よしもとばななのレビュー一覧
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よしもとばななさんの小説は、学生時代に好きで何冊か読んでいた。久しぶりに読んだばななさんの作品。
気を張らずに、のんびりと読みやすい作品だった。
主人公の心理描写が多めなので、なかなかストーリーが進まないと感じる部分もあった。
ばななさんの小説を読むといつも、とても感受性の豊かな人なんだろうなと感じてしまう。
透明感に溢れてる、ピュアで純真なイメージがある。
でもそれは表面的なものじゃない。汚い、怖い、恐ろしいなど、この世界で見たくないものが確かにある中で、それらに蓋をするんじゃなく、それらを知ってて、受け入れた上で成り立っている感じ。
透明に、繊細に受け止めて、そのうえで背筋を伸ばして生 -
Posted by ブクログ
ページ数が少ないこともあって
最初から最後まで時間の流れが止まらないというか
まるで、みつこの絵日記でも読んでいるような
不思議な感覚。
なんだろう、これ…この感じは初めてかも。
派手な化粧に古ぼけたしみだらけの服に
散らかり放題の部屋は
他人からしてみれば拒否したくなるようなもの…
だけど訪れた人はいつのまにかそれを受け入れてしまう。
アルゼンチンババアはいつだって自然体で
みんなを包み込んでしまうから。
自分の気持ちや言い分だけではやってはいけない。
でもだからといって自分の感情をないものにしたり
本当は傷ついているのに平気なふりをしたり
本当は悲しいのに大丈夫って言ってみたり
そんな -
Posted by ブクログ
一日中資格試験の勉強をしていると疲れるので
息抜きに選んでみた一冊。
いろいろなテーマの質問について作者が答えるスタイル。
もっと軽い内容かと思っていたら真面目に答えている。
さすがにこの歳になって読むと
どのテーマも「ふむふむ、そうやねー」と思う。
Q25
大切な人が、自ら死をえらんでしまったとき、
遺された者はどのように
心の折り合いをつけたらいいのでしょうか?
には
そうやねーってことが今まで無いので考えさせられてしまった。
文章とは関係ないですが
本の装画が独特ですごく立体的なので、思わず本を触って
「あ、立体ちゃうんや、やっぱ平面なんや」
って思ってしまうほど。
描いてい -
Posted by ブクログ
ネタバレ「お母さんの体からお母さんの魂がいなくなった時、私はその冷たい体を見て思ったのだ。ああ、お母さんはこれに乗って旅をしていたんだ。だから、私も、私の体を、ちょうど車のメンテナンスするように大切に扱うようになった。」
以前友達が、死んだらどうなるんだろうと怖がっていました。そのとき私はいまいちピンとくる答えを見つけられなかったけれど、この捉え方は生きているうちも死んでからもやさしく、しあわせだと思いました。また友達とこのことについて話したいです。
「母が1日に何回かお茶を運んでいくと、父は手を休める。忙しいからそこに置いとけ、ということは滅多になかった。」
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