よしもとばななのレビュー一覧

  • スナックちどり

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    感想
    別れは辛い。どうしても離れたくない相手がいなくなる。しかし人生は続いてしまう。前に進めない夜もやってくる。1人で乗り越えられなくても。

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    2023年06月22日
  • 小さな幸せ46こ

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    ネタバレ

    ★3.5
    久しぶりにばななさんの元へ帰ってまいりました。
    精神が底つきそうなときにいつもばななさんの本を漁ってる自分がいるので、ばななさんの作品はわたしにとってそういう命綱みたいな存在なのだな、と気づく。

    文章から滲み出るやさしさと、時に本質をつんっとされるような言葉が相変わらず好き。
    自分にとっての小さなしあわせ、わたしも改めて考えてみて、しあわせなことに囲まれているなあって思いたいなと思ったし、やっぱりばななさんの文章みると、少しでも感情がしあわせに動いた時に、なんでしあわせって思ったかなって言語化できるようになりたいなあとも思った。

    _φ(・_・
    (前略)そういうものをいっぱい持っていると、悲しいことがあったときにきっと、ほんのちょっとだけいい側にひっぱってくれるんじゃないかな、と思う。
    それが人によっては、ドーナツかもしれないし、コートかもしれない。なじみの小径かもしれないし、近所の居酒屋のメニューかもしれない。なんでもいい。その人らしいもの。
    きっとその人を好きな他の人がそれを見たら笑顔になるようなものが、きっとあるはずだ。

    自分だいじなものだけれど、ものすごくではない。なかなか会えない後輩に会えて嬉しい。だから、持っている少しだいじなものをなにかあげたい。会えて嬉しかった気持ちをそうやって小さく残したい。そんな気持ちが伝わってきたから。

    私はわたしの佇まいだけで、だれかをまるで言葉でほめているような、そんな人間になっていきたい、そう思った。

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    2023年06月11日
  • すばらしい日々

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    p33、パンダ焼きが出てきた。近所の廃墟になっているお店の窓に、はがれかけたシールで「パンダ焼き」とあって、何だろうと思っていた。これか!意外なところで遭遇。
    「米粉のもちもち感がいっぱいで、枝豆のあんが入っていて熱々でものすごくおいしい」

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    2023年05月12日
  • もしもし下北沢

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    ネタバレ

    YOASOBI夜に駆けるの原作小説を想起させる展開があった。父の死にけじめをつけていくことの苦難だったり、それに関わる人間関係の複雑な絡みがとても面白かった。

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    2023年04月01日
  • なんくるない

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    疲れてる時に気持ちをゆるくするためには良いかもって内容でした。
    最後の「リッスン」が地味に笑えて印象的。

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    2023年03月08日
  • 鳥たち

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    『どんなに明るい気持ちで、どんなに私たちを愛して去っていったとしても、もしくは生きるのがどんなに困難であったとしても、私たちはやっぱり悲しい。最後の最後まで私たちに一日でも多く会おうとしてくれなかったことが。』

    最終的には、いつものばななさんの言葉達に救いあげてもらえたけれど。

    ひたすら続いている出口のない暗いところを彷徨っている感覚で、ここ数年ずっと考えている命についてドンピシャな内容だったからか、

    もう読むのを辞めてしまいたいと思うほど、冒頭から途中まで苦しくて、痛々しくて、つらくて、何より腹立たしかった。

    人間の数だけ命や生き方や死に方への考え方はあるかもしれないけど、何があろうとも自殺に対しての批判的な強い考えが私の中にある。

    大人たちが自分たちの生き様や死に様を美化していることもないけど、どこかそう取れて、残された2人もどこか達観しているような、
    まさに、周りの人間とは違うオーラを放っていて、なんでそんな感じなの?とモヤモヤというか理解できない世界を見せつけられてる感覚だった。

    が、それはやっぱり『若さ、未熟さ、行きすぎた悲しさ』から来るもので、途中から感情が溢れるような言葉達がすごく印象に残っている。

    【いてほしかった。死よりも私を選んで欲しかった。】
    で、ハッとした。素直にど直球に、これが主人公の本心。

    それを、聞けて
    あぁ、、よかった。と漠然と感じた。

    生きていた素敵な時間を思い出すことも、
    愛されていたことを慈しむことも、
    最期が自殺だと、その過去に対して、
    そうじゃなかったのかな。、と残された人は思ってしまうんじゃないだろうか。

    未来だけではなく、過去さえ変えうるのが自殺だなと個人的に思う。

    『いつかはあんな風に完全に死ぬのだろう。
    でも今ははっきりと生きていて、触ることが許されていて、温かい。よかった、とわたしは思った。この時間こそが、私が確かに持っているものだ。だれにも奪うことはできない。』

    生きている2人が、生きている2人の未来があることに気がつけたことに圧倒的に救われました。読み終えたときのこの感覚は忘れられないです。

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    2023年02月19日
  • スウィート・ヒアアフター

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    交通事故で、小夜子は恋人を失い、生死の境をさまよう。生還したものの、それまでとは違う感触のなかで生きていく。

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    2023年02月01日
  • Q人生って?

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    よしもとばななさんが受けた人生の質問によしもとさん自身の感性で答えたQ&A集。
    感じ方は人それぞれなので、賛否あると思うけど、行き詰まったときのヒントになると思う。

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    2023年01月17日
  • みずうみ

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    とある友人をずっと思い出していた。物事の感じ方とか、似てるんじゃないかな。

    なんなら今も中島くんみたいなケースは起きているんだろうと思う。傷ついた人のことを理解することは難しいけれど、ちひろのようにフラットに、悪意を最大限に減らして付き合うことができたらいいと思う。

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    2023年01月06日
  • ゆめみるハワイ

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    ハワイの風のように流れる、暖かく、優しい本でした。
    ばななさんのように人と比較せず、自分にしかできない自分の役割をして、楽に生きていきたいな。

    咳をした人に、うつしてうつして風の熱が好きだといった方のように、私はもっと人生を楽しみたいなあと思いました。

    友達とハワイへ行ったり、フラをしたり、ばななさんのようなハワイにまつまわる人生は素敵でとても憧れます。

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    2022年12月30日
  • アルゼンチンババア

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    映画化されたことでこの作品の存在を知りました。

    母親と死別した女の子が主人公。
    彼女の父親と、風変わりな女性=通称“アルゼンチンババア”の間に生まれた愛を通して物語は展開します。

    淡々と進むストーリーの中に温もりを感じます。
    人を好きになるって、いいことです。

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    2022年11月04日
  • 日々の考え

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    ネタバレ

    『TUGUMI』や『キッチン』がベストセラーの「吉本 ばなな」さんは、2003年から2015年まで「よしもと ばなな」に改名していました。
    「吉本 ばなな」は、仕事をやりますよ、他のことは知りません、という名前だったから、赤ちゃんが小さいうちは、それではダメだなと思いひらがなにしたそうです。
    だから、子供が大きくなってから再度「吉本 ばなな」に戻したのですね。

    あと、エロ話が大好きな姉がたびたび登場しますが、「ハルノ宵子」という漫画家さんでした。

    このエッセイは、好き勝手にのびのびと書かせてもらったそうで、とくに妊婦の時の様子はおもしろく読めた。

    餃子が大好きで、具合が悪くて吐いた後でも、餃子なら6人前くらい食べる事が出来たのに、妊婦になったら餃子はおえ~だ。
    小学校の時からみっちりと酒を飲んでいて、病気になっても酒を三日以上抜いたことがなかったのに、今はビール一杯でおえ~だ。
    妊婦になるといきなりすっぴんでショートカットになって服もかまわなくなる人がいるが、その気持ち痛いほど良くわかる。
    おしゃれとはものすごいエネルギーを要する行為なのだと気づいた。できればずうっと横になっていたいくらいなのだから。

    このくらいのことはバンバン書ける根性でないといけない!と、弱気な自分を戒めて本心をさらけ出して書いたエッセイみたいです。

    「熱湯コマーシャルの司会は、ダンカンと書いてあったけど、ガダルカナル・タカだったと思う。」と指摘されて、
    本当に申し訳ありませんでした…と謝ったけど、「どっちでもいいじゃん!」が本音だとばらしたりしている。

    梨木香歩さんの本のタイトルにもなっている「冬虫夏草」の話が出てきたので、「冬虫夏草」を調べてみたが、私にはおえ~っとなるやつだった。

    これは「吉本ばなな」さんてこんな人というのが分かる本ですね。

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    2022年10月25日
  • 海のふた

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    綺麗で素敵だった。よしもとばななさんの小説は、何年も前に読んだキッチン以降読んだことがなかったことを思い出して タイトルに惹かれたことも相まって直感で手に取った。
    抱いた印象としては、文章が端的でわかりやすいのでスッと心に入ってくる。言葉選びが上手で何度も引き込まれた。自然や海の生き物の描写を通して人間が忘れてしまっているものに気づかせようとしているのかなあ、と感じた。
    地元をこよなく愛する主人公も良い

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    2022年10月21日
  • 王国―その3 ひみつの花園―

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     「王国」第3部。ここに書かれているものはファンタジーのような感じもするのだが、人間が元々持っている能力のような気もする。「なんとなくうまくいかないな気がする」とか「なんとなく嫌な予感がする」という、マイナス的な「なんとなく」という感覚を言葉で表現しているのではないかとも思えてくる。二人ならうまくやれていたのに第三者が入ってくると途端に関係がぎくしゃくしたり、本当は「なんとなく」そうなることはわかっていたのに…。というような経験は皆さんにもあるのではないかと思う。
     それでも新たな一歩を歩みださないと前へは進めない。そうした勇気をくれる作品かもしれない。

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    2022年10月10日
  • 王国―その2 痛み、失われたものの影、そして魔法―

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     「王国」第2部。前作からはそれぞれの登場人物の住む環境が異なり、それによってどのような変化がもたらされるのかが描かれている。
     新しい環境というのは、本人が思っている以上に心に負荷がかかることであり、今まで上手くできていたことが急にできなくなったりすることも珍しくない。そして、環境の変化は人間関係にも変化をもたらす。それが自分にとってよい方向に向かうのか、それとも悪い方向に向かうのかは想像できない。しかし、周囲の人には案外その景色が見えたりしていることもある。その言葉に救われた経験は誰しもが持っているのではないだろうか。そんなことを思い出させてくれる作品。

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    2022年10月09日
  • 王国―その1 アンドロメダ・ハイツ―

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     現実とはややかけ離れ設定ながら、人の温かさや傲慢さなど、悲喜こもごもが集約されている作品。寂しいとき、心が一人ぼっちになっているとき、そういうときに寄り添ってくれる人がいるというのは大変ありがたいもの。それが人の素晴らしさでもある一方で、そこに嫉妬や妬みなどの感情が沸いてしまう人がいることも事実。
     また、ある人の発するオーラというか波長というか、そういったものを敏感に感じ取れるという人もいる。世の中には様々な人がいるのだが、あたたかく見守るということも大切なことだと感じる。
     最近では、譲り合うとか思いやるということも減ってきたのではないかと感じてしまう。

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    2022年10月08日
  • ゆめみるハワイ

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    ハワイに会いに行きたいと思った。そして日本も。

    印象に残った言葉
    どんな人もそれぞれがトップである場所では同じように大変で、同じようにすばらしいのだから。同じようにぐっとこらえ、ぐちをのみこみ、一瞬にかけて、自分が自分をちゃんと見ているから大丈夫、と毎日を積み重ねる。
     自分が自分にとってぴったりくる役割の中にすんなりいること。その中でたったひとり、遅い歩みでも進んでいること。自分が自分でいるだけ、それ以上の幸せがあるだろうか。なんといってもこの世にそれができるのは自分だけなのだ。
     誰かを自分と比べてうらやましいと思ったり、だれかがちゃんとわかってくれさてすれば、自分はこんな状況にはいないのに、と思うことの何倍も、そこには小さなあたたかさがある。つきない動力がある。

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    2022年10月02日
  • スナックちどり

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    わたしにも同い歳で近所に住むいとこ(同性)がいるがここまでの関係性では無いので何かきっかけがあればこの2人のように寄り添っていけるかな…と思った

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    2022年09月21日
  • アルゼンチンババア

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    ネタバレ

    綺麗なフレーズが並ぶ面白い本だったが、あまりにも短い(何か制約があった?)
    感情移入しにくく、いとこの登場もあまり意味がない気がした。
    詩集のような本だった。

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    2022年09月05日
  • 花のベッドでひるねして

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    一行目から強烈なファンタジーだった。
    幹ちゃんは可愛くて優しくてとてもいい子だった。
    おじいちゃんやお父さんお母さんが愛に溢れていて、村は優しく野村くんも優しかった。
    けれど本当はもっと大きなところではそれだけではなくて、世界は、事実は複雑で難しくて、時々とても悲しい。ここだけでもないし、こちらとあちらでもない。
    明るくて優しくて楽しい小説でありながら同時に悲しくて暗くて怖い小説だった。
    それでも、それだからこそ一日いちにちを大切に、精いっぱい生きようと思えたし、あとがきを読むとその全てが腑に落ちた気がした。

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    2022年08月11日