうしてこうも現実離れというか、”ふわふわ”した感じになるんでしょうか? とてもじゃないけれども、40代の女子には見えませんでしたよ…主人公は…
ヽ(・ω・)/ズコー
ま、最終的にはめでたい感じに終わりましたけれども、僕は氏の書く文章というか、雰