よしもとばななのレビュー一覧

  • 王国―その3 ひみつの花園―

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    アナザー・ワールドを除くと一応の終わりということになるのか。

    主人公の感性が都会にいる私と違い、またその変化の機微が詳細に描かれているため感情移入がしやすい。抽象的な内容が多く書かれているが、「分からない」ということがなく今の私の置かれている状況にのっかる。
    心の健康、癒しにつながり、またふとした時に読み返したい作品だと思った。

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    2022年06月13日
  • 鳥たち

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    昔からよく読んでいるよしもとばななさんの作品の中でも、とりわけスピリチュアル色が強い作品だったように思う。私は自分の思想と読書は切り離せる方だけど、苦手な人はとことん苦手のような気がした。
    よしもと作品によく見られる設定の「若い主人公だけど親が既に亡くなっている。しかも普通ではない死に方で」は今回も同じくで、たまに見られる「新興宗教にはまっていた家族」の設定が今回は加わる。

    美人で浮世離れしたところのある母親が新興宗教のようなものにはまり、最終的に自死を選んだ。そういう共通の経験とともに幼いころから一緒に生きてきた、まこと嵯峨の物語。
    まこは大学生であり、その独特な存在感を生かして演劇もして

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    2022年05月23日
  • なんくるない

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    なんくるない
    トラの純粋でストレートな性格と家族愛とピンキーの心の変化がすんなりと入って来て一気に読めた。過ぎた人生全て無駄ではないのだ。

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    2022年05月08日
  • 小さないじわるを消すだけで

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     探してやっと手元に。
    嬉しいけれど・・・。

     吉本ばななさんのスピーチは、彼女そのもの、のようなチャーミングでいて、真摯な心打つ文章でした。

     だけど、ダライ・ラマ14世のスピーチ、対談、質問に関しては、簡単にまとめられていて、ガッカリでした。 ユーモアや慈しみのある魅力が文字では伝わらない。 少し物足りない・・・が正直な感想です。
    折角、文字に起こしたのに、勿体ないなぁーと想いました。

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    2022年05月05日
  • 人生の旅をゆく

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    短い文章がたくさん入っていて読みやすいので、逆に読むのに時間がかかった。
    小分けにして何日もかけて読んだ。

    内容は旅に出て感じること、日本(特に東京)のこんなところが生きづらい…というようなことが主なんだけど、わかるな〜と思った。

    東京にいるとつい、日々のタスクやノルマに追われてあっという間に一日が終わってしまうけど、ふと散歩に出た時に感じる季節のにおいとか、人との関わりとか、そういう時代も場所も関係なく感じられることが、本当は生活に必要なんだと思う。

    この本の中に「人生は思い出を作ること」というような文章があって、仕事とか現実的なことでモヤモヤしてた気持ちが少し晴れた。
    本当にそう思う

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    2022年04月13日
  • ジュージュー

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    命をもらってるなら精一杯誠実に向き合う、その考えが押し付けがましくなく描かれていて素敵でした。時々読みたくなる1冊。

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    2022年04月13日
  • すばらしい日々

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    年を重ねる寂しさ、近しい人を亡くした悲しみ。
    切ないけど、家族が元気で健康な今を「すばらしい日々」と感じずにはいられない。
    もし、いざ、という日が来たら…ばななさんの本に支えてもらえる気がする。

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    2022年04月13日
  • 王国―その1 アンドロメダ・ハイツ―

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    なんだか面白そうだったから手に取ってみた。スラスラと読み進めることができた。まだ最初なので今後どうなっていくのか楽しみ。どうなっていくのか。

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    2022年04月05日
  • みずうみ

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    初めてのよしもとばなな氏の作品。

    序盤の母と娘の描写はあまり響かなかったが、中島くんが出てからは面白くなった。
    頭良い変人キャラが好き。

    テーマとしては、傷を負った人が、他者と関わりながら少しずつ傷を癒やしていく(許していく)という内容かなと。
    少しの傷を持つ主人公が、より深い傷をもっているだろうと推測される中島くんに対して、引け目を感じながらも、少しずつ惹かれていく描写が良かった。
    さすが著名な作家というような、表現力でグイグイと引っぱられる感じ。
    2人の絶妙な距離のとり方、傷つけない関係が、自分とは真逆の生き方だなという感想を持った。

    個人的には中島くんの正体が気になってしまい、謎の

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    2022年03月27日
  • 鳥たち

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    小さい頃に本当に気の合う人に出会って、いいものも悪いものも共有したのは悪い事ではない、っていう言葉がとても印象的で、自分はまこちゃんみたいな境遇の人にどんな言葉をかけてあげれるのかとかどうしたら救ってあげれるのかとかそもそもその思考の時点で優位に立ってるんやろなぁとか考えた。
    私は女の子とのおしゃべりが大好きやし15歳から家族を増やすことなんて考えへんし、ましてや母親は弱くないから何もかも合わへんのやけど、まこちゃんとは。
    でも何でもいいから未来について話してみたいなと思った。

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    2022年02月28日
  • スナックちどり

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    この本を読んでいた頃、失恋したばかりでなかなか内容が頭に入ってこなかったことを覚えています。
    そんな経験は今までなかったので、ある意味印象に残っています。
    精神的にしんどいときはよしもとばななさんの本が読みたくなります。

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    2022年02月20日
  • 鳥たち

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    過去に囚われて苦しむ2人に
    ゆったりと少しずつ、
    現在、未来が見えてくるお話。

    子供の頃、特別な経験はしていないので
    共感するのは難しかったけど
    2人の強さ、強くなろうとする姿は
    かっこいいなと思いました。

    好みの問題だと思いますが
    短い期間の中での成長を
    ゆっくりじっくり描いているようで
    展開が薄い感じはありました。

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    2022年01月23日
  • アルゼンチンババア

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    私はよく、
    この楽しい時間は一生続かないのだなって寂しさを抱いてしまったり、
    まだ起こっていない未来を考えて不安になってしまうことがある。


    それは
    楽しい家族との時間や
    少しづつ私を忘れる祖母の姿を見た時、
    年老いていくけど忙しそうな母の姿、
    無趣味な父を見たとき。

    でも、この作品を読んで
    そんな恐ろしいことわしているのは自分なのだと気がついた。

    今を大切に、楽しく、強く生きなくては。

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    2022年01月05日
  • みずうみ

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    ママの夢を、ママが死んでからはじめて見た。

    大好きなママがこの世を去った。ちひろはか弱い身体で何かを抱えている中島くんと、静かなみずうみのほとりの一軒家へと出かける。
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    物語がすーっと入って行く感じ。主人公は中島くんの過去を知ってもものすごく動揺することは無く大きな乱れがない印象。かといって全部受け入れてる訳でもなく、正直に話せるあたりが成熟してる。壁画で表出して整理してるのかな。中島くんが今にも消えてしまいそうで生命力もっとあってくれ…
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    2021年12月26日
  • すばらしい日々

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    楽しくて幸せで一瞬で過ぎてしまう毎日を改めて愛おしく感じたのと、いつか終わりがくることの怖さも感じた

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    2021年12月21日
  • スウィート・ヒアアフター

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    요시모토 바나나의 작품에서 느껴지는 편안함이 있다.
    잔혹하고 슬픈 상황 속에서도 감정의 격해짐 속에서도 모든 것들 속에 차분함이 스며 들어 있다.
    그러면서 작가는 위로한다. 그런일도 있었구나라며 공감하고 가만히 둔다.
    이번 작품 또한 그렇다.
    남자친구와 여행을 가는 차안에서 교통사고가 나게되어 남자친구는 그 자리에서 죽고 혼자만 살아남게 된다.
    남자친구 없이 혼자만 살아 남게되었다는 좌절감과 슬픔, 분노가 다양한 사람들을 만나가면서 사라져간다. 녹지 않을 것 같은 한겨울의 눈이 차츰 녹아 들고 서서히 봄이 오듯 아물지 않을 것 같

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    2021年12月04日
  • アルゼンチンババア

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    もしかしたらこの恋は、父なりの、人生に対する怒りからきているものなのかもしれない、と私は初めて思った。

    街はずれの廃屋みたいなビルに住む"アルゼンチンババア"と自分の父親が付き合っている噂を耳にしたみつこは思い切ってビルを訪れる。
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    タイトルに興味ひかれたのと、あらすじでさらに読みたくなった。
    インパクトがあるタイトルとは対照的に優しい暖かさもある作品。
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    見た目やら周りの噂に流されず、目で見たものと自分の気持ちを信じ関わることって大切。

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    2021年11月26日
  • すばらしい日々

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    とりとめのない日常をすくうようにして書かれたエッセイだけど、紙背には“死”への気配が終始漂う。死があるから生が肯定されるし、過去になるから記憶は美しくなる。今を生きようとすると、手のひらからすり抜けてしまう。その儚さと、日常の尊さに気付かされる。

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    2021年11月23日
  • 鳥たち

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    よしもとばななの世界観ってすごい。出てくるのは日常的な世界の中にいる人たちなのに、すごく非日常的に感じるような特別なストーリーを持たせていて、何百頁もかけて、その特別なところを紐解いているという感じ。運命の人と出逢うとか誰かが死ぬとか、非日常的なことが起こるところを物語にするのではなくてその後その人たちがどう生きてるか、どう考えてるのか、みたいな内面的な話でしかないような。
    それなのにすごく優しい気持ちで読めるんだからすごいよね。やめられない。

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    2021年11月03日
  • スナックちどり

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    久しぶりに読んだ吉本ばなな。やっぱりしみじみ良かった。
    久しぶりの吉本ばななだから、このくらいのボリュームもちょうど良かった。
    まだ若い女性二人が主人公なんだけど、還暦をすぎたおっさんのぼくが読んでもなお、なんとも甘酸っぱい懐かしさや不思議な既視感を覚えながら気持ち良く読み進められる。
    そしてぼく自身にも、この本に登場する「スナックちどり」みたいな忘れ得ぬお店と、そこでの素晴らしい出逢いが幾つもあったな、と、ちょっとニヤニヤ思い出せるのが嬉しい♪

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    2021年11月06日